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from: 岐阜のすーさん
2012年01月15日 08時42分26秒
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めあてを叶える
新学期が始まり、子どもたちも新たな気持ちで学校生活を始めていると思います。
その時に、子ども一人一人にめあてを立てさせることがあります。
めあてを立てたときは、意欲もあり、前向きさをもって取り組もうと努力しますが、次第に意欲もなくなり、いつの間にか立てためあてを忘れてしまうということはないでしょうか。
当然、刺激が少なくなることもありますが、めあてを立てたときの取り組み方にひと工夫が必要だと思います。
ー従来のめあての扱い方ー
子どもにめあてを決め、発表させ、何かに記録として残しておく。
↓
子どもが頑張ったときやめあてについて振り返った時に褒めたり、認めたり、時々振り返ったりする。
ーひと工夫しためあての扱い方ー
子どもにめあてを決め、発表させ、何かに記録として残す。
その後で
★めあてが達成された姿をイメージする。
★めあてが達成された時の気持ちを味わう。
を加えます。
これが、脳の働きを意識した取り組みになります。
めあては日本語で表現されます。
これは、主に左脳のはたらきによるものです。
これに、右脳のはたらきを加えるのです。
めあてが達成できた自分を具体的にイメージするということになります。
これは、右脳のはたらきを利用しています。
めあてを達成できたときの自分というのは、「いつ」「どこで」「どのような」姿になっているかをイメージすることになります。
その時の自分だけでなく、周りの様子まで明らかにします。関わる人があれば、それも動員します。そのときの会話も大事に扱います。まさに現実味を帯びたイメージです。
ここまで、具体的にすると、その時の感情まで表れてきます。
これが、脳のはたらきになります。
この感情というのは、意識ではなく、無意識の領域にあります。
私たちは、日頃体験していることですが、私たちの行動を規制しているのは、感情に他なりません。
私たちは、やりたいなあと思うとやってしまいます。いい話だから聞かなければとおもっても相手の人が嫌いならば、聞きたくありません。いやいや聞いていても身になることはありません。こんなことは日常茶飯事です。
このように感情が行動を支配していることがわかるでしょう。
つまり、この感情をうまく利用するのです。自分のめあてについても無意識の領域にある感情まで動員することで願いが叶いやすくなるということです。
私たちは、言葉の世界に生きています。どうしても言葉で表現すれば、すべてが動くように勘違いしています。意識レベルで、納得できる論理を作ります。それができるのが、言葉です。言葉は道具です。ただし、私たちの行動は言葉では表し尽くせません。
言葉では表し尽くせない感情、これをうまく利用します。
めあてを立てさせたら、いつもこの扱いをするのかと言えば、そうではありません。というよりも、子ども自身がめあてが叶った自分をイメージすると言ったときに、ここまでできる子どもにすることが大事になのです。
常に前向きに自分の願いを叶えるためにどのようにすればよいのかを考えられる子どもが自立できます。
ですから、身に付くまでは、繰り返しこの取り組みが必要でしょう。そこまでして初めて、教師の願い(自立した子になってほしい)が子どもに伝わるというものです。
私たちがめあてを叶えさせるわけではありません。子ども自身が自分のめあてを叶えるのですから、どのようにすれば、願いが叶うかを子ども自身が体験することで叶うことが増えてくるというものです。
そんな場を設けるのが私たち教師の仕事だと思います。
新しい年を迎えた今、私たちも夢を叶える取り組みをしたいと思います。-
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