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from: 岐阜のすーさん
2011年02月01日 05時26分47秒
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心の傷
子どもはいろいろなトラブルに巻き込まれ、様々な体験をしています。時には、苦しんだり、悲しんだり、悩んだりします。これも次の体験のよい材料になります。
しかし、逆にその体験が制限を加えることもあります。
〜恐怖症というものがそれです。
始めは些細なことが原因かもしれませんが、繰り返し否定し続けると、感覚が変わってきます。
人を好きになったり嫌いになったりするのもこれと同じことのように感じます。
厳しい→辛い→嫌い
わかってもらえない→ちょっと違う→別だ→関わりたくない→嫌い
嫌い→気持ち悪い→見たくない
優しい→気持ちが伝わる→同じだ→好き
人は変化し続けています。なのに過去にとらわれていることで、人間関係を制限してしまってはとてももったいないと思います。
自分の力でその制限をはずし、自由に生きることができたら、とても楽に生きられるように思います。
例 友達にからかわれ、叩かれたり、つねられたりした子ども
「自分からやめて!」と言ったり、逆に手を出して反抗したりすれば、楽なのでしょうが、何も言えず、何もできない大人しい子だったら、とても辛い思いをし、自分の心の中にイヤな気持ちがどんどんたまっていきます。
自分の心に傷を負った状況になってしまえば、この先、人間関係に制限を加え、自分を守ろうとします。
こんな時、どのように対応すればよいのでしょう。
子どもの脳裏にある嫌な体験が残っているうちは、似た状況が現れると脳が自分を守ろうとして、制限を加えてしまいます。
この嫌な体験を変えてしまえば、似た状況が現れても、制限を加えることはありません。
問題は、この嫌な体験の記憶なのです。
これを別のものに置き換えたり、変形させたりすることで変えることができます。
渦中にいる自分では、なかなかできません。ガイドが必要になります。
そのガイドにその記憶を変えてもらうための次の作業を手伝ってもらいます。
1 体験を思い出す(対象となる人物と関わった状況)
2 体験を十分を味わう(映像に映し出し、できる限りリアルに)
3 映像を変化させる(色・鮮明度・距離・静動等を変える)
4 変化しやすい要素を合わせる
5 以前、味わった嫌な感じが残っているかどうかを確認する。
6 変化していれば、OK
7 対象となる人物と今後関わる時を想像して、嫌な感じが現れるか確認する。
これは1つの方法です。
これがすべてとは言いませんが、かなり効果を上げます。
(事例では、この活動の前にある程度うっぷんをはらすために箱などを壊す活動を取り入れました。)
心の傷は、時間と共になくなるわけではありません。逆に強化されることもあります。
癒してごまかすのではなく、きちんとその傷に向き合って、変化させることが重要です。
ごまかしていると必ず、似た状況ではまた嫌な感情が顔を出します。
癒しは一時的なものです。決して根本の解決にはなっていません。
「癒し」がもてはやされる理由はここにあります。
制限が多く、ストレスを自分でためている人が多いからです。もし、自分でそのストレスの原因に向き合って、解決することができれば、ストレスは次第に小さくなっていきます。
究極的には、自分でストレスの原因を自分で変化させる力をもつことではないかと思います。
子どももストレスを感じています。そんな子どもが次第に多くなっているように思います。
子どもと関わる教師の出番です。癒すのではなく、心の傷を取り除く取り組みが必要です。
もし、「そんなことは、専門家に任せておけばよい。」と考えていると自体は一層ひどくなります。心の傷を負っている子どもの数はどんどん増えています。専門家の対応だけでは、その対応に追いつかないのです。
私たち教師ができないのは、手軽にできることなのにその方法を知らないからです。誰にでもできることです。
専門家に任せる前の小さな心の傷のうちに教師の力で手当してあげたいと思います。
辛いだとか、苦手だといううちならまだ間に合います。「そのくらい我慢しなさい。」では通用しない子どもたちが増えているのです。小さいうちに芽を摘んでおくことが重要です。-
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