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from: 岐阜のすーさん
2012年02月06日 04時34分45秒
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子どもがほしがる言葉2
子どもがほしがる言葉は、たくさんあります。
今回は、「あなたは大事な人だ。」という言葉を取り上げました。
例
Bくんは、授業中によく私語をしています。そして、友達が発言するとその発言について
「そんなことないよ。それは、違うわ。」「それは、おかしい。」
などと、友達を困らせることがあります。
そんな姿を見て、A先生は、
「ダメでしょ。そんな言い方をしたら。あなたも言われたら嫌でしょ。」
すると、
「そんなことない。僕は平気だ。」
と言い返してきました。
みんなと同じことをしようと思っても、できないことがあります。そんな時、それができないと褒められないとわかっているけど、何とか先生を振り向かせたいという気持ちから、時々いたずらをしたり、困らせたりすることがあります。
当然、先生も嫌なことをされるのでいい気分にはなれません。でも、その姿を叱っても解決になりません。
それは、子どもはこちらを振り向かせたいという子どもの願いが叶っているので、止める訳にはいかないからです。
子どもは誰でも認められたいと思っています。
でも、
「Bくん、ダメでしょ。」
「Bくん、いい加減にしなさい。」
「Bくん、どうしようもないね。」
などと、言われ続けるのです。一人一人大事な一人だと思っていても、感情的には、A先生も次第に嫌な状態になります。そして、「Bくんがいなければ、学級がよくなるし、もっと過ごしやすいのに。」などと感じてしまいます。
こうなると、Bくんと先生との関係は次第に悪くなります。
こちらに向けていたいというBくんの願いとは別に、先生から聞く言葉は、自分自身を否定する言葉でしかありません。Bくんにとって自分の存在を否定されることになります。
そこで、大切になる言葉かけがこれです。
「Bくん、あなたは大事な学級の仲間です。大事だから、みんなと一緒に頑張ってほしいと思っているんだよ。」
この言葉かけは、Bくんを温かく包む言葉かけとなります。
子どもの行動の裏には、必ずその子どもの意図が隠れています。現象面だけにとらわれていると、子どもの心とズレのある支援になってしまいます。
行動面に問題があっても、Bくんその人の人格の問題ではありません。ですから、Bくんの行動と彼の存在とは区別をして、仲間の一人として見放すことのないように心がけるこの言葉かけが必要なのです。
誰でもすぐにできるようにはなりません。Bくんも同じです。長い目で見ながら、少しずつ変化を認め励ましながら、Bくんの存在を大事にする姿勢がBくんの姿勢を変えていきます。それは、Bくんだけにとどまりません。他の子どもへの影響も大です。
このような言葉かけを使うことで、「先生は、私たち一人ひとりを大事にしてくれるんだ。」というサインを子どもたちが受け取ることになります。
どの子も大切な一人です。教師の価値観で人のねうちを決めてしまっては大変です。-
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