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from: 岐阜のすーさん
2017年02月16日 11時35分24秒
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自立を目指して
出来事が起こると感情が動きます。その時の感情は、心地よいものであったり、逆に悪いものであったりします。
これは、自分の意思で決めているというよりも、自然にその出来事に反応しているように思いませんか?
例えば、
友人との別れるという出来事があれば、程度こそ違いますが、悲しくなります。
同様に 試合に勝ったという出来事があれば、うれしくなります。
願いが達成できると充実感を感じたり、うれしくなったりします。
意思をもって、「よし、ここでは悲しもう。」とか、「ここは喜ぶべきだ。」とか考えて、悲しだり、喜んだりするわけではなく、自然とその状態になっていくのではないでしょうか。
これらは、自分の意思とは無関係に出来事に反応していると考えることができます。
でも、それだけではありません。
「辛い出来事であっても、乗り越えればきっといい事がある。」
「大事な人の死にあっても、いつまでも悲しんでばかりはいられない。死んだ人のためにも頑張って生きよう。」
と、考えて、感情を押し殺して前に進もうとすることがあります。
これは、感情というよりも意思がはたらいています。
辛い出来事であっても、楽しい出来事であっても、受け止め方一つで、感情が変わります。そして、その感情があっても、感情に流されず、意思でもって乗り越えようとすることもできます。
つまり、自分の心の問題は、出来事と無関係だということになります。
それをどのようにとらえるかという自分自身のとらえ方がその後の取り組みに大きな影響を与えているということです。
出来事を自分の力量を上げる機会だととらえれば、力量があがります。
その出来事が目の前に現れたのは、何らかの意味があると考えれば、自分の力量を高める視点を見つけることができます。
これが、意思となります。
自分一人でその意思を通し続けることは、なかなか難しいこともあります。
そんな時、他人に依存しなければならないことが生まれます。
例えば、辛い出来事であっても、その辛さに共感し、手を差し伸べてくださる方がいれば、何とかその辛さを乗り越えられることがあります。
楽しい出来事でも、仲間も一緒に喜んでくれると益々楽しくなります。
頼ることは、日常茶飯事です。私たちは一人では生きていけません。
自分の心を落ち着かせるためにもこの仲間への依存は必要です。
その依存があるから、自立できるのかもしれません。
友達の別れから、早く立ち直ることができるかもしれません。
親しい人の死を乗り越えられるかもしれません。
辛い仕事でもやり通せるかもしれません。
困った時の知恵を授けてくださるかもしれません。
依存は悪ではありません。一人でできないと判断した時には、依存すればよいと思います。
「仲間がいるから頑張れる」という事もあります。
「仲間のために頑張れる」という事もあります。
もしかすると、依存しなければ、悩みや苦しみになってしまうかもしれません。
自立するために依存することは、とても重要です。
依存を否定することではありません 「依存」と「自立」は、自分次第です。
「助けてもらえる」という考えは、依存が前提になっています。
今は依存すべきだと判断している自分は、自立を目指して依存すると決めて頼ることになります。これは、「助けてもらえる」というべったり依存している姿ではありません。
ある程度の抵抗がなければ、ストレス耐性は身につきません。頼らないと決めて、自分で最後までしようとするのもストレスが強くなる可能性もあります。
自分のことをよく知っているはずです。
自分で試しながら、頼るかどうかのさじ加減をしなければなりません。
例えば、辛さや不安などを避けるために頼る事があります。
これは、感情をコントロールしているだけで、自立を目指して頼る事とは異なります。
感情に流されて判断しているか、冷静に考えて判断しているか、他者には全くわかりません。
わかるのは、自分自身です。
どの状態が「辛さや不安などを避ける自分からの判断」か、それとも「自立を目指した自分からの判断だ。」を知っているのは自分です。
その上で、頼るとしたならば、感情に流されているのではなく、自立を目指す自分だからこそできる対応の仕方を選ぶことのできた自分だということになります。
感情に流されている自分は、いつもの自分になります。広い視野で物事をとらえる自分ならば、冷静に考えて判断できます。
依存を否定することなく、うまく頼ることができれば、早く自立につなげることができます。
目の前に起きる出来事をどのようにとらえると依存から自立へと向かうことができるのかは、自分に投げかける言葉がそれを決めます。
広い視野から自分を見つめながら、
「目の前に起きる出来事は、すべて自分の成長につながり、力を伸ばすために役立つ。」
と、信じて自分に声をかけてみてはいかがでしょう。
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