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from: 岐阜のすーさん
2008年11月20日 06時36分50秒
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疑ってみる
私たちは、相手の言うことを信じながら、表現された言葉を自分に精一杯受け止めている。しかし、いくら一生懸命に受け止めたとしても、それは自分の解釈でしかない。相手が本当に伝えたいことは言葉で表せなかったこともあるはずだ。その言葉に表せなかったことも受け取って判断しなければ、相手を理解して受け止めたことにはならない。
これは伝えるときでも同じ。「きちんと話を聞きなさい。」「ちゃんと話したでしょ。聞いていないとだめでしょ。」と聞き方の悪い子どもを叱ることがある。しかし、本当に子どもが悪いのだろうか?自分の伝え方が本当に子どもたちに伝わる伝え方をしているだろうか。言葉だけでなく、体全体を使って、誠意をこめて伝えているだろうか。「話したから伝わったはずだ。」というのは思い込みで、「本当に伝わっているだろうか。」と疑ってみることも大切だ。
子どもたちは、そこまで深く考えて言葉を使って相手に伝えようと思って話しているわけではない。単に反応しているだけ。日頃の会話で学んだ反応の仕方で反応している。子どもは鏡である。こちらの対応に合わせている。だからこそ、言葉を丁寧に受け止める姿勢、言葉の背景にある思いまで受け止める姿勢を教師が示すことで子ども自身の言葉の受け止め方が変わっていく。
・私は、本当に伝わる伝え方を使っているのだろうか。
・私は、本当に相手を分かっているのだろうか。
・私は、本当に伝えているのだろうか。
伝わったかどうかは、復唱したり、質問したりしながら確かめることができる。言いっぱなしでいることが一番危険だ。一言がかなり重いが、言葉が全てではない。言葉をきっかけに丸ごと相手を理解しようとする姿勢が言葉を変えていく。-
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