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from: 岐阜のすーさん
2010年02月19日 06時34分40秒
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常に一人ひとりを見る
私たちの仕事では、子どもを叱ったり、褒めたりすることは、日常茶飯事です。よく、もぐらたたきにならないようにといわれますが、叱る時だけではありません。褒めることも同じです。
一人の素敵な姿を褒めると、他の子どももつられてよくなるということは経験しています。これに味をしめ、別の素敵な姿を褒めて、別の素敵な姿を作ろうとします。
これを繰り返しすれば、どんどんよくなると考えるとしたら、それは、少し短絡的です。
子どもは、自分が認められたいからよい姿を褒めた教師に「私も褒めて!」と訴えているのです。だから、素敵な姿を見せるだけなのです。
ですから、一人褒めた後につられてよくなった子どもも「認めてもらいたい。」という気持ちに応えるためにも褒めなければなりません。そして、褒めることが子どもとの関係を築いていくことになります。
一生懸命に真似をするのは、「これでもか。」「これでもか。」と子どもは認めてもらいたいと訴えているのです。このことを考えると、必ずその気持ちに応える対応が必要になります。
そして、その子どもが褒められなくてもできるまで、何度も繰り返し褒めなければ力にはなりません。その繰り返しをする過程になぜそれがいいのかをきちんと話しておくと、その価値観から動き始めます。
「なぜそうするの?」という質問に対して、褒められたいからという答えではなく、続けられるだけの自分の内から湧き出る価値観で答えられる
子どもにしなければ、本当の意味で素晴らしい姿ではありません。
つられてできる姿はほんの入り口です。その入り口さえも認められなければ、自分から進んでできるようにしようという気持ちにまで高めることはできません。
まず、素晴らしい姿を作る入り口のつられてできる姿も見落とさないように認め励ましたいものです。
「できて当たり前」にしていると褒められません。-
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