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輝く瞳と素敵な笑顔

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公開 メンバー数:17人

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  • from: 岐阜のすーさん

    2011年04月25日 05時34分37秒

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    家庭訪問

    家庭訪問では、保護者と連携を作り上げるための大切な機会です。短い時間ですが、この機会が今後の保護者との関係を左右するとても大切です。第一印象がとても大

     家庭訪問では、保護者と連携を作り上げるための大切な機会です。短い時間ですが、この機会が今後の保護者との関係を左右するとても大切です。
     第一印象がとても大切です。最初の印象が今後を引きずります。
    ・話しやすい先生
    ・わかってくれる先生
    ・子どもを大切にしている先生
    ・誠実な先生
     こんな先生ならば、これからも関わりを大切にしようと思います。
    逆に、
    ・自己主張が強くて聞き入れてくれない先生
    ・わかった振りをしている先生
    ・保身に走る先生
    では、保護者は警戒をします。

     第一印象については、メラビアンの法則があります。
    ・ジェスチャー 55%
    ・声のトーン  37%
    ・内容      8%

     ということは、対面しているときにメモなどをしているととても印象が悪くなるということです。

     相手の目を見て、相手の表情を受け止めながら、にこやかに振る舞う必要があります。
     笑顔は相手に好印象を与えます。それに加え動きを付けて相づちを打ったり、「なるほど」「すばらしい」などの声を出したりするとよりよい雰囲気を醸し出します。

     保護者は、学校での様子が気になっています。これに答えることから始めます。しかし、それに終始していては、学校生活を生み出している子どもの背景が見えてきません。
     ここがポイントになります。学校生活と家庭とをつなぐ話題へと誘導していく必要があります。
     学校での子どもの様子の背景を探ったり、心配したりするような内容を持ち出し、次第に家庭生活を浮き彫りにしていきます。
    ・元気がよい→安定した家庭生活があるのでは?
    ・礼儀正しい→家庭での躾が素晴らしいのでは?
    ・真面目→最長子としての責任感が表れているのでは?
    ・落ち着いた生活→規則正しい生活のリズムを作っているのでは?
    ・忘れ物が多い→生活のリズムが不安定では?


     この後、家庭と学校が連携しながら、よりよい方向に進めたいという願いをもち、保護者と一緒に考えていきたい問題を作っていくとよいでしょう。

     先生に頼ってもいいかもしれないという安心感が生まれれば、家庭訪問での成果となります。

     子どもにも家庭訪問で約束したことを話してもらい、学校でも気を付けて見ていることを伝えることができれば、すでに連携ができた証拠です。

     子どもは、学校でも家庭でも両方で同じ事を言われることで、何が大切なのかをつかむことができます。

     これは、学校生活を安定させるだけではなく、家庭生活にも変化をもたらします。学校と保護者とが協力し合って、子どもの生活をよりよくしたいという願いが具体的に行動としてできるのです。

     子どもが変われば、保護者が変わります。信頼関係も深まります。

    家庭訪問では、多くのことを望まないで、一人一つでいいのです。この子の保護者とこんな約束をしたという取り組みができれば、今後の関わりが作れます。

     
     ※ここで、特に、気を付ける一つ気を付けなければならないのは、時間感覚です。予定時刻を守る努力が誠実さにつながります。
     できれば、時間厳守で家庭を回りたいものです。そのためには、事前に場所の確認をしたり、訪問から訪問までの間隔にゆとりをもったりできるとよいと思います。

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  • from: 岐阜のすーさん

    2011年04月22日 05時45分02秒

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    個別と一斉(褒める)

    私たちが子どもたちに声をかける時に、配慮しなければならないことは、個別と一斉の使い分けです。よいことだから、みんなに知らせたいと思って、ある子どものよ

     私たちが子どもたちに声をかける時に、配慮しなければならないことは、個別と一斉の使い分けです。
     よいことだから、みんなに知らせたいと思って、ある子どものよい姿を紹介して褒めることがあります。
     しかし、一斉で褒めた事が本当にその子にとってよかったかどうかは、別です。

