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from: 岐阜のすーさん
2011年10月11日 04時28分27秒
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学びの意義
私たちは、時間の流れの中で生きています。その時間は、誰にでも平等に与えられています。しかし、その時間の使い方は様々です。そして、その時間は、幸せになるための時間です。
今よりももっと幸せになりたいと願っている人は多くいます。
子どもたちが学校生活で様々な体験を通して学ぶことは、今後の幸せにつながる大きな力となると考えているから、私たちも一生懸命に教えているのだろうと思います。
ところが、ここに大きな落とし穴があります。
幸せにつながる学びならば、喜んで学ぶはずにもかかわらず、時々、学ぼうとしない姿や楽に生きようとする姿を見つけます。
これは、子ども自身の問題というよりも、環境に問題があったり、子どもの学びに合わなかったり、強制的に学ばされたりするため、学ぶこととに意義が見つからずにいる子どもがいるからだと思います。
心の時代だと言われて久しくなりますが、時代の変化に流され、経済の混迷に振り回され、自信を失い、不安定さが増している今、豊かな心を養うにはとても厳しい時代になっています。
不安定だから今が不幸に見えるのかもしれません。不安を煽る情報が多いため不幸を感じるのかもしれません。
でも、それは間違いです。
多くの人々から愛され、慈しまれ、支えられてる子どもは、それ自体幸せな存在です。いや、幸せでなければなりません。
教える側が「今は不幸だ。」ということを前提に教えるとすれば、子どもは幸せを感じることは少ないのではないでしょうか。
「今が幸せだから、今後も幸せにならないはずがない。」「もっと幸せになるはずだ。」などと考えれば、幸せが前提となります。
このことを「学び」とつないで考えてみましょう。
学校では、わからないことや難しいことに挑戦させることは、いくらでもあります。
その時、「できないから」という思いで取り組ませているとすれば、不幸を前提とした学びになります。
「可能性を秘めているから、できないはずはない。」という思いで取り組ませているとすれば、これは、幸せが前提とした学びになります。
私たちは、後者の立場で子どもを育てているはずです。しかし、困難さが増せば増すほど、子どもに問題があるととらえ、子どもの可能性から目を離し、「いくら努力してもできないのは、子どもが悪い。」と言い放っていることはないでしょうか。
諦めてしまっていないでしょうか。
子どものよさに目を向けることも大事ですが、可能性の方に目を向けることの方がはるかに豊かになります。
よさは安定につながります。これがあるから、可能性に挑戦できるのです。
よさを生かすことは、可能性を引き出すためのきっかけだと考えることができます。
学びは、まさにこの可能性を引き出すための取り組みではないでしょうか。
学ばせる私たち自身が自らの可能性を広げる努力をしていると、子どもの可能性は、より広がりを見せます。
もし、「あなたのよさを生かして、可能性を広げなさい。」と子どもたちに心から言えるとすれば、きっと今、あなた自身が幸せな人生を歩んでいるはずです。
可能性を追いかけている時は、前向きで心が開かれています。常に吸収しようとする姿勢が現れています。だから、多くを学ぶことができます。
子どもたちは、喜んで学び続けているでしょうか。その機会を私たちは作っているでしょうか。
自らの学びを振り返ってみたいものです。-
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