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from: 岐阜のすーさん
2009年04月27日 06時32分58秒
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不安は不満ではない
家庭訪問も終わり、連休が始まろうとしている今。保護者からいろいろな情報をもらい、個々の子どもへの対応について見つめ直すよい機会だと思う。
保護者が安心して任せられるとかちょっと不安だとか担任に対して思うと同じように、教師からみて安心できる保護者や不安を感じる保護者がいることは間違いない。「今のままでは将来、どのような子になるのか心配だ。」・・・この心配から不安を感じているのだ。長年教師をしていると、様々な子育てを見、その子育ての違いが子どもの育ちに違いになって現れてくる様子を見ることができる。今だけでなく、子どもの成長していく過程を見ているから保護者よりも先が見えている。だから、不安を感じる。
<不安を感じる保護者>
・自分の生活しか見ていなくて、子どもの身の回りの世話をしない保護者
・子どもの気持ちを考えず、一方的に親の考えを押しつける保護者
・子どもの言いなりで、保護者としての立場が見えてこない保護者
・躾だと言って日常的に暴力を振っている保護者
・子どもの育つ環境に配慮できず、物やお金の扱いが雑な保護者
・人の考えや見栄などに左右され、子どもの気持が見えない保護者
どの保護者も精一杯に今の自分を生きている。この姿は否定することではない。子育てのプロではなく、試行錯誤しながら、不安を感じながらも精一杯今を生きておられる。
だから、その生き方に合わせながら、少しでも子どものためになることで支援はできないかを考えたい。今が続くのではない。可能性を信じることで必ず変化が見えてくる。だから、支援したくなる。
・直接子どもを通して支援できることはないか
・保護者と常に連絡を取りながら支援できることはないか
・保護者に理解を得ることから始めることはないか
支援の仕方は様々であるが、まずは保護者との信頼関係が根底になければならない。不安はあっても不満にしてはならない。不満は不信につながる。保護者を子育てのパートナーとして信頼し、おごることなく、真摯に関わりたい。
教師自身にも至らない点が多い。それを助けてもらえるのもこの信頼があるからだ。教師と保護者のどちらかが優位に立つものではない。「人質にとらえているから何も言えない。」と考える保護者にしてしまうのは、教師の対応のまずさにあると考えたい。不安があれば、いつでも言える保護者になってもらい、逆にこちらが心配を感じたらすぐに保護者と連絡がとれる、そんな関係を築きたい。まずは、信頼を築くための支援を個々の保護者や子どもに合わせて整理してみたい。-
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