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from: lapisさん
2009年09月01日 08時21分12秒
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9月の庭仕事
9月になりましたね。
イギリスは、3年続きで夏らしい夏がこないまま秋に突入しそうです。
「いつもならば9月は、夏の名残を惜しみながらも、
秋の訪れを心待ちにする、そんな微妙に心揺れる月であるはず
なのですが、今年は春から一足飛びに秋に突入という感じがします。
昨年のように、インディアンサマーのような天気が
やって来てくれることを祈るのみです。」
・・・上の文は、実は昨年9月初めに書いたものなのですが、
今年もまったく同じような状態です。
以下の文も同じ時に書いたものですが、
今年も繰り返しておきますね。
ガーデニングのカレンダーでは、
秋から新しい年が始まるように思いますが、
9月はその仕事始めの月でもありますね。
暗くて長い冬のあとの春の庭を思い描きながら、
少しずつ準備をしていきましょう。
コンポスト作りをやってみようと思っていらっしゃる方は、
そろそろ準備を始めるといいですよ。
コンポスト容器や麻袋など必要なものを、
木々の落葉が始まる前にそろえておくといいでしょうね。
まだコンポストや腐葉土作りをしたことのない方は、
ぜひこの秋こそチャレンジしてみて下さいね。
コンポストや腐葉土作りをしてみると、自然界の循環する営みを
実感することができると思います。
☆冬までに定着するように、できるだけ早く耐寒性1年草の
種まきをする
(必要ならば、フリースやクロシェで保護する)
キンセンカやニゲラ、poached egg plant(Limnanthes)など
☆ウォールフラワーやワスレナグサなどの2年草の苗を定植する
☆コルチカムの球根植え付け
☆秋植え球根を植えつける
特にダフォディルやFritillaria imperialis などは早めに
*ただし、チューリップは11月まで待つこと!
☆芝生に小さい球根(クロッカスやフリティラリアなど)を植え込む
*リスが掘り返すのを防ぐために、
植えた球根の上からワイヤーネットをかぶせるのを忘れずに!
(普通のネットでは喰いちぎってしまいます)
☆クリスマス用の水仙やヒヤシンスを植える
(prepared と書いてある球根を買うこと!)
☆引き続きbedding plants の花がら摘み・水遣り・施肥を
定期的にして、花期が秋まで続くようにする
↓
ボーダーの花が終わった所に多年草の鉢を置いたり、
プリムラやパンジーなどを植えて秋から冬までの間
花が続くようにする
☆引き続き、種取りをする
☆夏の低温と雨のせいで、徒長したプランツも多いので、
秋の嵐に備えて、支柱の点検をしておく
☆クライマーを植えつけるのに最適の月なので、
植えつける場所を選び、土の準備をする。
☆ダリアも今月は最盛期になるので、
花がら摘みを忘れず、支柱がしっかりしているかどうか確かめる
毎週の施肥も忘れずに
☆クライミング・ローズ、ランブリング・ローズの花後の剪定をする
(剪定した茎を挿し木にも使える)
☆バラの黒点病やさび病の兆候のある葉は、
すべてグリーンビンに入れるか焼却し、下に落ちた葉もすべて
拾って同じように処分する
☆植えてから3-4年経った宿根草は勢いがなくなるので、
今の時期に株分けをする
(ただし、粘土質の土の所では春に株分けする方がよい)
☆ミクルマスデージー(アスター)はウドンコ病が発生しやすいので
注意!
必要ならば、2週間おきにオーガニックの薬剤を散布する
☆挿し木やさし芽はまだできるので、早めにする
(耐寒性のない宿根草などのさし芽も今のうちに
ヒューシャ、パラゴニウム、ペンステモン、バーベナ、マーガレット、コリウス、ロベリア、ネメシア、ファイジェリアスetc.)
☆外に出していたハウスプランツを室内に取り込む
☆夏の間にできた芝生のはげた部分に種を蒔く
(今なら数週間で新しい芝が生えてくる)
*やり方の詳細を知りたい方は、質問して下さい。
☆キッチンガーデン
◎ジャガイモの収穫
(掘りあげたジャガイモは乾かしてから紙に包むか麻袋に入れて、
暗い所に保存する)
*ポテトブライトの兆候である茶色い斑点が葉っぱに出ている場合は、
葉っぱをすべて刈り取って、ポテトもすぐに収穫する事!