     多くの場合、自分を認めてもらいたいと思っていることが多いので、みんなの前で褒められることはとても喜ばしいことになります。
     このことは、みんなより優れていると思えば、優越感を味わうことになります。仲間から賞賛されれば、自己肯定感も芽生えます。

     褒められた仲間のよさを一緒に喜ぶ仲間であれば、大いに褒めてあげたいと思います。

     しかし、中には、褒められた子どもを恨めしく思ったり、僻みをもったりする子どももいます。こんな子どもがいる学級では、褒められた子どもを引きずり降ろそうと、嫌みを言ったり、空威張りをしてみたりする子どもが現れます。

     この状況の中では、褒められることで仲間から嫌な思いを受けるならば、褒められたくないと考える子どもも生まれてきます。

     こんな時、私たちは、多くの子どもの前で褒める事を躊躇してしまいます。

     でも、ここが問題です。

     どの子も褒めてもらいたいと思っているから、このような状況が生まれているということに気づくと対応が違ってきます。

     褒めてもらうことが少ないから、このような状況になったのです。特定の子どもだけが褒められ、認められていくことに対する反発だと考えた方がよいということです。

     褒める機会が増えれば、多くの子どもが褒められる機会に恵まれます。

     「心配しなくてもいいよ。あなたのよさをちゃんと先生は知っているから。」と一人一人の子どもにサインを送り続けているかどうかがポイントになります。

     そのためには、一斉だけでなく、個別に褒める機会を一斉に褒めること以上にし続ける必要があります。

     自分から教師のそばによってくる子どもはまだそれができます。しかし、教師のそばに来ない子どももいます。この子どもたちへの配慮がとても重要になります。

    ・時間を見つけて、直接声をかけに行く。
    ・その子の周りにいる子にその子のよい所を話し、伝わるようにする。
    ・提出物などの中でよさを褒める。

     常に目配りが重要になります。近くに来ない子どもたちへの遠くからの目配りであっても、よさを見つける機会を作っていることになります。

     常に学級全員の姿を見ながら、個別に声をかけるからこそ、子どもとの信頼関係ができあがります。
     「その先生が、私のことを全員の前で紹介してくれるのだ。」という思いになって初めて、みんなの前で褒められることの嬉しさを感じとることができます。

     人間関係ができあがっていなければ、本当に褒められた喜びは感じられません。
     「何か魂胆があるのではないだろうか。」
     「どうせ、ついでに褒めたのではないだろうか。」
    などと詮索する子どもになっては大変です。

     どの子も愛すべき素晴らしい存在です。優劣はありません。優劣を作っているのは、私たち教師です。

     都合のよい姿だけを褒めているとすれば、子どもたちにすでに気づかれています。子どもの反応を見れば、本当に褒められていると感じているか。本当に仲間のよさを認め合っているかがわかります。

     自然と拍手が起こる学級になっているだろうか。
     笑顔で褒められた子を承認しているだろうか。
     自分の事のようにどの子も喜んでいるだろうか。

     上辺の良さ見つけは、害になります。本気になって褒めている私たちならば、一緒に喜べない子どもが気になるはずです。その子どもを見逃していたり、平気でいたりする所があれば、これこそ、教師の問題です。

     一人の喜びは、みんなの喜びになります。そして、一人の悲しみはみんなの悲しみになります。

     学級を作るということは、そういう気持ちになる子どもに育てることではないでしょうか

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  • from: 岐阜のすーさん

    2011年04月20日 05時45分20秒

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    挨拶ができる関係

    挨拶の指導は、どの学校でも行われています。この指導は、人間関係を築くためには欠くことができない指導です。挨拶を交わせる関係というのは、互いの関係を認め

     挨拶の指導は、どの学校でも行われています。この指導は、人間関係を築くためには欠くことができない指導です。

     挨拶を交わせる関係というのは、互いの関係を認め合っているという証拠になります。
    仕方なしにする挨拶もあれば、心を込めた挨拶もあります。
    いずれにしても、自分との関係があると認識しているからできるのです。
    逆に、関係を築きたくなければ、挨拶をせず、無視をすることで築きたくないという気持ちを表すことができます。
     無視されればとてもいやな気分になるのは、自分の存在を否定された気持ちを味わうことになるからです。ですから、私たちは挨拶の指導をするのです。


