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from: 岐阜のすーさん
2010年02月04日 04時23分34秒
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伝わる喜び
自分の思いを伝えることは、なかなか難しいものです。こちらが伝えたつもりでも、受け取り方によっては、歪曲したり、省略されて伝わったりすることがあります。また、伝えたいと思っていることをうまく表現できず、相手に誤解を与えるような伝わり方をすることもあります。この伝わりにくさを実感している人は、伝え方に慎重になります。
そして、相手が理解しようとしてくれていると、質問や確認の言葉がくるので、伝わり方も正しくなり、安心できます。我の強い人の中には、この質問や確認がうっとうしいと思う人がいます。多分、分かろうとしてくれていることへの感謝の気持ちがもてるのは、伝わりにくさを実感している人だけでしょう。
伝え方に慎重になると、繰り返し同じことを言ったり、質問したりします。分かってほしいという気持ちがそうさせるのです。そして、まだ、伝わらないと思うと、今度は言い方を変えたり、詳しく説明したりします。
これは、自然にやっていることです。
無反応だと不安になります。そこで、「わかった?」と念を押すことになります。「わかった。」と返事がくると安心します。
でも、この「わかった」という言葉に反応しているだけで、本当にわかったかどうかは、わかりません。
本当は、実際に伝えたいことが思い通りに相手がわかって反応した姿を示した時に「伝わった。」と言えるのです。
言ったから伝わったと考えることは、傲慢の何者でもありません。しかし、多くの場合、伝わることが多いと、人は、言えば伝わると考えてしまいます。だから、伝わっていないと、「ちゃんと言ったでしょ。」と受け取る側を責めるのです。これでは、なかなか伝え方もうまくなりません。
伝わったかどうか、いつも相手の反応を意識している人が伝え方がうまくなります。
そして、伝わったことに喜びを感じる人が伝え方がうまくなります。
伝えた人が、別の人に伝え、それが思い通りに伝わっていると実感した時、伝えた人に伝わったこと以上の喜びを感じます。自分の伝えたいことが広がっていくことの方が喜びが大きいのです。
それは、伝えたいことだけでなく、伝えたいという思いも一緒に伝わっているからです。
子どもに伝えたことが、教師が直接伝えていない所で、「先生、こう言ってたよ。」と子ども同士に広がる時、教師が言ったことは手から離れて、子どものものとなり、一人歩きし始めます。これは、まさに自立です。
私たちが目指すところは、子どもの自立です。
先生が怖いからでは、伝えたいという思いは、それほど広がりません。子ども自身が本当に値打ちがあると思ったことならばどこまでも広がります。
私たちは、子どもが伝えたくなることを本当に伝えているでしょうか。
伝えたいと思っていることをもう一度吟味する必要はないでしょうか。-
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