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from: 岐阜のすーさん
2010年04月26日 05時39分38秒
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褒める材料を探す
子どもたちの発想のよさは、大人にないものです。純粋に考えているからふっと思い浮かぶのでしょう。
大人の場合は、かなり既成概念にとらわれてなかなか豊かな発想が出てこないことが多いようです。
しかし、子どものよさを子ども自身はなかなかよさとして気づいていません。それは、その中にいるからです。例えば、黒いサングラスをかけて見ると白いものでも黒く見えます。青いサングラスならば、白いものでも青く見えます。
自分の色を知るためには、一旦外から自分を見つめる場を作らないと見えてきません。
そのために私たちが利用するのが、褒めるということです。
褒めるということは、褒める側の立場に子どもが立つことになります。
今までとは、違った立場から自分を見つめることができるので、「このことは、そういうことなのだ。」と考えることができるのです。
このことは、褒める側の姿勢によって受け止め方が変わるということを表しています。
何を褒めるのかは褒める側次第です。それは真実かどうかはわかりません。しかし、褒めることで子どもはその立場をとることになるので、子どもは、それが真実だと思い込んでしまいます。
自我が目覚め始めると、「本当かな。」と疑い始めます。この状態になれば、何が真実なのかを自分で見極めようとしますから、真実ではないと気づき始めます。
ですから、自我が目覚めるまでは、子どもにとって教師の一言一言は、真実を語る人なのです。ですから、子どもは、教師の言葉に一喜一憂します。発する言葉についての責任は大きいものです。
叱ることは、子どもにとっていけないという真実になるということです。これを発し続けると子どもは自分を否定したり、自信をなくしたりすることにつながります。ですから、教師がどれ程、子どもの中によさを見つけることができるかが、ポイントになります。
社会全体によさを見るよりも問題点を見つけ、相手を否定する傾向が強く、自信をなくしている人が多くいます。そのため、よさを見つけにくくなっています。行動、能力、価値観など様々な視点から褒める材料を探してみたいと思います。-
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