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from: 岐阜のすーさん
2010/03/10 03:45:02
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休みを取る時
つい仕事に夢中になっていると家庭の事を忘れてしまう経験をすることがあります。また、逆に家庭の事が気になって仕事が手につかないという経験をすることもあります。
これは、誰にでも起こりうる事で特別なことではないと思います。
だからと言って、「もっと家庭を大切にしなければ。」とか「もっと仕事に打ち込まなければ。」というのは極端な話です。
仕事と家庭は両輪であり、どちらも大切にしなければなりません。どちらも犠牲にすることのできない大事なものです。
私たち教師の仕事は、対象が子どもである以上、子どもが犠牲になることは極力避けたいと思います。
つまり、家庭を大切にすることが子どもたちを育てることにもなるという考えをもちながら仕事をすることです。
家庭の事情や体調不良で休みをとることがあります。
当然、年休を取ることになりますが、権利と言えば権利ですが、だからと言って子どもを犠牲にすることはできません。残された子どもたちが充実した時間を過ごすための努力をして年休をとることになります。
この時、「先生がいないから困る。」と言う子どもたちにしてあると子どもたちは犠牲になってしまいます。しかし、「先生がいなくても自分たちでできる。」と言う子どもたちに育てあれば、全く犠牲にはなりません。
これには、自習に向かう日頃の教師の指導がかかっています。代わりに誰かが指導に入ればよいというる問題ではありません。
教育は子どもとの信頼関係で成り立っているのですから、子どもにとって代わりがあるから誰でもよいということでは、子どもとの関係を深めることはできません。ここでは、子どもたちとの信頼関係をより深めるという観点で話を進めます。
つまり、日頃から「先生がいない時にこそ、本当の自分たちの力が出せる機会だ。」と子どもたちに示しておくことが大切になるということです。
子どもたちにとって、教師がいないということは、自分たちのもっている力を出すチャンスなのです。ですから、それを試してみたいという気持ちをもたせながら、自習に向かう子どもたちに育てておくのです。
これは、教師が自習の内容を示し、それをしなさいと指示をしておくことではありません。
子どもたち自らが教師の指示で動くのではなく、自らの意思で自習に立ち向かうのです。
自習の内容を示すだけでは育ちません。そのためには、自習に向かう姿勢を育てる必要があります。
それには、学習内容以外に次の2つが必要になります。
・学習形態を示すこと
一人で取り組むのか、グループで取り組むのか、学級全員で取り組むのかその取り組む形態に3種類があることを示し、この時間に挑戦するのは、どの形態なのかを明確にする。
・取り組み方をしめすこと
それぞれの形態に合った取り組み方を明確にし、挑戦する姿勢を明確にする。
例 黙って活動すること、席に座り続けること、グループで小声で話すこと等
何をどのように進めることが自習になるのかを明確にしておかないと示された内容をやり終えれば、あとは自分勝手に過ごせるという構えになっては子どもは育ちません。あくまでも1時間の学習を充実させるための取り組み方になることが重要なのです。
中には、自由を奪うために多量の内容を示して、がんじがらめにする教師がいますが、これでは、子どもはいつまで経っても指示待ちの子どもにしかなりません。そして、このことは、教師がいないとできない子どもを育てることになってしまいます。
学習形態や学習姿勢は、日頃の授業の中でも十分に指導ができます。このことを考えると、休みを取る時は、日ごろの自分の指導の成果を子どもの姿で確かめる機会と捉えることもできます。-
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