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from: 岐阜のすーさん
2017年02月05日 09時43分11秒
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感情のコントロール
ストレスを抱えた時、
「気持ちを早く切り替えたい。」
「簡単にできる解消の仕方があったらいいなあ。」
「時間をかけずにストレスを解消できないのかな。」
など考えることはないでしょうか。
意識的にストレスを解消しようとしても、ストレスが消えることはありません。
ストレスは、感情と共にいるので、意識では変えることは難しいということです。
ストレスは放っておくと、身体にまで影響を及ぼすことになります。
早くストレスを解消するには、無意識をうまく利用することが近道になります。
つまり、感情を意識的にコントロールすれば、ストレスを解消できるということになります。
感情をうまくコントロールできる人は、ストレスをうまく解消することができます。
感情に流されやすい私も、感情に流されないで、感情をうまくコントロールできるようになりたいと思います。
「感情をコントロールする」ことは、言い換えれば、感情をうまく変えることになります。
感情を変えるには、感情について理解する必要があります。
私たちは、今の心の状態とは別に、「楽しかった事(辛かった事)を思い出してください。」と言われて、過去の楽しかった事(辛かった事)を思い出すと、楽しい(辛い)感情が湧き上がってきます。また、「楽しい(辛い)未来を想像してみてください。」と言われて未来を想像すると楽しい(辛い)感情が湧き上がってきます。
このように過去の事であっても、未来の事であっても、私たちは、今その時の感情を味わうことができます。
つまり、感情は、過去・現在・未来という時間とは無関係で、今現れるということになります。
そして、感情は、一度に2つ以上味わう事ができません。このことは、今起きている感情が1つだということです。
この事をうまく利用すれば、ストレス解消につなげることができます。
つまり、意識をうまく使って感情をコントロールすれば、辛い感情を変えることができるということです。
感情はいきなり湧き上がってくるものではありません。
必ず刺激があります。刺激に反応して感情が沸き上がることになります。
この感情を沸き上がらせる刺激をどのように作り出すかということです。
例えば、
人から罵声を浴びせられたとします。罵声が刺激となって、時間を経た後でも、辛い嫌な感情が沸き上がります。
好きな人と手をつないで歩いたとします。手をつないだ温かさが伝わり、過去の出来事であっても心地よい感じが沸き上がります。
辛いカレーを食べたとします。カレーを見ただけで、辛さを思い出すことがあります。
感情が沸き上がる時には、必ず外から刺激を受けています。刺激は、五感情報として脳に記憶されます。この外部の刺激が感情を沸き上がらせたことになります。
ところが、外部の刺激だけでなく、後から同じように沸き上がらせることができる事を考えると、刺激は、外部だけでなく、記憶を使って、イメージするだけで刺激になるということです。もちろん直接受けた刺激より弱い刺激にはなりますが、このイメージを使えば刺激を得ることができるということです。
この「イメージする」という行為は、意識を使ったということになります。
つまり、意識をうまく使うということは、イメージをして感情を沸き上がらせるということになります。
イメージは、できる限り具体的にすると感情が沸きやすくなります。
多くの場合、視覚情報が中心となりますが、ここでは、視覚情報だけでなく、五感情報をできる限り多く使うことになります。
例えば、出来事が起きた時の様子だけでなく、その時に聞こえてくる声や音、その場の空気の温かさ、座った椅子の座り心地、においなどできる限り詳しく思い出してイメージします。
すると 感情が沸きやすくなります。
辛い気持ちが沸きあがっている時に、その感情に浸っていると辛い気持ちから抜け出すことはできません。
しかし、辛い気持ちが沸きあがっている自分を傍に置き、それを観察できる自分を作りあげれば、その自分を利用することができます。観察する自分に辛さを打ち消すような期待感や充実感などが沸き上がる出来事をイメージさせます。そして、あたかもそれが今の自分のようにして扱えばいいのです。
その自分が今の自分と感じられることができれば、辛さを感じることなく、期待感や充実感で満たされる自分を感じることができます。
もちろん、これは、一時的なストレス解消になりますが、時間をかけることも場所を変えることもなくその場で行うことができます。
このように自分の感情のコントロールは、感情に動かされている自分を観察する自分(「ああ、今辛さを感じているんだ。」とみている自分)を作り出すことが、鍵になります。
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