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from: 岐阜のすーさん
2010年04月14日 05時54分43秒
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支える人
人という字は、二人の人が支えあっている形から成り立っていると聞いたことがあります。実際にも一人では生きていけません。しかし、不思議なことに自分ひとりで生きているように感じることがあります。
特に子どもたちを見ていると、なかなか周りを見ることができません。
これは、脳の働きと大きな関わりがあるようです。
私たちが意識を向けられる焦点は常に一つしかありません。子どもたちは、多くの大人から様々な情報を得て、小さな頭で精一杯考えて生きています。
そして、自分の存在を確認しながら生きています。自分を生かすために一生懸命に頭を使うのです。
こんな子どもたちに人の事まで考えなさいというのは、酷なのかもしれません。
ただ、人と関わる体験すると違ってきます。その時に体験した相手との関わりが深ければ、相手を意識することになります。
まして、感謝をするということは、かなり深い関わりがなければその気になりません。
十分困ったり、悩んだりした時、その問題解決に関わって助けてもらった、支えてもらったという実感を伴って始めて「感謝の気持ち」がもてます。逆に大人が「感謝しなさいよ。」「〜について助けていただいたでしょ。お礼を言いなさい。」と言っても子どもが本気で思わなければ感謝の気持ちはわかりません。
という事は、分かっている大人がどれだけ、人との関わりを深く理解し、感謝の気持ちがもてるところまでの熱い思いがなければ、なかなか子どもには感謝の気持ちは伝わらないということです。
支える人がどんな思いをもち、どんな考えをして、今子どもと関わろうとしているのか深く理解することで、子どもたちにその思いを伝えることができます。これは、教材としての理解になるだけでなく、生き様そのものの理解になります。
日頃の暮らしの中で、人と関わる時に、この方のおかげで、「こんなことができた。」「こんな思いになった。」等と感謝をもって接していると自に「こんな思いでいてくださるから、してもらえたのだ。」と子どもたちに話すことができます。
どれだけのネタを支える人から得られるかが教師の力量にもなってきます。ですから、感謝の気持ちをもちながら、人と関わっていきたいと思います。-
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