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from: 岐阜のすーさん
2011年02月23日 04時34分02秒
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子どもに尋ねる
私たちは、よりよく生きるために様々な価値観を子どもに示します。具体的な行動に意味づけをし、それが子どもにとっていかに大切なことなのかをわかるように努力しています。
それがどのように伝わったかということは、その後の子どもの反応を見て、確かめます。
教師側の意図のように行動が変わった時に、「わかった。」と判断します。
これが本当にわかったかどうかはこれだけでは十分判断できません。私たちが本当にわかったというのは、単に一度できればそれでよしという訳ではないからです。
身につけるということは、一度できることではありません。繰り返しできることが前提になります。
また、行動とその背景となる考えが一致していることも重要になります。
「この行動には、こんな価値があるのだ。」と言えたときに、「本当にわかった。」と解釈します。
例 優しい人ってどんな人?
これは、かなり幅広い価値ある姿です。
子どもたちに聞くと
・困った時に助けてくれる人
・勉強を教えてくれる人
・遊びに誘ってくれる人
・けがをしたとき一緒に保健室に行ってくれる人
・忘れ物をした時、貸してくれる人
など具体的な行動に表れる姿を教えてくれます。
次に「やさしい人は、どんな事を考えているのでしょう?」
と尋ねると、なかなか答えづらくなります。中には「相手の事を考える人」と答えてくれる子どもがいます。
その他にも「やさしい人は、どんな力があるのでしょう?」と質問しても同様に、答えづらくなります。
この事は、子どもだけでなく、私たち大人でも同じです。
価値観は、なかなか表面には現れませんから、じっくり考えないと出てこないことがあります。
指導したことは必ず子どもの姿として跳ね返ってきますから、子どもが何を大事に毎日を生きているのかを探ることは、とても重要になります。
日頃の自分の指導を見つめることにもなります。
ひょっとしたら、教師の顔色を伺って生きている子がいるかもしれません。また、友達に振り回されて生きている子がいるかもしれません。場当たり的にその場その場の雰囲気に流されて生きている子がいるかもしれません。
子どもに客観的な立場で、「優しい人(例)はどんな人」と問うだけでも、子どもが大事にしている価値観が見えてきます。
こんな問いかけは日常的ではありません。
具体的な行動に意味付け、価値付けをして、「〜する人は、こんな価値のある人だ。」と子どもたちに伝えることの方が日常的です。
非日常的なこの問いかけをすることで、新しい発見をすることができます。
私たち大人も子ども同様、いかに曖昧に生きているかがよくわかります。-
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