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  • from: 岐阜のすーさん

    2009年03月12日 06時18分59秒

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    指名カードの活用

     授業中に子どもが発言した時に、発表した内容をまとめて板書することは日常的に行っている。これをその子の考えとして大切に扱いたいという思いから、発言した内容とともに指名カードを板書に添付することがある。この指名カードの添付についてはいろいろ議論があるが、私はその子を生かしたいという教師の願いの表れとして大切にしたい。
     指名カードを使い続けると子どもたちの反応の変化がよくわかる。
    4月当初、発表して自分の名前を黒板に貼ってもらいたという思いで一生懸命に発表する子が多くいる。そして、教師がどの子も位置づけたいと思えば思うほど、発表できない子への周りの風当たりは強くなる。発表できない子にとってはかなりのプレッシャーとなる。ここが、教師の力量が問われるところである。発表させることを目的に指名カードを使っていると強引に「発表しなさい。」と言っているように子どもに伝わってしまう。
     そうではなくて、「あなたの事が心配なんだよ。」、「どんな考えをしているのかわからないよ。」、「あなたの事が知りたいよ。」という気持ちを伝えながら、発言しなくても「○○さんは、どれかな?」などと選択肢を用意して選ばせ、板書に位置づけたり、「どの考えに近いか手を挙げて教えてね。」などと挙手して決めた時に、板書に位置づけたりする。
     そうすると、発表がうまくできるとかできないではなく、授業に参加していることが大事だという思いになり、黒板の中に自分の名前があることに誇りや自信がもているようになってくる。そのうちに、貼り忘れなどがあると、「先生、私の名前、貼って!」と言う子どもも出てくる。こうなれば、しめたもの。授業に参加することの楽しさがわかってきた証拠である。
     そして、そのうちに、発表するときに「私は○○さんと同じで・・。」などと名前を使って発表する子が増えてくる。子どもたちの中で仲間を大切にする構えが出てくるのだ。
     こうなれば、次は発言内容の質に着目させることができるようになる。
    「今日の勉強が深めたのは、誰の発言かな?」とか「今日の勉強で大事なのは誰の考えかな?」とか「自分の考えが変わったのは誰のおかげなのかな?」などと子どもの発言した内容の質を話題にする。すると、名前を呼ばれた子どもは得意になっていく。益々自信をもつことになる。また、「私もあんな姿になりたい。」と憧れをもつ子も出てくる。
     できるだけ、仲間から認められる発言をしたいという思いから、発言の内容を考える子も増えてくる。
     この頃になると、黒板に自分の名前があるのは当然であり、自分の考えが変わったときに、「先生、私、考えが変わったので、カードの位置を変えて!」などと言う子も出てくる。
     子どもたちが板書の中で自分を動かし、楽しむ姿が出てくれば、もう授業は子どものものになる。教師が強引に進める授業はできなくなる。指名カードを4月から使い続けると3学期には、こんな姿が見られるようになる。

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