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from: 岐阜のすーさん
2009年02月07日 06時45分14秒
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理にかなう
ねらいを明確にすることは、よくすることだ。しかし、そのねらいに向かうための歩みについてはなかなか明確にできない。それは、子どもの実態が十分つかめなかったり、教材についての理解が不十分であったりするからだ。
「こんな姿にしたい」とイメージを描いても、そこに向かう道筋はいくつもある。その道筋を明らかにすれば、とても楽に授業ができる。
それが、不十分だから、私たちは、試行錯誤しながら日々の実践を積み上げている。きっとこんな歩みを作れば子どもは分かっていくだろう。できていくだろうと考えて授業を行っている。
それならば、考えた歩みをきちんと子どもの歩みとして理にかなうかどうかを見極めていくことが実践を残す上で大事なこととなる。
日頃の実践として、したことを残すだけでなく、なぜこの歩みがよかったのか、または、いけなかったのかということを子どもの歩みを理で整理したい。
・こんな子がいたのは、こういう点につまずきがあったからだ。
・できたときにはこんな興味付けが役に立った。
・この考えは、多くの子どもにも分かることだ。
・こういう歩みをすれば、子どもたちは意欲的に動く。
・こんな視点を示すと、思わぬ発見をすることができた。
・いつも興味を示さないあの子がどうしてこれには興味を示したのだろう。
・この興味付けはこんなタイプの子たちには、とても効果がありそうだ。
・子どもへのこんな声かけが、学級全体に影響を及ぼすことなのだ。
いろいろな場面で自分なりに子どもから学んだ理を作ることが理にかなう実践を作り出すことになる。
ベテランはこんな経験が体に染みついているから理を語ることなく実践をしている。しかし、理を語ることが後輩を育てることにもつながり、組織として効果的に実践を進めることになる。担任一人で子どもを育てるわけではない。互いに経験を元に理を語り、一緒の思いになって子どもを育てたい。そうすれば、子どもが迷ったり悩んだりすることは少なくなる。-
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