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from: 岐阜のすーさん
2010年10月01日 04時43分08秒
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やる気に支えられているか
教師の多くは、活動をする時にやる気をもたせて取り組ませています。
ですから、活動の始まりには、意欲を持たせるような話題を提供したり、興味関心がもてる資料を提示したりします。
これらがなくてもできる学級というのは、かなり育った学級だと思います。
なぜならば、常に課題意識をもち、前向きに取り組む子どもに育っているので、教師側の姿勢に左右されません。自分で学習意欲を高めることができるので、教師の活動意欲を高める取り組みは必要ないことになります。
そんな学級は、それほど多くはありません。多くの学級の場合、この取り組みが必要になります。
ここがとても重要なポイントです。
つまり、慣れてくると当たり前のように取り組みますが、子どもの意欲に支えられて取り組んでいるのか、意欲とは関係なく慣れているから取り組むのかは雲泥の差です。
やる気が欠けると活動が滞ったり、問題解決が依存的になったりします。
具体的には、一つの活動は、席を立ったり、ノートに記録をしたり、ものを準備したりと様々な細かい多くの活動から成り立っています。その細かい活動一つ一つにかける時間が違ってきます。
全員が揃うまでの時間に差ができます。ですから、活動が伸びたり、中途半端な活動になったりするのです。
また、トラブルが起きたとき、やる気のある子どもが多ければ、早くそのトラブルを解消し、次の取り組みをしようと互いに協力することができます。やる気がなければ、そのトラブルを口実に取り組みから逃げたり、トラブル事態を楽しんだりする姿も見られます。子どもにとって、やる気がないことを姿で示すよい機会になっているのです。
ですから、活動の様子がスムーズにいっているとしても、本当にやる気に支えられて活動が進んでいるのか、慣れているから活動が進んでいるのかを見極めることは、とても重要だということです。
これは、子どもを見るしかありません。活動から離れようとしている子どもとそれを食い止める子どもとが必ずいます。
・活動が逸れないように注意をする子どもは、食い止める子どもです。
・話題が逸れている時に質問する子どもは、食い止める子どもです。
・取り組みを見通して、建設的な考えを出す子は、食い止める子どもです。
それとは別に
・自分だけできればよいと考えている子が多ければ、食い止めることはできません。
・教師が注意を促したり、話題を提供したりしているうちは、食い止める子どもは育ちません。
教師は常に全体を眺め、学級の質を見極める必要があります。子どもの質を見極めながら、指導援助をしなければなりません。
個のつまずきを教師一人で救うことはできません。仲間意識を育てなければ、救える子どもの数は限られてしまいます。
学級の質は、次の2つで見極めることができます。
・どの子も、みんなで一緒に勉強したいと願っているだろうか。
・どの子も、もっと深く知りたい、わかりたいと思っているだろうか。
どちらも教師の認め励ましでこの姿を育てることができます。
「みんなで学習できてよかったね。」
「〜さんのおかげでよくわかったね。」
「みんながいるから、ここまで深められたね。」
等と常に集団で学習することのよさを教師が子どもに投げ続けなければ、集団のよさは見えてきません。
多くの場合の評価は個人の評価になっているため、集団の評価は、教師がするしかありません。互いのやる気に支えられて集団が成り立っていることを教師自ら訴え続けるしか評価はないのです。
学習内容を教えることだけに四苦八苦しているうちは、この集団の評価が疎かになってしまいます。
自らの力を試されるのもこの集団の評価になります。
子どものやる気を高める取り組みをし続け、集団の質を高めてほしいものです。2学期は、それができる時期だと思います。-
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