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from: 岐阜のすーさん
2010年12月15日 05時12分24秒
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一人で苦しむ子ども
困った事や苦しんでいる事を相談する仲間がいれば、一人でいつまでも苦しむことはありません。でも、そんな仲間を作ることがうまくできない子どもが増えています。
子どもに任せておいてもなかなか難しいのが現実です。
休み時間など学校生活の自由な時間を使って育てることは、なかなか難しいものです。学級遊びなどを通して体験することも大事ですが、集団としての仲間であって、個々のつながりを作ることには、なかなかなりません。
ですから、教師の仲間作りへの思い入れが、重要になってきます。
子どもが友達を作るきっかけは、相手に自分と似ている所を発見することかになります。
似ているところは、趣味、能力、性格、考え方、行動、環境など様々です。
これらを様々な場面で相手を観察し、似ている所を実感するしかありません。そのための場を提供することが必要になります。
仲間を意識する機会は、授業中でも十分できます。集団の中での個人が活躍する場を設けることになります。
・全体で活動するときに個に焦点を当てる場面(発表、お手本など)
・グループやペアで互いを知り合う場面(助け合い、話し合いなど)
・作品を通して個のよさを紹介する(技能、性格、癖など)
観察をする視点をはっきりさせたり、個々の思いを出させたり、関わらせたりすることで、相手を理解することができます。そして、自分と似ている所を発見することもできます。
しかし、これだけではきっかけ作りにしかなりません。
継続的につながりを作るためには、自分をもっとわかってもらいたいとか相手をもっと理解したいということになります。理解が不十分なためにトラブルが発生します。
このトラブルを解消する時に、人の見方や考え方、対応の仕方などを学ぶことになります。道徳で扱う価値観もこの対応を支えるものとして大事に扱わなければなりません。
道徳的実践力と呼ばれるのは、仲間作りにおいてはまさに思いに根ざした行動する力を養うことに他なりません。
道徳の時間に多くの題材を使って学習することは、自分の生活に現れる様々な場面での人の心を考えることになります。それは大事な友達をより深く理解しようとしたり、より強い絆で結びつけるための考え方を学んだりすることになり、仲間との関係を継続するための役に立ちます。
子どもは、誰とでも仲良くなりたいと思っているけれど、一方では、自分のことを深く理解してくれる限られた友達がほしいとも思っています。
集団遊びは、誰とでも仲良くなるためにはとても大きな役割を果たします。しかし、自分のことを深く理解してくれる友達を作る場としては、十分な活動だとは言い切れません。やはり、個々の活動での関わり合いが重要になります。
個々の活動を知るには、
・アンテナを高くし、情報が入りやすい状況を作っておくこと
子どもとの信頼関係を築く、仲間を意識した発言を多くする
・独りぼっちの子どもを見逃さないように注意を払うこと
子どもの日常生活に目を向ける時間を多くする
・個々の活動の問題を把握できるような手だてを講じること
家庭との連絡を密にする 日記などで子どもの心をつかむ
等が必要になります。
どの子も幸せになりたいと思っています。それを支えるのが私たち教師です。毎日の充実した生活が幸せを感じるものであれば、子どもは幸せです。
今の子どもたちの状況を見ていると、学力を身につけること以上に、社会でたくましく生きるための仲間作りへの配慮が必要だと思います。-
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