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from: 岐阜のすーさん
2009年10月17日 02時50分34秒
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全力を尽くす
子どもたちに何とか力をつけたいと必死で頑張っている教師は多い。しかし、必死で頑張っているから力がつくというものでもない。荒れた学級の中で辛い生活に耐え続けたことが力となって働くこともある。仲のよいまとまりのある学級で仲間に支えられながら自信をつけ、力をつけることもある。厳しい教師の姿におどおどしながらも耐えてたくましくなることもある。優しい教師の期待に応えようと力をつけることもある。子どもにとって何が生きていく上で力になるのかはわからない。ただ、言えることは、子ども自身が環境に合わせて、自分を生かそうと努力した結果、生きる力を身につけることができるということだ。
例えば、戦火を避け、避難民となって生活する子どもたちが難民キャンプで笑顔一杯の姿を見せるという。ゴミの山で生活する子どもたちが、ゴミの中から役立つものを作り出し、生活を楽しんでいるという。こんな話は、日本では到底考えることはできない。このことからもどの環境にいても子ども自身が自分を生かそうとその環境に合った生き方をしていることがわかる。これは、小さい子どもが何でも遊び道具にしてしまう姿にも似ている。
つまり、子どもの構えによって力のつき具合は決まってしまうのだ。いかに子どもの生きようとする意欲を掻き立てるか、ここが重要な気がしている。
力を入れすぎていると子どもが見えなくなる。自分の願いが強くなりすぎてしまうからだ。力を抜き、子どもの中に輝きを見つけるだけのゆとりをもつ程度の努力で子どもと接したい。
自分を生かそうとしている子どもは、必ず輝いている。これは間違いない。その輝きが教師の投げかけた言葉によって一瞬で曇る場面を見ることもある。辛い瞬間だ。世の中楽しい事ばかりではない。辛いこともあると思いながらも辛いことを味わわせるだけでは、力にならない。その辛さを乗り越えようとする力をつけさせたい。
「あなただけが辛いわけではないよ。」
「必ず乗り越えれば、楽しくなるから。頑張ろう。」
「諦めないで耐えているのは、乗り越える力があるからだ。」
いろいろな励ましの言葉はある。子ども自身が自覚できるように前向きな言葉を浴びせてみる。一つでも子どもが受け取れば、それは乗り越える力になっていく。教師が浴びせる言葉の数ではない、子どもが受け取った言葉の数が、子どもには影響を与える。努力は、子どものためであり、教師としての自分の力を伸ばすためではない。結果として教師としての力となるだけだ。焦らずじっくりと子どもと向き合いたい。-
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