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from: 岐阜のすーさん
2009年05月28日 04時57分41秒
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核となる子
どの子も平等に育てることは、当然であるが、学級を作っていく上で、必ず核となる子が必要だ。これはリーダーという意味ではない。むしろ逆かもしれない。どの子もいいところがあり、どこのも伸ばさなければならないところがある。一つの方向に向かって全員ができるようにしたいと思うと、必ずできない子が生まれてくる。常にできない状態でいるとその子は、仲間から非難されたり、差別されたりしやすくなる。教師も同じ目線でこの子を見ていると、この子の居場所が学級にはなくなってしまう。そして、この姿が定着すると、学級の中に差別を平気でし、できる子たちとできない子たちの層を作っていく。しかし、これに気づいていない教師が多い。それに気づいていない教師はできる子を使って学級を作っていこうとする。それは、教師の思いを分かって子どもが動いてくれるから、教師からみれば楽だし、子どもが主体的に動いているように見えるので、いい学級を作っているように感じてしまっているからだ。しかし、これをできな子たちの立場からすると、いつも活躍する子が決まっていて、自分たちは隅っこに追いやられ、差別感をいつも感じ、できない自分たちは取り残されている思いでいる。これでは、思いやりのある温かい学級を作ることはできない。教師にとって都合のいい学級かもしれないが、温かい学級ではない。温かい学級では、できる子とできない子の層ができにくい。それは、どの子も大事にされ、どの子もできるようになっていくからだ。これは、どの子も見捨てられることなく、できるようにしようと学級の仲間が助け合うからだ。つまり、できない子をいつも意識し、できない子を中心に学級が回っていくのだ。ここには、自分さえできればよいという考えはない。必ずできるまでみんなが待っているのだ。揃うまで応援したり、助けたりしてできるまで待っているのだ。だから、できる子だけが誉められるわけではない。支えようとする子が認められていくのだ。また、そういう子に「ありがとう。」という感謝の言葉をかけ合うのだ。そして、できない子ができる子になっていく姿をみんなで喜び合うのだ。全員ができるまで見逃さない姿が温かい学級を作り上げていくことになる。できない子と呼ばれる子がいつもできない子として扱われている学級では、子どもの思いやりは育たない。その核となるできない子の回りにそのできな子をできるようにするために活躍する子が一杯できる学級になれば、子どもの思いやりが育っていく。ここには、どの子も見捨てないという教師の強い意志が働いている。だから、できない子への思いやりをもった子が核となる子の回りに集まってくるのだ。
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