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from: 岐阜のすーさん
2009年10月19日 04時51分55秒
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忙しさを感じる時
毎日子どもたちにしていることが、子どもを育てるために大切なことだと信じて忙しいと感じながらもしていることは多い。しかし、成果が上がらないとこれでいいのだろうかと不安になることがある。そして、していることに疑問をもち、多忙感が増す。逆に成果が上がれば、充実感につながり、忙しさも消えていく。また、したいことであれば、時間をかけていても多忙感はなく、成果が上がるまで根気強く続けることができる。
ということは、忙しさは、子どもの成長の現れと関わりがあり、仕事の量の多さではない。それは、子どもの成長を願う使命感に左右されていることがわかる。つまり、今している仕事を自分の使命感とつなぐことでやり甲斐が増していくことになる。
答え合わせを例に考えてみる。
よく子どもに渡した計算ドリルや漢字ドリルの答えを切り取り、子どもから取り上げて、答え合わせを教師がしている姿を見かける。
それは、子どもがごまかし、答えを見ながら宿題をしてはいけないからという思いでいるからだ。
これは、間違いだ。どんな子にしたいのかという使命感が見えてこない。子どもは誰でもできるようになりたいと思っている。ごまかして宿題をしようなどと思ってはいない。もし、ごまかすとすれば、それは、宿題をすることに価値があり、力をつけることに価値を持たせていない指導があるからだ。
子どもに答えをもたせないということは、自分で答えを知ることはできないということになる。これでは、学習の自立はない。答えを知りたいと思ったときに答えがわかる方が学習の効率は上がる。答えがなければ、それはできない。効率が下がったところで間違いを指摘されても、言われたからするだけで、力をつけたいと思って間違いを直すことはない。それよりも、子どもが自分で答え合わせができるように答え合わせの仕方を指導する方が子どもの力になる。自分で答え合わせができないから、代わって教師がするのだというのならば、いつまでそれを続けるのかということになる。続けている間は子どもの自立はない。
答え合わせの仕方を身につけることは、教師の力を借りないで、子ども自身で学習を進めることができる。だから、できるだけ早い時期に教師が答え合わせをする仕事を終えるように子ども自身に答え合わせができる力をつけてやりたい。
・○をつける頃合い
1ページ全部やってから答え合わせをするか、1問ずつ答え合わせをするかは大きな違いだ。
・○のつけ方
漢字ドリルならば、一字ずつ○をつけるか、一問で1つ○をつけるかでも違う。
どこに気をつけて、○をつけるか指導するだけでもかなり違う。
・間違いの直し方
間違えた問題の答えを書くのか、間違えた理由を書かせてから答えを書くのか、どちらが、間違いを考えることができるだろう。
・間違いの克服の仕方
繰り返しの回数を何回すれば、身に付くのか子どもによって異なる。子ども自身に意識させたい。一律に何回ではない。
繰り返しの意味を知らない。力がつくまで繰り返すこだわりがほしい。
これだけでも点検すれば、かなり自分で答え合わせをする力が身につく。いい加減な答え合わせの仕方をしていれば、やり直しも必要だ。その点検の時間を費やした方が答え合わせをして間違いを指摘してやり直しをさせるよりも子どもの自学の力が身に付く。
どんな子どもにしたいのかを常に意識し、使命感をもつことで、仕事の仕方や内容も変わってくる。今している仕事をこの視点から見直してみるのもよい。多忙感を感じる仕事から見直してみてはどうだろう。-
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