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  • from: 岐阜のすーさん

    2009年11月05日 04時37分39秒

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    週案簿

     毎日、子どもたちと精一杯取り組んでいるとなかなか立ち止まってじっくり自分を見つめることができない。1日10分でも自分を見つめる機会を作ってみることが自分を前向きにしてくれる。日記を書くことは、その一つだ。ただ、教師としての自分を振り返るには、子どもとの関わりを常に意識したい。そこで、活用したいのが週案簿だ。週案簿は、今の自分を教科の面からでも、学級経営の面からでも、見通しをもって振り返りができるように様式が作られている。これを自分流に活用することがポイントだ。
    ・週案簿を作る過程で教材研究ができる。
     週予定を書き込むことで、教科のねらいや授業の進め方を確認できる。
    ・週を単位にした学級の見届けができる。
     週のめあてや備考欄への書き込みをすることで、焦点を当てて毎日の振り返りをすることができる。
    ・時間数を書き込むことで年間の見通しがもてる。
     年度初めに立てた計画と見比べることで進度が適切か見届けることができる。
    ・授業の技術を伸ばすための手立てを焦点化できる。
     授業の結果の書き込みの中で授業の傾向をつかみ、手立てを見つけるきっかけができる。
     うまくいった授業、失敗した授業、子どもの反応がよかった授業・・・いろいろな授業の足跡を残すと、自分の技術を磨く視点が見えてくる。子どもの様子や関わりを残しておくと子どもとの関わり方の傾向が見えてくる。気になる子どもの様子を残しておくと子どもの変化を見ることができる。利用の仕方によって様々な自分を振り返ることができる。
     色分けしたり、マーカーで印をつけたりしながら、自分の実践を振り返る。すると問題や手立てを発見することができる。振り返りをていねいに記録として残している教師は、キメの細かい指導ができる。常に自分を磨く視点をもっているからだ。記録が曖昧だと指導も曖昧になる。週案簿は、書かなくてはならないから仕方なく書くという消極的な姿勢ではなく、自分の力を伸ばすための道具と捉え、積極的に利用する姿勢が自分を生かすことになる。自分を見つめ、自分を磨くしかない。自分を磨くことで、子どもも磨かれる。週案簿は、その機会を提供してくれている。

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