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from: 岐阜のすーさん
2009年12月15日 05時13分42秒
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行動とその背景
教育をすると行動が変わっていく。日々の実践は、子どもの行動の変化を見て、その育ち具合を見つめていることになる。子どもの変化に一喜一憂して教育実践の糧にしている私たちだ。
しかし、その行動だけを見ていると、落とし穴にはまってしまう。子どもの行動を支える意識は何だろう。どんな背景があって今の行動を取っているのだろうと考える。つまり、「教師が言ったからするのだろうか。」、「友達がしているからするのだろうか。」、「教師の言ったことがよいと思ってするのだろうか。」、「せざるを得ない状況になったからするのだろうか。」、「褒めてもらいたいからするのだろうか。」それとも、「ねうちを感じてするのだろうか。」どれなんだろう。いろいろと考えることができる。
この背景を探ると、指導したことがこれでよかったのかを探ることができる。私たちが目指しているのは、子どもの自立だ。だから、教師がそばにいないとできない姿では、本当に育ったことにはならない。
「この子は、本当に育ったのだろうか。」「この環境だからできるのではないだろうか。」と子どもの育ちを疑ってみたい。
子どもが教師が見ていないところでも同じ行動を取るとすれば、それは、本物だ。教師に認められたいからではない。ひょっとすると、教師の顔が浮かぶのかもしれない。その行動を取ると気持ちよくなったり、さわやかになったり、充実感を感じたりするからかもしれない。ここが大事だ。
子どもたちが教師のいないところで見せる姿をつかみ、子どもの育ちを確認しなければ、自己満足に終わってしまう。
子どもの育ちをつかむためには、教師から離れたところでの子どもの姿についての情報をどれだけつかめるかが重要になる。
同僚や子ども、保護者等からの情報、記録等といろいろと集めることはできる。この情報収集が子どもの育ちを確かなものにする。教師がいないところでもできる姿を見たり聞いたりすれば嬉しくなる。「やってよかったな。」と充実感を感じることができる。そして、「この指導はよかった。」と確信を得る。
目の前の姿だけでなく、見えない背景を見ようと努力するところから始めてみたい。きっと素敵な子どもの新しい一面を発見することになるだろう。-
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