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from: 岐阜のすーさん
2010年04月07日 03時30分01秒
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見えるものしか見えない
人から注意を受けたり、問題点を指摘されたりすると気分を害されると感じる人がいます。
特に相手にあまりよい印象をもっていない人から言われた場合は、特に強く感じるようです。
これは、一体なぜなのでしょう?
この場合、注意や指摘を受ける内容についての問題よりも、注意や指摘そのものに抵抗を感じていることの方が強いのではないでしょうか。
冷静に内容だけを考えてみると、自分が気づかなかったり、気づいていても姿として表していなかったりしているため、言われても仕方ないということがあります。ただ、冷静に受け止めることができないため、気分を害するのです。
と言うことは、原因は相手ではなく、自分にあるということになります。
例えば、自分が優位に立っていると思っている(または、卑下している)相手の言葉は、耳障りになります。それは、優位に立っているはずの自分が言われることで、自分が優位に立てなくなるからです。自分の立場が崩れることは、とても危険なことです。ですから、自分を守るためにこんな感情が出てくるのでしょう。
また、自分でも気づいていることであれば、分かっていてもできない自分がそこにあるため、自尊心を傷つけられた気分になります。これも自分を守るために相手の言葉を拒否したくなります。
このように考えると、自分を守るために相手の言葉を受け入れないようにしている自分が見え隠れすることが分かります。
相手の言葉を受け入れる自分自身がそれほど立派なのでしょうか。そして、自尊心を傷つけられるほど重要な問題なのでしょうか。
完璧な自分などいるはずはありません。自分と同じ人など一人もいません。自分よりも優れている面を誰もがもっています。逆に劣っている面を誰もがもっています。自分自身を見つめたときも同様です。優れた面もあれば、劣った面もあります。比較して優位に立ったり、立てなかったりすることは、どの場面でもあります。
ですから、そんなにこだわる必要のないことにこだわっているのかもしれません。
注意されたり、指摘されたりしたことに率直に耳を傾け、言われても仕方ないと割り切って考えられる自分を作ることは、決して自分を否定することではありません。むしろ、言ってもらえるだけの価値ある存在だということを自覚することができます。そして、この方が自分を生かすための心強い言葉として受け止めることができます。また、意欲も増してきます。
物事は自分次第でどのようにも受け止めることができることがわかります。常に前向きに生きようと心がければ、必ず物事の肯定的な意図が見えてくるように思います。-
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