イギリスは寒くて、霧が立ち込めるうっとおしい日が続いています。このところ、毎日天気予報の時間になると、cold and grey と言う言葉が繰り返されています。
どうやら今年のクリスマスは、ホワイトクリスマスではなくて、グレークリスマスになりそうな気配です。

でも、昨日夜中にshortest day が終わりましたので、今日からは毎日少しずつ日が長くなっていきます。
暗く寒い国に住む人たちにとっては、明るい希望の見えてくる日だと思います。

そして、クリスマス。こちらでは、クリスマスは家族だけが集まって祝うものです。
そのために、昨日から帰省ラッシュが始まっています。
霧のせいで、ここ数日は飛行機も欠航しているので、大変な帰省旅行になる人も出てくることでしょう。
こんなお天気ですので、道路の凍結や深い霧による事故などに気をつけて、お出かけくださいね。私たちも明日から、母の所に向かいます。


クリスマスツリーを別にすると、こちらのクリスマスに付き物の植物はヒイラギ、アイビー、そしてヤドリギです。
クリスマスリースや、暖炉の周りの飾りなどに使われます。

ヤドリギの下でキスをした恋人たちは結婚できるという言い伝えがあることは、ご存知の方も多いでしょうが、由緒ある正しいやり方をご存知でしょうかしら。
戸口や天井からぶら下げたヤドリギの下でキスをした男は、白い実(実際には半透明）を一つちぎり、最後の実がなくなったら、もうそのヤドリギに効力はないと言われています。
そして、いくらキスをしても、クリスマスから１２夜目にそのヤドリギを燃やさないと結婚できないのだそうですよ。

あと、ポインセチア、クリサンサマム、クリスマスローズ、ローズマリーなどもクリスマスの植物で、それぞれに言い伝えがありますが、それはまたの機会に。

では、Merry Christmas !
　　　　　　　　　
　　　　　　　　いいクリスマスをお過ごし下さい。



画像は、大きなブナの樹に寄生するヤドリギ、mistletoe(ミスルトウ）
一本の樹に、こんなにたくさんのヤドリギがついているのは、こちらに来てから初めて見ました。
見上げながら撮った写真ですが、入りきらなかった部分にも、たくさんついていました。