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from: 岐阜のすーさん
2011年03月03日 04時25分46秒
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冷静な判断
子どものトラブルに巻き込まれてしまう保護者はたくさんいます。冷静に判断できればよいのですが、なかなかそれができず、つい熱くなってしまう姿を見ることがあります。
悩んで苦しむ子どもの姿を見ていると冷静になれというのは、酷なことかもしれません。
よく考えてみると、感情が生まれる時は、目の前に悩み苦しむ子どもがいる時と、悩み苦しむ子どもを想像している時です。
読書に夢中になっていたり、仕事に夢中になっていたりするときには、そんな感情は生まれません。
ここがポイントです。
つまり、悩み苦しむ子どもの姿に反応しているということになります。目の前に子どもがいなければ、想像している子どもの姿に反応していることになります。
目の前に子どもがいる時に感情を抑えるということはなかなか難しいものです。また、感情的になることの方が大事なこともあります。
感情的になってしまうとどうしても視野が狭くなってしまいます。
ですから、冷静に判断するためには、目の前に子どもがいる時ではなく、この想像している時間をうまく利用することが有効になります。
つまり、想像している時間をうまく扱うことができれば、冷静に判断することができるということです。
想像ですから、どのようにでも変化させることができます。また、立ち位置を変えることもできます。
例えば、想像している子どもの位置を正面からサイドに移し、子どもの目の前に子どもに対応している自分を映し出し、第三者の立場から2人を眺めている位置に自分を置いて
・この子は、本当は私に何が言いたいのだろうか。
・この子は、私に話をしたいだけではないだろうか。
・今、子どもが悩み苦しんでいることは、本当に問題なのだろうか。
・今、子どもが悩むことで学ぶことはないのだろうか。
・この悩み苦しむ体験が生かされる場面はないだろうか。
・本当に大切な助言は何だろう。
などと問いかけてみます。
また、考え出した助言があれば、それを実行している子どもを想像しながら、
・本当にその対応が子どもにとってよい対応だろうか。
・他に与える影響はどの程度なのだろうか。
・本当にそれで、悩み苦しむ問題は解決できるだろうか。
・同じような問題が起きることはないだろうか。
・もし、解決できないとすれば、問題の本質は何だろう。
などと考えを巡らせてみます。
感情が冷静な判断を狂わせることは、誰にでもあることです。思いこみが問題の本質を見失わせていることもあります。
刺激されない状態に自分を置いたときに初めて、冷静に判断できます。
そして、子どものためにうまく時間を使えることができ、子どもをより健全に育てることになります。
私たち教師は目の前に子どもがいるときに感情をむき出しにして、全力で子どもとぶつかり合うことが多いと思います。しかし、その前にイメージトレーニングをしています。感情的にならず、冷静でいられる時間をうまく使って、意図的、計画的に子育てをしているのが私たち教師なのです。
イメージトレーニングをしている時は、常に冷静な判断があります。子どもを取り巻く周囲への影響もじっくりと考え、広い視野から子どもを眺めている自分がいます。常に広い視野をもち、子どもの将来をも見据えながら子どもの教育に当たっているのが私たち教師です。
保護者の感情的な思いも受け入れながら、常に冷静に判断できる私たちが保護者の強い味方になるはずです。-
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