     例えば、見守り活動と称して地域で子どもたちを安全に登下校できるように道路に立っておられる方への挨拶を見ているとそれがよくわかります。

     当初、いくら挨拶をされても挨拶を返さない子どもがいます。子どもにとって、安全な人か危険な人か、初めのうちは、判断はできません。しかし、繰り返し関わる中で、安全な人だと思うことができたら、子どもは次第に心を開いていきます。

     その内に挨拶をするようになります。

     関係ができれば、次は関係が深まるかどうかがポイントになります。

     「おはようございます。」という挨拶をし続けても、深まる関係は築けません。

     それとは別の関わりが必要となります。子どもたちにとって安全を見守ってくださる方だという認識ができれば、感謝の気持ちを伝えることになります。

     これは、「おはようございます。」ではなく、「ありがとう。」になります。そして、それが積み重なると「いつも、ありがとうございます。」になります。
     そして、これを大きな視野に立って見られるようになると「私たちのためにいつもありがとうございます。」になります。

     相手との関係の違いが、相手をどのように受け止めているかという認識の違いが言葉として表れてきます。

     子どもたちがどんな言葉を使うかは、その子の相手に対する認識の違いを表します。子どもは自分との関係を素直に言葉として表現しています。

     「いつもお世話になっている方ですね。」
     「あなただけではなく、全校のみんながお世話になっているね。」
    などと教師から見方を変える言葉かけが子どもの認識を変えるポイントになります。

     子どもが自分にとってどんな価値ある存在なのかを実感した時、見方が変わります。

     「挨拶をしなさい」という指導をしていても、関係を深めることはできません。
    関係を深めるためには、相手に対する認識のさせ方が必要になります。

     子どもの挨拶の様子を見ることは、子どもの相手に対する認識の深さを探ることができます。


     これは、挨拶をしなさいという行動レベルでの問題だけを取り上げていると、相手に対する認識の深さを探ることはできません。

     見守り活動の問題ではなく、日頃の学級の子どもたちの挨拶の様子を見ることで学級の凝集力を見ることができます。

     子ども同士かけあう挨拶はどんな挨拶なのでしょう。
    ・挨拶する仲間を選んでいることはないだろうか。
    ・学級の仲間なら誰にでも挨拶しているのだろうか。
    ・挨拶する様子から、関わりを作ろうとする願いが伝わってくるだろうか。
    ・挨拶の中に関わりを深める言葉が含まれているだろうか。

     朝、教室で子どもを迎えてると子どもの挨拶が様々であることに気づくでしょう。

    挨拶は、背負っているものによっても変わってきます。

     朝叱られて来た子どもが元気よく挨拶できるとは思えません。
     宿題を忘れた子どもは、挨拶どころではありません。
     仲間と夢中で話をしていている時には、挨拶の声さえ聞こえないかもしれません。

     子どもの背景にも気遣いながら、子どもたちの朝の挨拶を眺めてみてはいかがでしょう。

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  • from: 岐阜のすーさん

    2011年04月18日 05時24分58秒

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    支え合う仲間を育てる

    目の前にいる子どもたちとこんな学級を作りたいという気持ちで、学級に合ったルールを丁寧に教え、少しずつその形が見え始める頃になってきました。「自分たちの

     目の前にいる子どもたちとこんな学級を作りたいという気持ちで、学級に合ったルールを丁寧に教え、少しずつその形が見え始める頃になってきました。
     「自分たちの学級だから、自分たちで考えなさい。」と子どもに全部押しつけて、教えないでいると、どのように動いてよいのかわからずに戸惑っている姿が多くなり学級としての形が定まりません。
     
     今のこの時期の子どもたちは、新しい学級という集団に慣れることで精一杯です。これは、子どもだけではありません。
     お互いにけん制し合いながら、様子をうかがうことはよくあります。動けなくても仕方がありません。動けないのが自然です。

