私たちはいろいろな人から期待され、その期待に応えようと頑張るところがあります。
　そのため、その期待に応えていない自分をまず否定し、目標を立てて目指す方向に向かって努力します。その期待に応えていないうちは、自分を否定し続けるのです。

　相手の期待に応える努力をしているうちは、自分を見失っています。
このままでいいとどうして言えないのでしょう。

子どもたちの複雑な人間関係を見ていると子どもたちに言いたくなってしまいます。

・大事な友達を失いたくない。
・嫌われたくない。
・友達がいないと寂しい。
・一緒にいると安心だ。

　いろいろな思いがあるようです。
　しかし、相手に合わせるために自分らしくない自分を演じることで次第に自分が変わってしまいます。変われば、相手の意識も変わってしまいます。

　出会った時のあなたがよかったのです。

　となると、「今のまでいい。」「そのままのあなたでいい。」と言ってくれる友達を見つけることが大事なように思います。

　一緒にいるために足を引っ張り合っては大変です。
　他を寄せ付けない関係を作っては大変です。

　まずは、自分を見失うことなく、自分が好きだと言える子どもにしたいと思います。
　合わせることはないのです。もともとそれぞれ人は違っているのですから、違っていて当然なのです。互いの違いを尊重し合う仲間関係を築かせたいと思います。