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from: 岐阜のすーさん
2011年02月09日 04時57分14秒
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ほどほどに
よさを見つけては、褒めることを私たちは日常的に行っています。
しかし、それが逆効果になることがあります。
例えば、「あなたがいてくれるから助かるわ。」という言葉です。
相手の存在を承認するとても素敵な言葉です。
しかし、これを言い続けると、どうなるでしょう。
言われた側にとってみると、頼られているという気持ちが沸いてきます。
頼られていると感じることで、今まで以上に頑張ろうとする気持ちが沸いてくる人と逆に責任を感じ、それを重荷となり負担感が増してくる人がいます。この負担感を感じるようになると次第にしていることが辛くなります。
これは親切も同じです。親切のつもりでしていることが、し過ぎると相手は、お節介だと感じることがあります。
子どもたちにいろいろ指示し過ぎると、指示を待ってしか動けなくる子どもが増えるのもそのためです。
し過ぎることが、逆効果を生み出すことは、日常的に感じていることではないでしょうか。
しかし、この事も渦中にいると全く、気づかないでいることがあります。
それは何故でしょう。
私たちは一度に2つの事を思い浮かべることができないからです。
自分の考えを主張しているときは、相手の考えは考えられません。
逆に相手の事を考えている時は、自分の事は考えていません。
このように私たちの焦点はいつも一つになります。
助けてもらいたい、助けたあげたい、教えてあげたいなどはすべて自分の内側を見ていることになります。自分の気持ちの方向に向かっています。
この時、相手の状態とは無関係になります。
これが悪いわけではありません。そういう性質をもっているということです。
し過ぎることが問題なのです。強くなれば強くなるほど、相手が見えにくくなってしまいます。
恋は盲目と言われるのも、そのためです。
ということは、ここで、一旦自分から離れて、自分や他人を見る視点をもつことがとても重要になります。
やりすぎていないだろうか、言い過ぎていないだろうかと立ち止まってみるのです。
その事自体は素晴らしいと思っても、それがどのような影響を回りに与えているかを考えることはとても重要になります。
これがエコロジーチェックです。
若い頃は、猪突猛進で進んでしまうことがありますが、年を経る毎に次第に視野が広がり、周りの影響を考えられるようになってきます。
これは、経験によるものです。しかし、エコロジーチェックを日頃から心がけることができれば、早く視野を広げる力が身に付いていきます。
保護者の苦情も同様です。保護者の視野が狭い状態になっていると考えると対応の仕方も違ってきます。一緒に渦の中に入ってしまうと泥沼化してしまいます。
一旦外に出る機会を作ることが重要になります。
焦点の当て方は、癖のようなものです。ですから、常にエコロジーチェックに心がけることが関係性をよくすることになります。
「ほどほど」がよいというのもそのためです。「ほどほど」に裏には、必ず相手の側から自分を見ることに焦点が当たっている状況があります。
相手の状況がなかなか見えない状態であれば、失敗したときにそれを発見することができます。失敗から学ぶことができます。
うまくできないから、何をしてよいかわからないと対応を恐れて、引いてしまっては、学ぶことができません。
試行錯誤でよいのです。経験が自分を鍛えてくれます。
失敗したら、相手に謙虚に謝るだけです。怖がることではありません。
学ぶ機会になったことで感謝することもできます。
よりよい関係を築きたいという気持ちがあれば、必ず気持ちが伝わるはずです。-
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