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from: 岐阜のすーさん
2011年03月22日 04時41分39秒
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別れ
いよいよ学期末となりました。慣れた学級、慣れた友達と別れる時期になりました。
別れを辛いと感じる子は多いと思います。しかし、私たちはいつまでもその場に立ち止まっている訳にはいきません。
時間はどんどん流れていきます。その時間の経過とともに別れは、過去の記憶になっていきます。
その時の感情の動きに合わせて対応することも大切ですが、「別れ」について語れる教師でいたいと思います。
人生において、別れは必ずあります。
ただし、突然の別れではありません。学期末の別れは、あらかじめ予定されている別れです。ですから、別れるための準備もできます。そして、冷静に別れを見つめることもできます。
出会った仲間から学んだことがあるはずです。
出会った仲間と楽しい時間を過ごした経験があるはずです。
出会った仲間に刺激を受けて、変化したことがあるはずです。
出会った仲間のためにしたことがあるはずです。
つまり、出会いを通して自分自身の成長を振り返る機会になります。
そして、その仲間に対して、どんな思いをもっているのか確認することができます。
そして、別れる今、何ができるのかを考える機会を作ることができます。
別れは、一つの区切りになります。
別れを受け入れなければ、新しい出会いはありません。つまり、大事な人を失うという思いで、いつまでもいると新しい仲間を受け入れることができないということです。
区切りをつけるから新たな出発ができます。
この別れを大事に扱うことは、その人との関わりを大切にすることになります。それは、感謝という形となって現れることが多いのではないでしょうか。自らの力で成長したと思っている子どもはたくさんいます。そんな子どもたちに仲間の影響の大きさをとらえさせることで様々な気づきが生まれます。それがなければ、感謝の気持ちは生まれません。
決して一人の力で成長してきたわけではありません。必ず関わりの中で成長してきた自分がいます。
・強引な自分を受け入れてくれたから、思い通りにできたのかもしれません。
・困った時に手をさしのべてくれたから、立ち上がれたのかもしれません。
・仲間の応援があったから、乗り越えられたのかもしれません。
・仲間を支える経験が思いやりの気持ちが育ったのかもしれません。
・仲間がいたから、耐えることができ、根気強さが身についたのかもしれません。
具体的な場面を思い出しながら、人との関わりを振り返らせたいものです。
これが、次のような気づきにつながります。
・生かしてもらった自分に気づく
・自らの成長に欠かせない人がいたことに気づく
・一緒にいることの幸せに気づく
これは、別れるまでに時間が保証されている別れだからできることです。
震災で突然の別れがやってきた人々の気持ちを考えると、辛くなります。
教師として、準備ができるこの学期の別れを大事に扱うことがどれほど重要なことなのか再度見つめ直す機会にもなりました。
儀式をこなすことではありません。その過程で関わりのあった人々への感謝の気持ちが高まっていくような支援に心がけたいと思います。-
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