     ですから、ルールとして示さなければならないことがあるということです。そして、この丁寧さの差が学級作りの差となって現れます。
     形をきちんと作るというよりも、子どもたちが動きやすい形を示していると考えた方がよいかもしれません。ですから、今後もっと過ごしやすい形に変化する余地も残しながら、子どもたちに示しているという気持ちが大事になります。

     子どもたちは、安全で安心できると判断した時に初めて、自分らしく動き出します。

     たくさんのルールを一度に身につけることはできません。失敗することはあります。

     その時に一番助けになるのが、仲間の支えです。声をかけ合って助け合える仲間にすれば、ルールも早く身に付きます。

     決めたルールに沿って動ける子どもを見つけて褒めることはきっと多いでしょう。
     しかし、それよりももっと大事なことは、仲間にルールに沿って動くように声をかけたり、手伝ったりする「できない仲間を支える子どもたち」を褒めることです。

     これが子ども同志のつながりを密にします。

     個々の頑張りだけを認め励ましていると、仲間作りはなかなか進みません。

     今私たちが子どもたちに示すルールは、今できなくても、時間をかければできるようになっていくルールばかりです。ですから、今のこの時期に仲間と関わりを作ろうとする子どもに目を向けることは、学級作りに大いに役立ちます。

    <学級の仲間に声かけができる子>
    ・学級の仲間だと認めているから、声かけができる。
    ・一緒に頑張ろうという気持ちがあるから、声かけができる。
    ・関わりをもちたいと思っているから、声がかけられる。
    ・自分はできていると思っているから、声がかけられる。
    ・何をすべきかわかっているから、声かけができる。
    ・どんな価値があるか知っているから、声かけができる。
    ・自分ではなく、仲間に目を向けているから声かけができる。

     真の学級のリーダーは、この中にいます。仲間に目を向けてよりよい生き方を目指している子どもだから、声かけができるのです。

     自分のことだけしか考えない子どもは、声をかけることはできません。

     できることばかり褒めていると、仲間への配慮する子どもは、なかなか認めてもらえません。時々、「まず、自分の事をしなさい。」と叱っている光景を見ることがあります。

     仲間と一緒に頑張ろうと子どもたちに声をかけている私たちです。

    それを実行している子どもは、この声かけに現れているのです。教師の働きかけ一つで、焦点が決まります。個々の頑張りに目を向けるか、それとも仲間とのつながりに目を向けるかどちらでしょう。

     今の指導では、ひょっとすると、自分のことだけを考えている子どもを育てているかもしれないと疑ってみる必要があります。

     自分の事であっても、仲間と関わりをもちながら取り組もうとする子どもに目を向けているかどうかを見つめてみたいものです。

    声をかける子どもたちには、
    「学級の仲間だと思っているから、声がかけられるね。」
    「優しいね。友達のことを心配してくれるんだね。」
    「声をかけてくれるんだね。仲間を思いやる気持ちが伝わってくるよ。」
    「友達の事も考えられる素晴らしい子だね。」
    「仲間と一緒に頑張ろうという気持ちが伝わってくるよ。」
    「そうだね。みんなが揃って初めて、学級として揃ったということだね。」
    などと声をかけたいものです。

    声をかけられた子どもたちには、
    「あなたを学級の仲間だと思っていてくれるから声をかけてもらえるんだよ。」
    「優しいお友達がそばにいてよかったね。」
    「嬉しいね。一緒に頑張ろうと助けてくれるお友達がいるんだね。」
    「あなたのことを心配してくれる仲間がいるから安心だね。」
    などと声をかけたちものです。

     子ども同士のつながりを作るのは、教師です。このような言葉かけが子ども同士をつなぎます。助けてもらう子も助けられる子もどちらも嬉しくなる言葉かけです。そして、お互いを結びつけることになります。

