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輝く瞳と素敵な笑顔

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  • from: 岐阜のすーさん

    2009年05月10日 07時11分42秒

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    集団の凝縮力

     前学年ではルールだったものが、今年度はルールにならなかったり、ルールを決めるときに話し合っていたのがそうでなかったりとルールの種類や決め方が学級によって異なっている。そのため、前学年で身につけたルールがすべて通用するのではなく、新しいルールができたり、作り変わったりする。年度初めには、子どもたちの混乱により一つのことを進めることに時間がかかることが多い。その混乱の時期が終わり、この時期になると学級に慣れ、教師のこだわりが子どもたちに浸透し、「この学級ではこうするのだ。」というルールが多くの子どもに理解され、できる子が多くなっている状態になる。これが学級の違いとなって見え始めてくる。子ども自身も緊張がとれ、本来の自分の姿を見せ始めてくる。甘えが見えたり、自己主張をし始めたりする子どもが出始める。学級に馴染めないと言って病気になり始めるのもこの時期だ。
     そうした子ども一人一人の変化をとらえ、子ども一人一人に丁寧に関わりをもっていくことで子どもなりに「ちょっとがんばろうか。」という気持ちを持たせることができるようになる。
     この時期には、「〜しないとだめだ。」「〜することになっている。」「約束だよ。」などと今年度のルールを主張する子どもたちが出てくるため、学級の凝縮力もどんどん高まっていく。これは、子どもたちが、「みんなでできるようになって行こうよ。」という気持ちになっている現れだ。しかし、この声が大きくなればなるほど、できない子どもには辛いものとなる。ここで必要になるのが、「助け合ってできるようになって行こうよ。」という声だ。すぐにできる子ばかりではない。時間をかけじっくりと取り組むことでできるようになっていく子どももいる。集団の力でねじ伏せるのではなく、できない子の気持ちを理解し、その子にできるようにしたい、なりたいと言う気持ちをもたせながら、みんなで支え合ってできていく過程を作りたい。そして、みんなができたときにはみんなで喜び合える仲間にしたい。
     だから、この時期の教師の立ち位置が重要となる。できる子が多くなっているので「できるようにしよう。」という力は大きい。それをバックにしてできない子に教師が当たれば、それはそれは大きな力になる。つぶれてしまう子ができてしまうのもそのためだ。できる子の大きな力にブレーキをかけながら、少しずつ前進することで学級のどの子もができるようになっていく。このブレーキの役目がなければ、一部のできる子どもだけで学級が回っていくことになる。また、悪いことに、その一部のできる子は教師の意図をよく理解して動いてくれるため教師にとってはとても都合がよくとても可愛い子になっていく。可愛いという情が入るので、始末が悪い。常に冷静で、どの子に対しても同じ愛情をかけながら、学級の仲間として育てていきたい。
     「先生は差別をする」という意識が生まれてくるのは、この教師の微妙な感情の違いを子どもが敏感に受け止めているからだ。この意識が生まれると学級作りが難しくなっていく。だから、この時期の教師の立ち位置がとても重要になる。学級作りを左右する大事な時期に入ってきた。  

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