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from: 岐阜のすーさん
2011年08月16日 03時57分09秒
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学び続ける
夏休みに入り、子どもとのつながりが薄くなり、なかなか日記のネタを見つけることができません。
こんな時こそ、子どもから離れた自分を見つめるよい機会になります。
私たちは、学ぶ条件がそろえば、学ぶように思っていますが、実は常に学びをし続けていて、その結果変化し続けているのです。
これは、意識レベルでの話ではなく、無意識のレベルでの話です。
脳は常に安心、安全のために働いています。日々の生活は、同じようであっても決して同じ毎日ではありません。
人と会ってもその時々の感情も違えば、会う状況も違います。環境や社会も日々変化しています。
その変化に対応するために脳は常に学び続けています。
それは、自覚せずに自動的に行われているため、意識せずに行われているため、気づきにくいということになります。
無意識に学んでいることは、言葉ではなく、体の変化として現れてきます。
一番わかりやすいのが感情です。
いろいろな感情が日々私たちの体の中で立ち上がってきます。
うれしいなと思う時には、目の前に何かうれしいことが起きています。
かなしなと思う時には、目の前に何かかなしいことが起きています。
つらいなと思う時には、目の前に何かつらいことが起きています。
その感情が湧きあがっている時、次に何を始めようとするのかを見てみます。
すると、心地よい感情ならば、ずーとこの感情が持続するようにしたいと脳が働いているように感じます。
逆に、気に入らない感情ならば、すぐにでも消したいというように脳が働いているように感じます。
この時、葛藤が生まれてくるように思います。
消したいと思っても、なかなか消えないのです。それに苦しんで辛い思いをしていることもあります。逆に持続したいと思っていても、それを止めなくてはならないと思うと辛くなります。
これらは常に脳が新たな感情を引き起こして新しい対応をさせようとしているために起きてくることになります。
つまり、新たな対応をするという学びをしていることになります。
これを自覚したとき、意識的な学びができるということになります。
例えば、私の場合、できれば話をしたくない人が目の前に現れた時、避けたくなり、目をそらしたり、そわそわしたりします。その場にいることが辛いのです。
しかし、この感情をじっと見つめてみます。
「どうして、この感情が湧きあがったのだろう。」と。
すると、過去に起きた出来事が浮かんできます。過去に相手との関わりの中で話をしていて辛く感じたことがあることに気づきます。
そして、その記憶が避けようとしている原動力だと気づきます。
さらにその記憶を見つめてみます。
「なぜ、辛くなったのだろう。」と。
その時の会話を再現しながら、その時の自分と相手との関係を見つめてみます。どのような状況になった時にその感情が湧きあがってきたのかを探っているのです。
すると、一つの発見があります。
相手から否定されたり、卑下されたりした言葉を浴びたことを思い出します。それに反応している自分に気づきます。
さらにその状況を見つめてみます。
「その状況というのは、その時だけなのだろうか、他の場面でも似た状況はなかったのだろうか。」と。
すると、否定されたり、卑下されたりした思い出が次々に現れます。
そうなんです。この言葉を浴びせられた時には、常にこんな辛い感情が湧きあがっていることに気づきます。
そして、さらに見つめてみます。
「本当に否定されたり、卑下されたりすることだったのだろうか。」と。
ある条件の中で、相手の立場に立った時に、そういう言葉を浴びせたくなることは、あるだろうと想像することができます。ある条件でなければ、否定されたり、卑下されたりすることがないことも見つかります。
否定されたり、卑下されたりするほど自分がだめな自分ではないことに気づきます。そして、ただ、言葉に反応していただけの自分に気づきます。
また、その言葉を吐く相手を考えることにもなります。
「こんな状況があるとそういう言葉を吐くのは、何故なのだろう。」と。
私を追い込むことで、自分を守ろうとしている相手の姿が見えてきます。また、その背景が浮かんできます。
そして、今目の前に現れている状況を見てみます。以前とは違う状況であることに気づくのです。
そして、相手との新たな関係を築く機会が目の前にあることに気づくのです。
いつもと同じように避ける自分になろうとしているのか、それとも新たな関係を築こうとしているのか、今自分に問われているのです。
何かを学ぶいい機会になるはずです。過去に作られた価値観を手放し、新たな価値観を築くチャンスになっているのです。
とても大事な学びの場が目の前にあることに気づきます。
相手に対する反応は、過去に作られた自分が作りあげたものです。新たな歩みを作りだすために、この辛い感情を味わいながらも、何か学ぶことはないかと見つめなおしてみると、かなり新しい発見が見つかります。
避けなければならないことではないことにも気づきます。
学び続けることは、常に自分を見つめ続けることなのだろうという気づきを私に与えてくれます。-
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