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from: 岐阜のすーさん
2009年02月28日 06時25分00秒
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手を握ってくる子
廊下で調べ事をしていると、傍に来て「何しているの?」と声をかけてくれる子どもがいる。特に低学年の子どもの中には、自分のことを話しかけてくる子がいる。その中に手を握ってくる子もいる。握られた手は温かく、何となく気持ちが落ち着いてくる。
この子はどうして私の手を握ったのだろう?
・私に親しみを持っているのかな。
・何か訴えたいことがあるのかな。
・つながりを作りたいと思っているのかな。
と、いろいろ想像する。そして、手を握った後に、「僕、こま回せるよ。」などと話してくる。
「そう、すごいね。」などと言葉を返し、会話を楽しむ。子どもと笑顔で話をする楽しい一時だ。
それほど、特別に親しくしているわけでもないし、名前も分からない。そんな子であるのに、手を握って話をしてくるのだ。誰にでも手を握るわけでもない。私からの関わりは薄いにもかかわらずこんなことができる子がいる。
さて、私に対するイメージをいつどのように作ったのだろうと想像してみた。一番可能性が高いのが、担任が出張等でいないときに帰りの会の時にする話。
身近な生活にある子どもたちに伝えたいことを元にした作り話を即興で作り、子どもの前で演技をし、面白く話をする。子どもたちは、時には笑い、時には真剣に見つめ、時には自分の体験をつぶやく。子どもにとっては日常にはない楽しい一時なのかもしれない。
もし、それが子どもにとって私を身近な存在として感じさせるものだとすると、私にとってこれは子どもとのつながりを作る大切な武器になる。
日常の学校生活の中にちょっとした変化をもたらすことは、子どもにとって楽しいことである。毎日こつこつと指導し、子どもと関わっていると変化を作ることがなかなかできない。それでも、ちょっとした変化があると生活に潤いをもたらすことになる。そんな変化を創り出す教師は、子どもにとって素敵な存在になるのかもしれない。-
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