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from: lapisさん
2008年09月02日 07時59分14秒
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9月の庭仕事
イギリスでは、今年もとうとう冷夏のまま夏が終わってしまいましたね。
あまりにひどい天候のため、
ガーデニングの世界でもトラブルが続出で、
RHSでは電話のヘルプラインを設けて相談に応じているそうですよ。
庭でも畑でも、昨夏と同じく植物たちに病気が大発生した夏でした。
うちでも樹齢数十年の桜の木や
10m以上もある大きなエルダーの木が病気に罹り
切り倒す事になって、庭の様子がすっかり変わってしまいました。
いつもならば9月は、夏の名残を惜しみながらも、
秋の訪れを心待ちにする、
そんな微妙に心揺れる月であるはずなのですが、
今年は春から一足飛びに秋に突入と言う感じですね。
昨年のように、インディアンサマーのような天気が
やって来てくれることを祈るのみです。
ガーデニングのカレンダーでは、
秋から新しい年が始まるように思いますが、
9月はその仕事始めの月でもありますね。
暗くて長い冬のあとの春の庭を思い描きながら、
少しずつ準備をしていきましょう。
コンポスト作りをやってみようと思っていらっしゃる方は、
秋から始めるのが一番ですよ。
コンポスト容器や麻袋など必要なものを、
木々の落葉が始まる前にそろえておくといいでしょうね。
9月もやることがいっぱいありそうです。
☆寒い地方では、できるだけ早く耐寒性1年草の種まきをする
(必要ならば、フリースやクロシェで保護する)
☆ウォールフラワーやワスレナグサなどの2年草の苗を定植する
☆コルチカムの球根植え付け
☆秋植え球根を植えつける
特にダフォディルやFritillaria imperialis などは早めに
*チューリップは11月まで待つこと!
☆芝生に小さい球根(クロッカスやフリティラリアなど)を植え込む
*リスが掘り返すのを防ぐために、
植えた球根の上からネットをかぶせるのを忘れずに!
☆クリスマス用の水仙やヒヤシンスを植える
(preparedと書いてある球根を買うこと!)
*こちらではクリスマスに開花時期を合わせるようにした
球根が売られています(室内用)
☆引き続きbedding plants の花がら摘み・水遣り・施肥を
定期的にして、花期が秋まで続くようにする
☆引き続き、種取りをする
☆夏の低温と雨のせいで、徒長したプランツも多いので、
秋の嵐に備えて、支柱の点検をしておく
☆クライマーを植えつけるのに最適の月なので、
植えつける場所を選び、土の準備をする。
☆ダリアも今月はベストの状態になるので、
花がら摘みを忘れず、支柱がしっかりしているかどうか確かめる
毎週の施肥も忘れずに
☆クライミング・ローズ、ランブリング・ローズの花後の剪定をする
(剪定した茎を挿し木にも使える)
☆植えてから3-4年経った宿根草は勢いがなくなるので、
今の時期に株分けをする
☆ミクルマスデージー(アスター)はウドンコ病が発生しやすいので注意!
必要ならば、2週間おきにオーガニックの薬剤を散布する
☆挿し木やさし芽はまだできるので、早めにする
(耐寒性のない宿根草などのさし芽も今のうちに
ヒューシャ、パラゴニウム、ペンステモン、バーベナ、マーガレットetc.)
☆外に出していたハウスプランツを室内に取り込む
☆夏の間にできた芝生のはげた部分に種を蒔いておく
(今なら数週間で新しい芝が生えてくる)
*やり方の詳細を知りたい方は、質問してください。
☆キッチンガーデン
◎ジャガイモの収穫
(掘りあげたジャガイモは乾かしてから紙に包むか麻袋に入れて、
暗い所に保存する)
*ポテトブライトの兆候である茶色い斑点が葉っぱに出ている場合は、
葉っぱをすべて刈り取って、ポテトもすぐに収穫する事!
