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from: 岐阜のすーさん
2009年06月10日 05時19分42秒
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一人で抱えないで
学級で問題を抱えていると感じた時に自分の力で何とかしようと思う。基本的にはこの姿勢が大事だ。しかし、これを解決するためには自分の力だけでできないということも事実だ。こんな時、保護者の力を借りることが重要だ。
そんな時、「お宅のお子さんに問題がある。」などと伝えれば、「何を言っているんだ。」と反発を買う。これでは力を借りることはできない。問題と思っているのは、教師だけかもしれなし、これが、何かを訴えているサインだとしたら、簡単に問題だとは言い切れない。だから、問題の原因がどこにあるのかを探らずに一方的に決めつけることはできない。問題行動の裏を探り、問題解決に当たる必要がある。だから、一緒に子どもを育てたいという気持ちから、「お子さんの事が心配だ。」と保護者に伝えることになる。
「最近の様子がちょっとおかしいのですが、何かおうちの方で変わったことはありませんか?」と学校での気になる様子を伝え、その原因を一緒に探って問題解決に当たりたいと話す。保護者の知らない情報を伝えることで、保護者も我が子の変化に気づくことできる。
保護者が、思い当たることがあると言えば、学校でできること、家庭でできることを明確にし、子どもの様子が変わるまで連絡を取り合う。
思い当たることがないと言われれば、「分かりました。それでは、もう少し学校で様子を探ってみます。お子さんにも一度尋ねてくださり、原因を探って頂けないでしょうか?」と子どもと学校の様子について教師が心配をして依頼を受けたことを子どもに伝えてもらい、一緒に原因を探ってもらう。数日後にまた連絡し、「お話は聞かれましたか?」と尋ね。情報をもらう。子どもの行動に関心のある保護者は、必ず子どもと話をし、原因を探ろうと必死になっていてくださるので、話を聞くことができる。そして、得た情報を元に一緒に考えて取り組める内容を見つける。あまり、関心のない保護者は、「ちょっと時間がなくて・・・・。」などと言い訳をすることがある。そんなとき、相手を責めることなく、「そうでしたか。それでは、またお電話しますので、一度尋ねていただけませんか?」と再度連絡することを伝える。こちらの本気を伝えなければ、保護者の姿勢は変わらない。これを数回繰り返しても子どもと対応していただけないようならば、一度家庭訪問をするなり、学校に来ていただくなりして、面談をする。そして、本気でお子さんを大切にしたいと思っていること、協力を得られなければ子どもを育てられないこと、問題点を明確にすることで指導を変えられること、子どもとの関係を改善するためには保護者の力が必要なこと等を伝える。直接面談をすることで互いの気持ちは伝わりやすくなる。ひょっとして、子どもの行動の変化の裏に保護者の応援があるかもしれない。これは不幸なことであり、学校での指導はなかなか入っていかないことになる。このことは、面談をするとはっきりする。こどもを何とか変えたいという思いを伝え、保護者との溝を埋める努力をする。教師の対応のまずさに原因があると考えている保護者ならば、まずそこから埋める必要が出てくる。子どもの言い分に流されている保護者ならば、理解を得るための話をしなければならない。この場合に生かされるのが、子育ての経験だ。いろいろな子どもを育ててきた経験を伝え、子どもの将来を見通して心配していることを十分伝える。もし、経験がなければ、事前に同僚から得た経験を参考にすることもできる。
保護者との協力関係を築くことが、子どもを育てる第一歩である。これは教師としての力量とは関係ない。教師としての子どもを思う愛情の問題だ。保護者に「あなたのお子さんを愛していますよ。」と伝えることが協力を得る一番の近道になる。-
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