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from: 岐阜のすーさん
2010年02月21日 06時58分21秒
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感情のコントロール
「今のままで素敵なあなたですよ。」と言われたら、どれほど嬉しいでしょう。
こんな言葉かけができたら幸せかなと感じます。
現実には、「今のあなたではいけません。まだ、足りません。努力が必要です。」という思いから子どもたちに声をかけていることが多いのではないでしょうか。
例えば、友達にいたずらをする子がいたら、「いたずらをしてはいけません。」と注意をします。この子には、今のままで素敵だとは声をかけられません。しかし、このいたずらをする子の気持ちの中に「こっちを見て欲しい。」という気持ちの信号を発見できたら、ただ、したことで注意するだけにはなりません。もっとみんなから注目されるようによさを見つけて紹介してやりたくなります。これならある面「今のままで素敵だよ。」と言えるかもしれません。
友達と喧嘩をした子どもに理由を聞くとそれぞれ言い分があります。互いの考えを十分理解し合えていないことに気づいたとき、「喧嘩をしてはだめだよ。」とは言えません。なぜならば、喧嘩をしたから十分に理解し合えていないことに気づいたからです。
ここで考えたいことは、私たちは現実に起きる問題に振り回されていると、事の本質が見えなくなるということです。
現象の理解だけでなく、その現象が起きる根本を見ていこうとする自分がなければ、本気になって承認はできないのではないでしょうか。
感情は現象にすぐに反応してしまいます。そのため、その感情から言葉を発してしまったり、行動を起こしてしまったりするのです。そのため事の本質が見えにくくなってしまいます。
現実に起きた問題に振り回されないためには、感情をコントロールできる冷静さが必要だということがこのことからよく分かります。
感情を殺すことなく、感情は感情として表現しながらも、その感情をコントロールすることで見えなかったものが見えてくるように思います。
子どもたちは感情の渦の中で生活をしています。そして、この感情の渦の中に子どもと同じように生きているのが私たち教師です。
いつも笑顔でいられる教師は、きっとこの点で素晴らしい力をもっている人なのではないでしょうか?
自分の感情をコントロールできる資質は教師にとってとても大切な資質ではないでしょうか。-
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