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from: lapisさん
2009年11月02日 22時16分07秒
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11月の庭仕事
10月末に初雪の降った昨年と違って、
暖かい日が続いていたイギリスですが、
11月に入って、雨と共に気温も下がってきたようです。
街路樹の色も黄色からセピア色へと変化しつつあります。
すっかり落葉して侘しい冬景色になるのも、
そう遠くはないでしょう。
その前につかの間の木々の最後の饗宴を楽しみたいものですね。
本格的な冷え込みが来る前に、
やっておかなければならない庭仕事がたくさんあります。
12月になると、何かと慌ただしく庭仕事をやる時間も
なくなりそうですから、今月の間に少しずつ片付けていくように
しましょうね。
そして、コンポスト・腐葉土作りに最適の時期だということも
お忘れなく!
☆冷え込みがやって来たら、
いよいよチューリップの球根の植え付け時期ですよ〜!
◎この時期まで待つのは、深刻なチューリップの病気tulip fireを
避けるためと、早くに植えると早く芽が出てフロストにやられて
しまうのを避けるため
(リスの来る庭はチキンワイヤーを張るなどリス対策を忘れずに!)
*同じ場所に数年続けてチューリップを植えている方は、
今年は別の場所を選ぶか、鉢植えにするなどした方がいいでしょう
☆ウォールフラワーをチューリップなどを植えた後に植えつける。
(今ならまだガーデンセンターやグリーングローサリーで
苗を売っています)
☆ダリアやカンナ、グラジオラスなどを掘り上げて、貯蔵する
(暖かい地方では、ダリアはそのままマルチングをするだけでよい
ーーーバークで15cmのマルチング)
☆半耐寒性のプランツを取り込んだり、フリースでカバーを
したりする
☆植えて間のない木や耐寒性のないシュラブなどは、
風除けをしたり、フリースやヘシアンでカバーする
☆ヒューシャ(フクシア)
◎半耐寒性のものは、温室やシェルターに入れ、
夏に挿し木をした苗も葉が落ちたら今年伸びた茎の三分の一を
切り詰めて、冬の間は枯れない程度にほんの少しだけ水遣りをする
◎地植えの耐寒性のものは、
葉が落ちたら今年伸びた茎の三分の一を切り詰め、
必要ならばマルチングやフリースをかける。
☆宿根草の株分け(アスター、カンパニュラ、ルドベキアなど)
☆bare root のバラは、11月ー2月の間に植えつける
1.バラが届いたらすぐに出して、30分ほど水につける
2. その間に穴を掘り、底にコンポストを入れる
3. 接木をしてある部分がちょうど地面の表面に出るくらいの
高さに植えつけて、穴に土を戻す
4. 周りの土をしっかり踏みしめる
5.水遣りをして、コンポストでマルティングをする
◎クライマーやランブラーの剪定、
ハイブリッドティーやフロリバンダもカットバックする
スタンダード仕立てのバラも冬の強風にやられるのを避けるため、
弱剪定をしておく
◎黒点病の広がるのを防ぐために、
バラの落ちた葉はそのままにしておかないで処分する
(カウンセルのgreen binに入れるか、焼却する)
☆シュラブの植え替え
☆日本とは違って、アジサイの花は剪定しないで
冬中残しておくこと!
剪定は来春になってからする
☆引き続き冬用のウィンドウボックスやハンギングバスケットを作る
☆hardwood cutting(硬い部分の枝を使った挿し木)の時期なので、
トライしよう
(willow 、cornus、スモークツリー、レンギョウ、バラなど)
☆温室のある場合は、ポットにスィートピーの種を蒔く
(深いポットを使用)
☆本格的な冬の来るまでに、庭のclear-up を!
↓
コンポストを入れる
*ただし、庭の片隅に枯枝やlogなどを片付けない場所を
必ず作っておくこと!