保存はしないで使い切る。
◎温室のトマトはまだ大丈夫だが、外に植えているトマトは
シーズンも終わりになるので、熟していないグリーントマトも
すべて収穫して窓辺で熟させるか、チャツネなどにする
◎アーティーチョークの収穫
◎コージェット(ズッキーニ)、マロー、パンプキン、スカッシュの収穫
ラナービーン、フレンチビーンの収穫
◎アスパラガスの葉っぱを刈り取る
◎Chinese cabbage、 spring cabbage 、レタス、サラダ用のベビーリーフ、
エンダイヴ、ホウレンソウ、シュンギク、パセリ、チャービルなどの種まき
◎来春用の野菜の種まきの土の準備を始める
(コンポストを混ぜ込む)
◎空いた場所にgreen manure(緑肥)の種を蒔く
*ガーデンセンターの種売り場やオンラインショップでも買えます。
土や蒔く時期に適した緑肥があるので、
始めてみようと思う方は質問してください。
◎プラムの収穫(茶色くなってしまったプラムを木の上や地面に
残しておくと来年の病気の原因にもなるので、すぐに取り除く)
◎ヘーゼルなどのナッツ類の収穫
◎リンゴの収穫も今月から
品種によって、収穫期が違うので注意する
9月に収穫:Discovery, Katja(Katy), Ellison's Orange,
Charles Ross, James Grieve, Egremont Russet, Fiesta など
◎日持ちのする品種のリンゴは、フリーザーバッグにいくつか穴を開けて
準備し、5個ずつ入れて口を閉じ、冷暗所に保存し定期的にチェックをする
(少しでも傷があったりすると、そこから腐るので注意する)
◎チェリーやプラムの収穫後、9月末まで剪定を続ける
(silver leaf diseaseを防ぐために必要!)
◎果樹にwasp trap を吊るす
◎ブラックベリーやオータムラズベリーにネットを掛ける
◎果樹の幹にグリースバンドを巻く
(winter mothを捕えるためーーもうすぐ雌が卵を産みつけるために
登ってくるので、それを防ぐ)
◎引き続き、ストロベリーのランナーの移植またはポット上げ
不必要なランナーは切る
古い葉や枯れた葉も取り除いて、株周りをコンポストでマルチングする
☆池の管理
◎引き続き blanketweedやduckweedを取り除く
◎ホテイアオイやウォーターレタスなど、
水面を覆っているプランツを間引いて数を減らす
◎増えすぎた水草も引き上げて量を減らす
◎枯れたプランツが水中に沈まないように、刈り取る
◎落葉樹の落ち葉が池に落ちるのを防ぐために、ネットを張る
*カエルなどの出入り口を確保するのを忘れないように!
◎冬に備えて、水温が低くなる前に魚に高タンパク質の餌を与えて、
病気に対する抵抗力をつける
(隔日にフレークまたはペレットを、20分以内に亡くなる程度の量を
与える。気温が下がり始めたら、餌の量を減らす)
◎もし、新しく池を作る予定なら、今の時期に準備を始めるとよい
*追加を書き込むことがあるので、時々見直してくださいね
(これはイギリス基準に書いていますので、
日本とは少し違ったところもあります。
内容について質問のある場合はどうぞお尋ね下さい)
画像はAster hervey
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コメント: 全1件
from: lapisさん
2008年09月11日 20時43分15秒
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「Re:9月の庭仕事」
あ、kotokuさんとニアミスみたい。ごめんなさい。
ジニア、可愛い♪
アプリコット色の花っていいですよね!
こちらは相変わらずの雨模様で、降らない日は出かけてしまうので
なかなか庭仕事ができません。
雨の合間を縫って少しずつ、終わりかけた宿根草の株を刈り取って
片付けたり、つるバラの弱剪定をしたり、風雨で倒れた背の高い宿根草の
支柱を補強したり・・・でも、なかなかはかどりません。
挿し木も早くやってしまわなければと思っています。
みなさんはいかがでしょうか。
毎年定番でこのヒューシャ(フクシア)を鉢植えにするのですが、
今年はハンギングにしてみたら、雨にもかかわらずとても元気で
7月からずっと咲き続けています。
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