     学級の仲間意識が弱いと思えば、意識させる声かけをもっと増やす努力が必要になります。まずは、教師から働きかけることです。

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  • from: 岐阜のすーさん

    2011年04月13日 05時59分17秒

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    安心・安全を創り出す

    私たちには、自己実現の欲求があります。学級づくりは、最初の一週間がとても大事だと言われ、それに邁進している今、教師の欲求がとても強く表れている時だと思

     私たちには、自己実現の欲求があります。学級づくりは、最初の一週間がとても大事だと言われ、それに邁進している今、教師の欲求がとても強く表れている時だと思います。
     子どもたちは、その教師について行こうと必死になっているのが、今の状態です。
     子どもは学級づくりというよりも、まず、自分がこの学級という社会の中に適応していこうと必死になっています。

     これは、創り出すエネルギーではありません。適応しようとするエネルギーです。

     マズローの欲求の5つの段階に当てはめて考えてみると、自己実現の欲求に至るまでの社会的欲求や自己尊厳の欲求が満たされないと自己実現の欲求にまで高まることはありません。

     つまり、この集団の一員として教師や仲間から承認されることが大事だということになります。
     
     先生が「すばらしい。」と認めてくれると、それが自己尊厳の欲求が満たされます。そして、それを学級の仲間も認めてくれると社会的欲求も満たされることになります。

     この時期にいろいろ指示をして、教師の思い通りにしようとしても子どもにとって、しなければならないことが増えることになります。
    しなければならないことが増えるということは、できない可能性が増えるということになります。
     
     できないことが増えるということは、承認される機会が少なくなり、学級の中で生きていくことが辛くなります。

     5月病となって子どもが苦しむのは、それです。

    今まで積み重なった重圧に耐えきれなくなって、体に拒否反応が出てしまうのです。

     それを避けるためには、この4月には、焦らず、どの子もできるようになることを一つ一つ確実に増やしていくという構えが必要となります。

     大まかな流れを示すことは見通しをもって取り組む上でとても大切です。
    しかし、それを確実にすべてできる姿を求めるのではありません。
     焦点を決めるのです。
    ・始まったら席に着くこと
    ・授業の前に授業の準備をすること
    ・黙って教師の指示を聞くこと
    ・椅子は隣ときちんとそろえること
    ・姿勢良くすわること
    ・机の上に指定した通りに物を置くこと
    ・話を聞く時には、話し手に意識を向けること
    ・席から離れる時は、必ず先生にその理由を話すこと
    ・学習に必要な物だけ学校にもってくること
    いろいろ決め事があると思いますが、その中からできる限り多くの子どもができそうなことを選びながら、一つ一つできるようにするのです。
     みんなでできたという喜びを分かち合いながら、進めていくのです。
    これが、子どもの欲求を満足させます。

     ただ、全員できたからといって、すぐに身に付くというものではありませんから、繰り返しをしなければ、身に付くものではありません。

     同じ事でも褒め方が変わります。
    ・できたね。
    ・すぐにできたね。
    ・また、できたね。
    ・またまた、できたね。
    ・いつでも、できるね。
    ・なぜ、それが大事かわかってできたね。
    ・言われなくてもできたね。

     新しい事に焦点を当てても、前にできた事についても繰り返し褒めることで定着を確実にしますから、前にできた事も褒めます。
     ということは、褒めることが次第に増えていくことになります。

     全員が揃わないと次に進めないと考えるとこれまた苦しくなります。ある程度の子どもができたら、できたことにすることも時として重要になります。

     それは、人によって、得手不得手があるからです。

     定着するまでに時間を要する子がいます。
    それを長い目で支えてくれるという仲間がいれば、安心して取り組むことができます。

     そして、場面を切り替え、別の分野に焦点を当てたとき、自分の得手となる分野でできることがあれば、それはそれで自信をもつことになります。
     
     多くの分野を扱うことで、自分の存在が位置付く場所が見つかれば、子どもは集団の中にいることに不安を感じないですみます。

     ただ、これも子ども自身の欲求の問題があります。みんなができることが自分だけできないということに苦しむ子であれば、丁寧に支えることが重要になります。

     こだわりが強いようならば、みんなで支えるという構えが必要です。そして、できなくても、できるようになろうと頑張る姿を応援することになります。

     4月は子ども一人一人が学級に位置付くために認められる場を作ることが重要になります。

     ここで、自己尊厳の欲求や社会的欲求が満たされるといよいよ自己実現の欲求が出てきます。
     この時、子どもたちは素の自分を出してきます。これは、安心・安全な場が確保できた証拠です。

