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from: 岐阜のすーさん
2011年03月11日 05時05分18秒
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目を集める
多くの学校では、チャイムが鳴って、活動の区切りをつけています。その区切りは、強制的です。
時間通りに動くということは、なかなか難しいものです。
これは、無意識の働きが大きな影響を与えています。
特に好きな活動をしているときは、難しいと思います。
それは、今続けている活動が、心地よく、脳にとって、安心・安全な状態であり、次の活動に移ることは、状態を変えることになるからです。
仮に今の活動以上に安心・安全が保証される活動ならば、切り替えは早く行われます。そうでなければ、今の状態を続けたいと言うことになります。
そのため、ここで必要となるのが、遊びです。
今の活動をまとめたり、次の活動への興味付けをしたりする時間が次の活動への時間への遊びになります。
ですから、活動の始まりや活動の終わりは、とても重要になります。
チャイムがなったから当然活動が始まりますが、気持ちの上では、まだ活動を始める気持ちになっていないかもしれません。
これを無視して活動を始めても、その気になるまでに時間がかかる子は、活動から取り残されてしまいます。
この遊びの時間をうまく利用できるかどうかは教師の力量の差となって現れます。
まずは、子どもの気持ちに合わせることから始まります。
そのためには、子どもを観察し、状況をつかむことになります。
これから始まる活動への意識があるか、それとも始まる前の活動に執着しているかを見極めます。
一番わかりやすいのが、目です。始まる前の活動に執着しているときは、目が動きます。これから始まる活動の合図は、多くの場合、教師から始まります。教師が何を話すか、気になるところです。それを聞こうとすれば、当然、教師に着目できることが重要になります。それができている時の目は、常に教師に集まっています。そして、聞きたいと目が訴えています。
前の活動に執着している目をたくさん発見したら、活動を進めることはできません。
こちらに目を集めるための活動が必要となります。
興味関心のあるものをもってくる。
そろえるための言葉かけをする。
じっと揃うまで、待つ。
目をつむって、始まる前の活動の意識を遮断する。
様々な取り組みが考えられます。
できる限り効率よくすることが、次の活動への移行が早くなります。
また、取り組みを毎回変えるのではなく、習慣化するためには同じ取り組みをするとよいでしょう。
これにより、揃わなければ始まらないという教師の思いが子どもに伝わっていきます。
そろえば、活動がスムーズに進みます。
3学期も終盤に入り、これまでの取り組みの繰り返しにより、活動の始まりや終わりは一つの形ができあがっていると思います。
目が揃うまでの時間が、学級の凝縮度を測る目安になります。
今の姿が、本当にこれでよいのかを見極める時期になっています。
目一つにこだわるだけで、見事に変わってきます。次年度に向けて、目を集めるための取り組みを見直してみたいと思います。-
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