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from: 岐阜のすーさん
2010年09月10日 06時05分53秒
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本当の理由は
期待する姿にならない時、どのようにすればいろいろな方策を考え、悩み苦しむことがあります。
この時の問題解決の仕方は、常に今までの自分の解決の仕方以外に思い浮かぶことはありません。
原因を考え、考えた原因に合った解決方法で対処します。
ここに大きな落とし穴があることに気づいていないためになかなか問題が解決できないことがあります。
・原因が本当に問題の原因になっていないかもしれない。
・原因は一つではないかもしれない。
・原因を考えるよりも解決が早い方法があるかもしれない。
例えば、忘れ物をした子どもに忘れた理由を聞くとします。
きっと様々な答えが返ってきます。
・家にないから
・おうちの人が買ってくれないから
・時間がなかったから
・時間割を合わせなかったから
・友達に借りればよいと思ったから
・なくてもできると思ったから
・もってくるのが面倒だったから
・したくなかったから
・興味がなかったから
・嫌いだから
・別のことに気を取られているから
忘れ物をなくす根本的な原因に触れていなければ、忘れ物をなくすきっかけを作ることはできません。
・家にあれば、忘れないのだろうか。
・おうちの人が買ってくれば、忘れないのだろうか。
・時間があれば、忘れないのだろうか。
これらは、自分の中に忘れた原因があると考えてないため、きっとまた、忘れ物をするだろうと容易に考えることができます。忘れ物をする自分から逃げているからです。
自分の中に原因を考えたとしても、「借りればよい。」とか「なくてもよい。」とか「面倒だ。」などと安易な考えをしているとすれば、これもやっかいですが、安易な考え方ができない体験を用意すれば考え方を変えることができます。
「したくない」とか、「興味がない」「嫌いだ」「別の事に気をとられている」を原因に考えられたとすると、これはかなり深く自分を見つめたことになります。普段はあまり表面に出したくないもので、常にふたをしています。
これを口に出すと自分自身を否定されたり、相手を傷つけたりすることになってしまうので、隠しておきたいことになります。
ここに焦点が当たった時、興味関心・意欲がもてる対象となるか、対象に対して余程強い願いが必要になります。
興味のないことに興味をもつことは困難です。いつ忘れても仕方ない状況にあるのですから、自分の力ではなかなか解決できません。
こんな時は視点を変えるしかありません。つまり、対象との関わりではなく、自分のあり方に目を向けます。
・忘れ物をしない自分にすることがねうちがある。
・忘れ物をしないといいことがある。
自分の努力だけでは限界があります。手助けが必要になります。
忘れ物をしない努力が認められる環境が必要です。
努力をすれば認められると思えば、安心な場になります。その場にいることが居心地がよいということになれば、努力をし始めます。
叱っても根本的な解決にならないのは、ここにあります。
・子どもの周りに努力を見過ごさない仲間がいるだろうか。
・子どもの周りに努力を承認する仲間がいるだろうか。
忘れ物をする子どもではなく、その子どもを見続ける仲間の存在が重要になります。
集団を利用して、個を育てるというのは、このことになります。
忘れ物をする子どもを叱っても、問題を複雑にしたり、解決を遅らせたりします。
叱りたくなる自分がいるのは、何故なでしょう。問題を複雑にしたり、解決を遅らせたりするのに何故叱りたくなるのでしょう。
叱ってしまういつもの自分があります。叱ってしまう本当の理由は何でしょう。そんな自分を見つめてみたいと思います。-
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