     学級が乱れてきたと勘違いしてしまう教師がいますが、これは互いの自己実現のイメージが違うために起きるものです。

     この時に大切になるのが、学級目標です。みんなでどんな学級を作りたいのかを決める機会がやってきます。

     4月の今の時期はそこにたどり着くまでのとても大切な時間です。子どもの安心・安全を確保するための努力が続きます。

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  • from: 岐阜のすーさん

    2011年04月11日 05時22分12秒

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    風評被害

    東日本大震災では、被災地の早い復興を願って、多くの方が義援金活動に参加しています。また、ボランティア活動として現地の復興に直接関わっている人々もいます

     東日本大震災では、被災地の早い復興を願って、多くの方が義援金活動に参加しています。また、ボランティア活動として現地の復興に直接関わっている人々もいます。そして、「日本が一つになって、復興に取り組もう」という機運が高まっています。
     しかし、その一方で、風評被害によって地域の農産物や海産物が売れなくなっています。
     ここの人間のエゴが見え隠れしているように見えます。

     私には、「光」と「影」の関係のように見えてなりません。

     今回の地震で私たちの生活に様々な形で影響が出ています。このことから、私たちの生活は、深く現地とつながっていることが今まで以上に知ることができました。

     すでにつながっているのが私たちだったのです。

     ところが、どこかで他人事にしているのではないでしょうか。

     自分に被害が及ぶ食生活については、できる限り影響を受けないように別の所から食材を選ぼうとしています。

     一方の手は握手をしようと手をさしのべていますが、もう一方の手に刀をもち、相手を刺そうとしているように見えて仕方がありません。 

     一つになるということは、他人事ではなく、自分事にすることではないでしょうか。両手をさしのべることができて初めて復興につながると思います。

     復興に関わって、地域にお金が落ちるような仕組みができなければ、本当の意味での復興にはなりません。

     風評被害は、まさに地域の復興を阻止しているように思います。これは、消費者である私たち一人一人の問題です。
     他人事にしているから、別の所から食材を手に入れるのではないでしょうか。風評に惑わされることなく、普段の生活をすることが復興に協力することになるように思います。

     被災者の中には、今後の生活に不安を感じている方々が多いはずです。この方々が復興に動き出した時に、お金になるとすれば、不安の解消の力づけになるように思います。

     復興のために頑張ろうとする被災者を支援し、お金が被災地に落ちるようになれば、復興にも弾みがつきます。

     テレビでは重機が解体工事をしている様子が映し出されています。あの重機を見て、「誰が動かしているのだろう。」「どこの業者が関わっているのだろう。」「どこにお金が落ちるのだろう。」と考えてしまいます。

     できる限り早い時期に地元の人々が立ち上がって自らの手で復興に動き出さなければ、外から入った業者が復興に直接乗り出して、横取りすることなってしまいます。

     低価格で重機を貸し出しし、地元の解体業者の人々が動き出しやすいように支援をしたり、関係者を雇い入れたりするような動きはあるのでしょうか。これならば、地元にお金が落ちます。そんな仕組みを作ることはどの業種でも可能だと思います。

     困った人に手をさしのべることはとても重要です。しかし、自分で歩けるように支えなければ、歩き出せません。あくまで私たちは、支援者です。歩き出すのは、困っている人なのです。

     歩き出そうとしている人が本当に歩き出しやすい環境を作ることは、支援する私たちだからできる事です。

     私たちが今できることは、本当に何でしょう。震災1ヶ月を過ぎた今だからできることがあるように思います。
      
     義援金活動以外に何かできることがあるのではないだろうか。

     地域の人々の生活をバックアップする形で乗り出すことができたら、きっと復興は早くなるのではないかと思います。 

     教育者である私には、何ができるのだろう。

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  • from: 岐阜のすーさん

    2011年04月07日 04時35分19秒

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    安心・安全が基盤

    いよいよ新学期の始まりです。子どもたちもやる気に満ちあふれています。今だからこそ、こんなことを子どもたちに言おうとか、しようとかいろいろ考えていること

     いよいよ新学期の始まりです。子どもたちもやる気に満ちあふれています。今だからこそ、こんなことを子どもたちに言おうとか、しようとかいろいろ考えていることと思います。
     最初が肝心だからといって、できる限り、して欲しいことを子どもたちにぶつけると子どもたちは次第に疲れていきます。

