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  • from: 岐阜のすーさん

    2010年10月22日 04時22分28秒

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    どんな教師になりたいか

     教師を目指す教育実習生の方にどんな教師になりたいかを尋ねてみました。いろいろな答え方があります。
     「子どもたちには、お姉さんのように映ってしまうので、褒めることはできても、叱ることはできません。だから、叱ることができる教師になりたい。」
     「子どもが話したことを生かしながら、上手に授業を進めたいので、私は、子どもの考えにそった授業のできる先生になりたい。」
    などと答えが返ってきました。
     
     この2人の共通点は、どちらも教師の能力をさしています。これも大切な教師の一面ではありますが、全体ではありません。

     そこで、「それができる先生というのは、どんな先生なのでしょう。」と問いかけをしました。

     すぐには答えが見つかりません。じっくり考えた上で、「子どもを温かく包む先生」「優しくも厳しい先生」「愛情溢れる先生」などの答えが返ってきました。

     これは、ある価値観をもった教師像になります。

     「こんな価値観をもっているから、こんな能力が発揮されることになるんだね。」と話しました。

     能力は、その裏にある価値観に支えられて力を発揮します。ですから、どんな教師になりたいのかを明確にするということは、どんな価値観をもって子どもに対峙する教師なのかということになります。

     その価値観にあった能力、行動、そして環境作りが日々なされていきます。現実には、これがはっきりわかる先生とわかりづらい先生がいます。

     それはなぜでしょう。

     それは、価値観が一つでないからです。大切にしたい価値観は他にもあります。それらが、混在しているからわかりづらくなります。

     これをわかりやすく整理し、子どもたちに伝えていくことができる教師が、「しっかりした教師」「骨のある教師」などと言われる教師として子どもや保護者に映っていくのでしょう。

     整理するということについて、学級目標を例に考えてみます。

     学級目標を3つ程の価値観を並列にして掲げてある学級をよく見かけます。

     私たちの脳は、一度に3つを扱うことができません。当てた焦点にしか目が向きません。ですから、私は、この並列に掲げた価値観を一度に具現するのは、難しいと考えています。

     3つあれば、その教師の味を出して、1つに絞り込むことが必要だと思います。

     つまり、どれか1つを幹にし、他の2つを枝として扱うという考え方です。
     具体的な例を挙げます。
     自主性 連帯性 健康性を目標に掲げる学級があります。

    これを自主性を幹にした場合は、「自ら」をキーワードにします。
     
    ・自分から進んでなかよくなろうとしているね。(連帯性が枝)
    ・仲間のことを真っ先に考えられるね。(創造性が枝)
    ・進んで大きな声で挨拶できるね。(健康性が枝)
     
     これを連帯性を幹にした場合は、「仲間」をキーワードにします。
    ・仲間を作りたいという気持ちがあるから進んで出来るね。(自主性が枝)
    ・互いに知恵を出し合う仲間は素晴らしいね。(創造性が枝)
    ・一緒にいるとやる気がわいてくるね。(健康性が枝)
     
     この例のように何を幹にするかがはっきりわかるように子どもに伝えることで「うちの先生は、よく〜という。」というようになります。
     学習は繰り返しによって身に付くので、常に意識するものは、印象として強く子どもの心に残るからです。

     つまり、様々な価値観を自分が一番大事にしたい価値観を幹にして、意図的に言葉を選びながら、結びつけていくことで、伝えたい価値観が子どもたちに浸透していくということになります。

     この方が伝える教師側にとっても伝えやすいと思います。

     意識することで、言葉は変わります。言葉が変われば、子どもの反応も変わります。

     育てたい価値観は明確になっているでしょうか。どんな教師になりたいのかという問いは、自分自身の生き方を見つめ直す機会になります。

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