保存はしないで使い切る。
◎温室のトマトはまだ大丈夫だが、外に植えているトマトは
シーズンも終わりになるので、熟していないグリーントマトも
すべて収穫して窓辺で熟させるか、チャツネなどにする
まだインディアンサマーのような天気が続くようなら、
付いている花や小さすぎる実は切り取って、
残っているトマトにすべてのエネルギーが行くようにしてやる
◎アーティーチョークの収穫
◎コージェット(ズッキーニ)、マロー、パンプキン、
スカッシュ、ラナービーン、フレンチビーン、スィートコーンの収穫
*スィートコーンはコーンを爪で押してみて、透明な液が出るようならまだ未熟、乳状の液が出るなら収穫OK
◎アスパラガスの葉を根元から刈り取る
◎Chinese cabbage、 spring cabbage 、レタス、サラダ用のベビーリーフ、
エンダイヴ、ホウレンソウ、シュンギク、ミズナ、ミブナ、パセリ、チャービル
などの種まき
◎来春用の野菜の種まきの土の準備を始める
(コンポストを混ぜ込む)
◎空いた場所にgreen manure(緑肥)の種を蒔く
*ガーデンセンターの種売り場やオンラインショップでも買える
土や蒔く時期によってそれぞれ適した緑肥を選ぶ、
今の時期なら、Italian ryegrass、 winter tares 、field beans
などを蒔いておけば春に漉き込める
◎ハーブを収穫してドライハーブにする
◎プラムの収穫(茶色くなってしまったプラムを木の上や地面に
残しておくと来年の病気の原因にもなるので、すぐに取り除く)
◎ヘーゼルなどのナッツ類の収穫
◎リンゴの収穫も今月から
品種によって、収穫期が違うので注意する
9月に収穫:Discovery, Katja(Katy), Ellison's Orange,
Charles Ross, James Grieve, Egremont Russet, Fiesta など
◎日持ちのする品種のリンゴは、フリーザーバッグにいくつか穴を開けて
準備し、5個ずつ入れて口を閉じ、冷暗所に保存し定期的にチェックをする
(少しでも傷があったりすると、そこから腐るので注意する)
◎チェリーやプラムの収穫後、9月末まで剪定を続ける
(silver leaf diseaseを防ぐために必要!)
◎果樹にwasp trap を吊るす
◎ブラックベリーやオータムラズベリーにネットを掛ける
◎果樹の幹にグリースバンドを巻く
(winter mothを捕えるためーーもうすぐ雌が卵を産みつけるために
登ってくるので、それを防ぐ)
◎引き続き、ストロベリーのランナーの移植またはポット上げ
不必要なランナーは切る
古い葉や枯れた葉も取り除いて、株周りをコンポストでマルチングする
☆池の管理
◎引き続き blanketweedやduckweedを取り除く
◎ホテイアオイやウォーターレタスなど、
水面を覆っているプランツを間引いて数を減らす
◎増えすぎた水草も引き上げて量を減らす
◎枯れたプランツが水中に沈まないように、刈り取る
◎落葉樹の落ち葉が池に落ちるのを防ぐために、ネットを張る
*カエルなどの出入り口を確保するのを忘れないように!
◎冬に備えて、水温が低くなる前に魚に高タンパク質の餌を与えて、
病気に対する抵抗力をつける
(隔日にフレークまたはペレットを、20分以内に亡くなる程度の量を
与える。気温が下がり始めたら、餌の量を減らす)
◎もし、新しく池を作る予定なら、今の時期に準備を始めるとよい
☆Wildlife
◎夏の間は自然界に餌が豊富なので、鳥たちの姿が庭から消えて
いましたが、8月下旬からまた戻って来ています。
日が短くなり気温が下がってくると、北からの渡り鳥の数も
増えて来るので餌の補給が必要になります。
冬に備えてこの時期は高エネルギーの餌を用意して下さい。
ピーナツやナッツケーキ(いろんなナッツをラードで固めたもの)
、ヒマワリの種など。
*ピーナツはそのまま与えると喉に詰めて死ぬことがあるので、
必ずワイヤーネットのバードフィーダーに入れて与えること
◎ヘジホグ(ハリネズミ)も冬眠までに栄養補給が必要なので、
餌を準備する
◎ハチの数が異常に減ってしまったイギリスです。
どんなプランツがハチに喜ばれるかを考慮に入れて、
植えるプランツを考えるのも大切なことだと思います。
◎バードテーブルやバードバスをいつも清潔に保つ
◎バードバスや水飲み場の水を毎日取り替える
*追加を書き込むことがあるので、時々見直してくださいね
(これはイギリス基準に書いていますので、
日本とは少し違ったところもあります。
内容について質問のある場合はどうぞお尋ね下さい)
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