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from: 岐阜のすーさん
2010/03/04 04:54:42
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環境の変化に立ち向かう
学期末となり、子どもたちもいよいよ次の学年を意識するようになってきます。
先日、担任が休まれたことを知った1年生の子どもたちが、朝、数名職員室にやってきました。
そして、
「今日、先生が休みだけど、誰が代わりに来てくれるの?」
と言いました。
「今、時間割をもとに考えているから、少し待ってね。」
と答えると、しばらくしてある子が、
「ねえ、もうすぐ僕たち2年生だから、先生がいなくても自分たちでだけで勉強した方がいいんじゃない。」
と話してくれました。
1年生の子どもなりに自分が2年生になったらどんな自分になればよいのか、考えているのです。素晴らしい姿に感心してしまいました。
新年度になれば、環境が変わり、今までと同じようには行かないことが予想されます。
このことで不安を感じる子どももいますが、きっとこの子は、不安よりも期待をもって新年度に向かうのではないでしょうか。
それでは、不安を抱く子どもと期待をもつ子どもとはどこが違うのでしょう?
・今の自分に自信をもっているでしょうか?
立ち向かうための足腰が丈夫であれば、乗り越えることができます。その力をもっていることを自覚することが大事です。自信をもたせる営みがこの時期には大事です。
・新学年での自分のイメージが明らかになっているかでしょうか?
こんな自分になりたいという願いを今もっていることが大事です。新しい自分をイメージするとその姿を求めたくなります。イメージすることが次へ向かう意欲になります。
・新年度になったらやりたいことがあるでしょうか?
新しい学年になった時の環境の変化を予測し、新しく挑戦することが明らかになっていると、それが楽しみになります。したいことをたくさんもっていることが不安を取り除きます。
よく「そんなことしていると〜年生にはなれないよ。」と子どもに励ましの声をかける言葉を耳にします。
しかし、本当になれないのでしょうか?
この言葉は、今のあなたではだめだと暗に示していることになります。
この言葉で自信がもてるのでしょうか?夢や希望をもって新たな環境で挑戦しようという気持ちになるでしょうか?
では、「今のあなたなら、大丈夫です。」・・・・この言葉はいかがでしょう?
子どもに安心を与える言葉になります。これは、すでに体験をしてきている先人の声です。その教師が話す「大丈夫」は、疑いもなく信じるに値する言葉なのです。
もし、万が一、今の姿でよいと言われても不安が消えないとすれば、その子どもは、理想を高くもっている子どもです。実現可能な自分ではなく、自分とかけ離れた自分をイメージしていることが予想されます。
この場合、今の自分でよい理由を具体的な子どもの姿で伝えます。
・真面目にこつこつ受け入れてするあなたです。それは次の学年でも生かせます。
・何事も進んで取り組むあなたです。それは、次の学年でも生かせます。
・真剣に考えるあなたです。それは、次の学年でも生かせます。
・思いやりをもって仲間に接するあなたです。それは、次の学年でも生かせます。
・厳しいことにも耐えたあなたです。それは、次の学年でも生かせます。
子どもがもっているよさを見つけ、それが次に生かせることを伝えることが自信につながります。誰にでもよさがあります。ですから、誰にでも伝えることができるのです。
特に今年度、頑張ったと自覚できる営みを知っているのならば、それを生かせばよいのです。
今のあなたで十分です。毎日の変化の中で対応してきたあなたがここにいるのです。
私の目の前にいるあなたは、変化に対応できたからこそ、今ここにいるのです。これは、変化の大きさとは無関係です。変化に対応しながら、その中で自分を生かしてきたあなたなのです。
素敵なあなたです。自信をもっていいのです。-
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