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from: 岐阜のすーさん
2011年09月09日 04時43分46秒
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可能性を引き出す
子どもたちは、無限の可能性を秘めています。しかし、その無限の可能性を秘めていると感じることは、どれ程あるでしょう。
子どもならば、この程度できればよいとか、これは子どもには無理だろうと制限を加えているうちは、無限の可能性はなかなか見えないものです。
つまり、子どもの可能性を引き出す側の私たちが、その可能性に制限を加えていることで、子どもの可能性が奪われているということになります。
これは、日頃の構えによって違ってきます。
できない所に焦点を当てることは、日常茶飯事です。特に躾に関しては、できるようにしたいという願いが強いため、できる姿をイメージがはっきりしているため、子どもにできていない現実を示すことが多くなります。
そのため、子ども自身は、できない自分を何度も味わうことになります。
例えば、努力しても中途半端になっていることについて、次のような言葉かけをされた時の自分の感じ方を見つめてみましょう。
・なぜうまくいかないのですか?
・それはどうしてですか?
・何(誰)がうまくいくのをじゃましているの?
・その状態は、いつからなのですか?
・なぜ、行動を起こさないのですか?
・本当に向上しようという気持ちはあるのですか。
・他にできなかった事はないですか?
・それは、なぜですか?理由は何ですか?
さて、どんな気持ちになったでしょう。これは、できないことに焦点を当てた質問になります。
次に次のような言葉かけをされた時の自分の感じ方を見つめてみましょう。
・今のところで、できている事は何ですか?
・その中で比較的うまくできていると思う事は何ですか?
・どのくらいまでうまくなりたいと思っていますか?
・うまくいったら、どんなことが実現しますか?
・うまくいくことは、あなたにとってどんな意味があるの?
・何があれば、今よりうまくできると思うの?
・他にうまくできたことはないですか?何がよかったの?
・助けてくれる人や喜んでくれる人はいますか?
さて、どんな気持ちになったでしょう。こちらは、可能性に焦点を当てた質問になります。
繰り返し当てられた焦点によって、それが次第に強化されていくのを感じることができます。
できない自分に焦点が当たると次第にやる気も失せてきます。
逆にできるかもしれない自分に焦点が当たると次第にやる気も高まってきます。
子どもの可能性を信じているからこそ、この言葉かけができるのだろいう言葉かけがあるということです。
日頃何気ない言葉の裏に、教師がイメージしている子どもへの思いが現れてくるのです。
ただし、その根元には、教師自身の自分への思いが現れています。
自信のもてない自分ならば、可能性を感じないで過ごしています。内省している時に、可能性を引き出す言葉は生まれてきません。常にできない自分を振り返る言葉になっています。
内省する言葉の中に可能性を引き出す言葉がなければ、外に向かって吐く言葉に可能性が見える言葉が少ないのは、当たり前です。
自分に制限を加えていることが、子どもの可能性に制限を加えていることになるのです。
ですから、まずは、自分の可能性を信じることから始めなければなりません。
自分の可能性をどこまで豊かに感じているか、日頃の自分見つめがとても重要になります。
制限をはずすことは、私たち教師にとって、子どもを育てる上でとても重要な課題です。可能性を引き出すためには、制限をはずすための柔軟性が問われることになります。-
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