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from: 岐阜のすーさん
2011年02月02日 04時32分39秒
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意図を汲み取る
体験や語彙の少ない子どもの心を読み取ることはなかなか難しい事です。特に私たち大人は、体験や語彙も多いため、子どもが話したいことを多角的に解釈することができます。
しかし、あくまでもそれは、大人の側の解釈でしかありません。
本当の所はどうなのか?と常に疑う気持ちを持ち続けることが、大事なように思います。
「きっとこうだ。」と思いこむと、それが一人歩きし始めます。そのため、本当の子どもの心とは違った動きを創り出してしまいます。
「ひょっとすると、違うかもしれない。」と疑いをもっていれば、修正ができます。これが柔軟性を生みます。
例
A児 「今日、何で遊びにきてくれなかったの?」
B 「仕事の都合で、時間が作れなかった。」
しばらくして、
A児 「今日、何で遊びにきてくれなかったの?」
B 「仕事の都合で、時間が作れなかった。」
しばらくして、
A児 「今日、何で遊びにきてくれなかったの?」
B 「仕事の都合で、時間が作れなかった。」
A児が同じ事を何度も質問します。それに対して同じ事を繰り返し答えます。終いに「何度言ったらわかるの?」とBが叱ってしまいます。
言葉を使って十分に話せないのが子どもです。
ここは、子どもの意図が、来られなかった理由とは別のところにあるのだと早く気がつかなければなりません。
「来てくれなくて寂しかったんだよ。」と言っているのかもしれません。
もし、そうならば、
「ごめんね。次は必ず行くからね。」
と答えた方がよいかもしれません。
「私の気持ちをわかってよ。」と言いたかったのかもしれません。
もし、そうならば、
「そうか、寂しかったんだね。寂しい思いをさせてごめんね。」
と答えた方がよいかもしれません。
「なぜ、同じことを言うのだろう。」と考えたり、「どうも、求めている回答は違うかもしれない。」と疑ったりしてみると、別の答えが浮かんできます。これが、子どもと向き合う時に配慮しなければならない私たちの立場です。
「何故」という質問だから、理由や原因を答えればよいという思い込みは大人である私たちだから考えることなのです。
これが、体験不足、語彙不足が生み出した子どもの世界です。
子どもと向き合う時、常の試行錯誤の繰り返しをしなければ、本当に子どもの話の意図を汲み取って対応することはできません。
子どもは一人一人体験も語彙も違います。ですから、一般化した子どもでは、通用しません。
一人一人大事にするためには、常に自分への問いかけをしなければ、なりません。
「この子にとって、今の私の対応は本当に、これでよかったのだろうか。」
言い過ぎていないだろうか、言い足りないことはないだろうか。
常に子どもの反応を見ながら、対応する自分かどうかが問われてきます。-
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