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from: 岐阜のすーさん
2010年01月08日 06時20分46秒
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子どもに伝わる話
教師である以上常に子どもの心に伝わるように心がけて話をしていることは、当たり前です。伝わったかどうかは、子どもの反応を見ることでわかります。言いっぱなしになっていると子どもに伝わっているはずだと思い込んでしまうことがあります。「言ったのに、なぜ?」「そんなはずではなかった。」などと子どもへの不満が出てくるのは、すべて思い込みです。
こんな気持ちにならないためにも「私の言うことをわかってくれて、ありがとう。」という構えが必要だと思います。ここには、おごりはありません。分かってもらいたいという強い願いだけがあります。伝わるのは、言葉ではなくこの強い思いなのです。子どもの心に向かってどれほど強い思いをぶつけるかということなのです。子どもに分かる言葉を遣うことは当然ですが、いくら言葉を選んでもそこに熱い思いがなければ、子どもの心には伝わりません。
そして、その思いが、話すときの子どもの表情を見逃さない鋭い目つきや子どもの思いを受け入れる優しい笑顔や言葉を補う身振り手振りなど全身に表れてきます。
強い思いがないときは、テレビのスクリーンに映っている映像を見るように全体を見ているだけです。これでは、子ども一人ひとりをよくみることはできません。
難しい言葉を使えば、分からないと首をかしげる子どもが必ずいます。こんな子どもを見つければ、伝わらないとすぐに判断でき、言葉を変えることができます。反対に話の内容が分かれば、うなずく姿も見られます。伝えたい気持ちが強ければ、そんな姿を見逃すことはありません。ただ、話に夢中になると、よくうなずいてくれる子を見て話をしてしまうことがあります。熱が入れば、益々その傾向が強くなっていきます。その時は、自分の話に酔ってしまっています。常に「誰が私の話をわかって聞いていてくれるだろう。」という視点をもちながら、冷静に話をすることが大事になります。「子どもに伝わっているだろうか。」と子どもに丁寧にゆっくりと、そして、子どもの表情を確認しながら話をすることが子どもに伝わる話になります。言い換えれば、伝えたいという強い思いが話の技術を生むのだと思います。子どもに伝わる話ができるということは、子どもに伝わっているか自分に問いかけている状態を保つことのような気がします。
そして、話が伝われば、必ず子どもはそれを使います。子どもの姿に表れてきます。話をした後の様子を見届けることが大切になります。それは、話をするということは、子どもにある内容を伝え、理解し、その内容にあった行動や思いになってほしいということになります。「先生の話は、とてもいい話だった。」では教育ではありません。子どもの行動や様子に変化をもたらすための話のはずです。ですから、話をしたことに満足せず、話を聞いた後の子どもの様子を見届ける必要があります。姿が変われば、伝わったことになります。姿が変わらなければ、伝わっていないことになります。ですから、子どもたちの様子を見ることが、子どもたちに話した話の内容を吟味することにもなります。言いっ放しになっていないかという点も重要な鍵になります。話に酔っていると言いっ放しになってしまいます。つまり、子どもに伝わる話とは、子どもの思いや行動を変える話だということになります。-
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