     やる気と同時に不安を一杯抱えているのがこの時期です。ですから、いろいろしたいことを子どもにさせることよりも、まず、これから始まる新しい仲間や環境に馴染むことから始めなければなりません。不安を取り除くことから始めるということになります。

     つまり、ここが自分にとって、「安全で住みやすい場だ。」と子ども自身が感じることがとても大事になるということです。

     不安があれば、外を見るゆとりはありません。内側を見、自分を守ることに力が入ります。そして、自分を守るために、外からの刺激を拒みます。
     不安が募ると、「もっと私を認めてほしい。」と自分の存在をアピールします。ここには、外に合わせるゆとりはありません。自分流のアピールが出てきます。例えば、わざと反発したり、時間をかけて遅らしたり、トラブルを起こしたりします。どれも不安に対する反応です。不安な状態を創り出した所に問題があるのです。子どもは教師の刺激に反応しているだけです。

     今は、始まったばかりで、そんな自分を出すことなく、仮面をかぶっています。いつもの自分よりもちょっぴりと素敵な自分を表出させています。
    そんな今だからこそ、その頑張りを認め励ますことが必要なのです。

     ちょっと素敵な自分を表出させたことが認められると、「私にもできる。」という自信が沸いてきたり、「先生や仲間とうまく関われそうだ。」と不安を払拭したりすることになります。
     この頑張りは仮のものではなく、本来その子自身がもっているものです。
    もっていなければ、頑張ることすらできません。だから、認め励ます価値のある姿です。

     もし、できて当たり前と思って認め励ますことがなければ、「頑張っても認められない。」と勝手に自分で解釈する子どもも出てきます。そして、次第にその頑張りを見せなくなります。

     ですから、今は、1つでいいのです。教師が大切にしたいと思っていることを1つ示すのです。そして、その示したことに向かってくる子どもたちの姿勢や息遣いを感じるのです。


     安心・安全が確保できるとわかったら、次第に本来の自分を出してきます。それが始まるのは、2、3日先になります。今は安心・安全の確保です。不安を取り除くことに全力をあげます。

     今の頑張りを十分に認めることなしに、安全・安心は確保されません。
    どの子も認められたいと思っているいます。

     まず、子どもをじっくりと見て、取り組みのよさやその裏にあるやる気を認め励ますことから始まります。


     子どもたちは、教師の投げかけに敏感に反応します。この敏感に反応する子どもの姿を見つけるところから始まります。もし、反応が遅ければ、何か問題や悩みを抱えている子だと考えてよいでしょう。
     この場合は、その子の問題や悩みに寄り添うことから始めなければなりません。決してできないからと責めることではありません。
     「一緒になって考えてくれる先生なのだ。」と子どもが感じることで、子どもに安心・安全が生まれます。

     私は、年度初めには、「聞く姿」に着目します。
    目が訴えています。「こっちを見て!」と子どもたちが訴えているのを感じます。
     そんな姿を見ると、思わず笑顔がほころびます。そして、褒めます。褒め損なった子どもには、「ごめんね。」と訴えたくなります。

     「あなたの頑張りを、ちゃんと見ているよ。」と一人一人をじっくり見た後で話を始めます。
     子どもたちは、目で思いを交わすだけで通じるものを感じるはずです。これが信頼関係の始まりです。

     逆に、目が合わない子どもが心配になります。きっと何かがあるはずです。目が合わないからと言って叱っても関係がよくなるわけではありません。まずは、不安を取り除くために、「どうしたの?大丈夫}と声をかけたくなります。

