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from: 岐阜のすーさん
2010/03/17 05:43:11
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言葉に振り回されていないか
「前は、こう言ったのに。先生のうそつき。」などと子どもに言われるとかなりショックを受けます。
私たちは、子どもたちに多くの事を話します。そのため、以前話したこととは場面が違っているため、異なったことを言っているように受け止められることがあります。
これは、子どもが悪いわけでもなく、また、教師が悪いわけでもありません。当たり前のように起きることなのです。
教師側が理解させたいと思っていることを子どもがそのまま理解していることはありません。必ず子どもが経験したことを元にその場に合った理解をしているだけなのです。
しかし、「うそつき」などと言われると心地よいわけは、ありません。今後の信頼関係が崩れては大変ですから、必死に抵抗を試みることになります。
そこで、言い訳をしたり、事情を説明したりすることがあります。そして、子どもが納得するまで、何とかしようと言い続けることになります。
これでは、なかなか収まりません。子どもが思ったことを否定してかかろうとしているので、とても高い壁になってしまっています。その壁を取り除くために必死になっている自分に気づかずに言葉を発しています。
そんため、今、話をしたいことがいつの間にかどこかへ行ってしまい、忘れてしまいます。
これでは、大変です。ここでは、子どもが「うそつき」と言った裏をじっくり考えることが大事なのです。
なぜ、「うそつき」と言うかと考えると、話したことを受け入れたくないという思いが潜んでいることに気づきます。
責任を教師側に求め、否定することで、今まで考えていたことを否定された自分を守ろうと子どもは必死で抵抗しているのです。
今の問題から逸れないないための対応を考えなければなりません。
・「そう思われても仕方ない。言い方が悪かったね。」と謝る。
子どもがうそつきという教師を否定した言葉を受け入れ、それを言い方が悪いことに置き換えて、話します。
これならば、誤解される教師側の問題にして、「ごめんね。」と謝ることができます。これなら、「うそつき」というレッテルは剥がれます。
・その上で、誤解を解くために「うそつき」と判断した以前の場面を想起させ、今の場面と状況が違うことに気づかせる。
誰でも自分の都合のよい判断をすることがあります。子どもが解釈したその場面を想起させながら、一緒にその場面と今の場面との違いを十分に見つめるのです。その中に「言葉足らず」で間違って捉えられたことや誤解を生じる原因が見つかることがあります。
十分に子どもの話を聞き、今の状況で大切にしたいことを話します。
子どもたちは、実際に行動する言葉を受け入れていることが多く、教師が大切にしている価値観にはなかなか気づかないでいることがあります。
そのため、行動する裏にある価値観をじっくりと話しておかないと誤解を招いたり、行動ができなかったりします。
子どもの話した言葉に振り回されることなく、本当に言いたいことは何だろうと子どもの心を見抜こうとする癖を身につけることが重要だと思います。
ただ、これもすぐにできるわけではありません。試行錯誤の連続です。ですから、後から気づくこともかなり多いはずです。それが、子どもから学ぶということかもしれません。-
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