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from: 岐阜のすーさん
2009年10月28日 16時59分59秒
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使命感が自分を鍛える
教師としての生活に慣れてくると、段々薄れてくるのが使命感。教師になった頃は、夢と希望に燃え、子どもへの願いも強く、使命感をもち、意欲的に無我夢中になって子どもたちに立ち向かっていた自分がある。経験を経る毎に夢と現実とのギャップの中で次第に教師になった頃のあのエネルギーが薄れていく。
夢をあきらめたわけではない。ただ、経験をすることで多くの学びを経て自分なりに教師としての生き方が決まってきたからだ。
したい仕事のためならば、余分に時間を使ってでもしようとする。これが、使命感をもっていれば、かなり強い力となって働く。忙しいからできないのではない。使命感の強さが事の順序を変えたり、事の重要性を判断したりすることになる。教師の仕事に限界はない。これは、職人の技に似ている。磨けば磨くほどよりよい指導ができるのだ。これに掛ける時間は、長ければ長いほど磨かれていく。しかし、自分の生活もあり、自分の力を磨くことだけに縛られることはない。ここが折り合いの付けどころとなる。
ただ、見方を変えることで、時間をうまく利用することができる。自分の生活の中にも教育者として大切にしなければならないことや、教育に生かせる内容はたくさんある。
つまり、仕事と自分の生活を分けて考えるのではなく、同じものとして考えることだ。自分の生活をどのように作っているのかを見直してみるとかなり生かせるところが見えてくる。教師の生き様がそのまま子どもの教育に反映するため、これを生かさない手はない。
・時間の使い方はどうか。
・人との関わり方はどうか。
・お金の使い方はどうか。
・身の回りのものの扱いはどうか。
・地域との関わりはどうか。
・趣味への取り組みはどうか。等
これらを鍛えることで、無駄な動きは少なくなり、効果的な指導につながる。
例えば、時間の使い方がうまくなれば、子どもの時間の使い方への指導が充実し、時間を無駄に使っている子どもの姿が気になってくる。
また、整理整頓でも同様だ。子どもと同様、美しいものをより美しくする感覚は、学校生活だけでは身に付かない。
一見遠回りになるように思うが、長い教員生活をする上でとても大切なことになる。長年勤めていると「やっぱり、教育は人なりだ。」と強く感じることがある。つまり、子どもをよりよく育てたいと思いながら、自分の生活を豊かに生きている人が子どもを豊かに育てることができると感じる。-
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