     そして、「私の事をわかろうとしてくれている。」という思いが子どもに芽生えれば、安心・安全につながります。

     不安を取り除き、安心・安全な場をいかに提供できるかは、教師の働きかけ次第です。

     明日も学校に来たいと感じることができたら、不安の解消につながる1日だったと言えるのではないでしょうか。

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  • from: 岐阜のすーさん

    2011年04月05日 04時34分30秒

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    これから起きること

    4月のこの時期には、多くの人が夢や希望をもち、やる気に満ちあふれています。これから起きるであろう事は、予測できないけれど、夢や希望をもつことで、前向き

     4月のこの時期には、多くの人が夢や希望をもち、やる気に満ちあふれています。
     これから起きるであろう事は、予測できないけれど、夢や希望をもつことで、前向きになることができます。
     しかし、現実的に考えると、これから起きることの中には、自分がしたいことばかりではなく、したくない事もあれば、しなければならない事もあります。

     したくない事やしなければならない事が多くなると、夢や希望が現実から次第に離れていくように感じます。
     こんなことをしていたら、夢や希望が叶わないのではないかと不安を感じることもあるでしょう。
     そして、夢や希望をもって生きることを忘れ、現実に起きることに振り回されて忙しく毎日を過ごすことになってしまいます。

     ここでじっくり考えてみたいことは、私たちの過去において、「後から振り返ってみるとあの時のあの辛い体験があったから、今の自分があるのだ。」と考えることがあるということです。

     これからしなければならない事やしたくない事が、ひょっとするとその先の自分にとってどれ程重要な意味をもっていることなのかを予測できません。
     
     私たちは、常に未来を現在という時点から見て、勝手に判断しています。

     未来の「先にある未来」という時点から、未来を過去のものとして見ることができたら、それがどれ程重要な事になっているかもしれないと考えることができます。

     事の意味づけは、どのようにでもなります。したくないと思ったことでもひょっとするとこの「先にある未来」から見るととても重要な事としてとらえることもできます。

     つまり、しなければならない事やしたくない事でも、「ひょっとするとこれから先の自分の人生に役に立つことがあるかもしれない。」と思ってすることの方が、現実の感じ方で判断するよりもやり甲斐をもたせる事ができるのではないでしょうか。

     「物事には、必ず肯定的な意図がある。」・・・・これが先の未来から今を見る視点になります。

     「したくない辛いことであっても、何かきっと役に立つはずだ。」「しなければならないことも、何か意味があるはずだ。」と考えながら、サクサクと事を進めていくことがどれ程重要なことなのかがわかります。

     私たちは余計な事にエネルギーを使ってしまいます。したくないと思えば、事を始める前にその思いを変えるためにエネルギーが必要になります。これでは、する事に使うエネルギーがとられてしまいます。すべてのエネルギーをする事に使うためには、この思いに振り回されず、サクサクと事をする自分を作り出さなければなりません。

     効率よい動きを創り出すことができるのは、この無駄なエネルギーを使わずに事をしている状態にあります。

     愚痴を言ったり、責任を転嫁して逃げ出そうとしたりすることがあるとすれば、それは、無駄なエネルギーを使っているということになります。

     事に集中することなく、無駄口をしながら事を進めているとすれば、それは、無駄なエネルギーの放出でしかありません。

     すべてを受け入れ、「先の未来」から自分を見つめ、「きっと自分にとって何か意味のあることだ。」と価値付けながら、取り組むことができれば、嫌だと思うことが少なくなるのではないでしょうか。

     意味づけをするのは、今の自分です。そして、未来を生きるのも自分です。

     未来を悲観して苦しんでいるのは、今の自分から未来を眺めているからです。「先の未来」から未来を眺めてみたら、悲観することではないかもしれません。
     
     「物事には、すべて必ず肯定的な意図がある。」・・・・どんな意図なのか、それを決めるのは、自分です。
     価値あるものだと決めることができる自分にすることが、未来を楽しく生きるポイントになります。
     
     これから起きることを起きたこととして、「先の未来」から未来を見る視点の当て方をするとこれから起きることが変わって見えます。
     
     悩んだり、苦しんだりする必要がないかもしれません。無駄な時間を費やしているのかもしれません。

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