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from: 岐阜のすーさん
2010年11月04日 03時54分50秒
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本質を探ること
自分の思いを旨く伝えたいと誰もが思っています。でも、コミュニケーションがうまくできないと思っている子どもはかなり多いのではないでしょうか。
なぜ、うまくできない子どもが増えたのでしょう。
・少子化によりコミュニケーションをする相手が少なくなった。
・けんかや話し合いなどコミュニケーションによるトラブルへの対応がうまくできない。
・自分の世界にいる方が楽で、コミュニケーションをあまり好まない子が増えた。
・コミュニケーションをしなくても物事を進める機会が増えている。
・コミュニケーションを教える縦の関係が少なくなった。
・仲間作りよりも個性が重視される考えが強い。
様々な原因が考えられます。子どもを取り巻く環境の変化が子どものコミュニケーションの力を伸ばす機会を少なくしているように思います。原因を探ることも問題解決のヒントになります。
指導要領では、表現力を重視するように述べられていますが、一人ひとりの子どもの技能の向上よりも「なぜ、表現力を伸ばさなければならないのか。」「どんな子にしたいのか」などについての考えをはっきりさせることがとても大切に思います。
先生が書けというから書く、先生が話せというから話すという事ではなかなか表現力は伸びません。
・豊かに表現できると楽しい。
・自分の思いが相手に伝わることが嬉しい。
・思い通りに事を進められると安心する。
子どもの表現した後に残るこんな感情が、表現を続けさせることになります。つまり、ねらいや子ども像を大切にすることも問題解決のヒントになります。
また、これが個性を伸ばすことにもつながります。
子どもの個性を伸ばすのは、社会の中でしかありません。互いの個性を理解し、分かり合おうという思いがとても重要になります。
このことを考えれば、日頃行っている聞く・話す活動がいかに重要なのかがわかってきます。聞く・話す活動には、互いに分かり合おうという構えが根底にある時に成立するからです。コミュニケーションは互いの信頼関係が築かれないところではできないからです。すると、このことも一つのヒントになります。
また、互いに分かり合うということであれば、何について話をするかが重要ではありませんが、子どもの興味関心があることならば、積極的に子どもは関わろうとします。これも一つのヒントになります。
様々な観点から物事の本質を探ろうとすることは、すべきことを明らかにする上で役に立ちます。無駄な取り組みも減り、効率的な指導や意味ある指導になっていきます。そのための準備が本質を探る時間のように思います。
本質を探ることは、応用する力を養うことにもなり、柔軟性が出てきます。-
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