(小動物や虫たちの冬眠場所を確保するため)
☆クライマーのtidy up
霜にやられて汚くなったつるは剪定をする
(ゴールデンホップや、夏以降に開花するクレマチスは根元まで、
ハニーサクルは伸びすぎた部分を剪定)
☆落ち葉集めと、tidy up
放っておくと、ナメクジや害虫の住処になるので注意
☆引き続き、集めた落ち葉でleafmould (腐葉土)を作る
☆bedding plantsやハンギングバスケットなどの終わったプランツの
tidy up →コンポストに
☆もし、庭にたくさん樹木や花木があるようなら、
シュレッダーの購入を考える
(私は数年前から使っていますが、なぜもっと早くに購入しなかったの
だろうかと思うほどのお役立ちグッズです。
ぐんと早くコンポストや腐葉土ができますよ♪)
☆シュラブや宿根草にコンポストやバークなどでマルチングをする
(約7cmの厚さにしておけばフロストなども防げる)
☆強風に備えて、壁やフェンスのチェックと強化、
若木の支柱のチェックなど
☆今年最後の芝刈りをして、芝刈り機の手入れをしてから片付ける
(先月同様ブレードの高さをを4-5cmにするのをお忘れなく)
*ぺトロール使用の芝刈り機の場合は、
来春に備えてサービスに出すとよい
☆キッチンガーデン
◎引き続き、収穫の終わったものを片付けてコンポストに。
収穫後、よく耕してコンポストを鋤きこむ
◎新しくキッチンガーデンを作るには最適の時期です。
土を耕して、コンポストや完熟堆肥を入れる
(これは新しく花壇の準備をする場合も同じ)
◎春からのcrop rotationを考える(連作を避けるために大切!)
◎果樹の植え付け
◎先月収穫した果実のチェックをして、傷んだものを取り除く
◎日持ちのする品種のリンゴは、フリーザーバッグにいくつか穴を開けて
準備し、5〜8個ずつ入れて口を閉じ、冷暗所に保存し定期的にチェックをする
(少しでも傷があったりすると、そこから腐るので注意する)
◎傷のあるものや風で落ちたものなどは、ピューレーにしておけば、
冷凍庫で数ヶ月保存できる
◎引き続き果樹(リンゴなど)の幹にグリースバンドを巻く
(winter mothを捕えるためーーー雌が卵を産みつけるために
登ってくるので、それを防ぐ)
◎ブラックベリー、秋生りラズベリー、グーズベリー、カラントなどの
枝を剪定する
◎ストロベリーの枯れた葉を取り除く
◎ニンジンやビートルーツなど根菜類の収穫
パースニップの収穫を始める
*ドライコンポストを入れた箱に埋めて冷暗所に保存しておくと
長持ちする、
◎来年蒔くための豆はよく乾燥させて、涼しい場所に保存する
◎引き続きガーリックの植え付け
◎ハーディーなソラマメ(Aquadulce Claudia や The Sutton)や
えんどう豆を蒔く
(必要ならクローシェでカバーをする)
*菜園が広い場合にはAquadulce Claudiaを、
狭い場合には背の低いThe Suttonをお勧めします
◎seakaleにポットなどを被せて、新芽を柔らかくする
(forcing)
◎半耐寒性のハーブにはクローシェなどを被せる
◎冬の間に使うハーブをポットに植えて、
コールドフレーム、window sill、温室などに取り込む、
◎冬用のレタス類をクローシェなどで保護する
◎ブラシカ類(ケールやキャベツ、スプラウティングブロッコリー
など)にネットを張って、ハトの被害を防ぐ
◎引き続きgreen manure(緑肥)の種を蒔く
(winter rye や field beans)
3〜4月に漉き込むとよい
☆池の管理
◎池に直径10cm位の土管などを沈めて、魚の隠れ場所を確保する
◎水温が7度以下に下がったら、魚に餌を与えるのを止める
◎ポンプをクリーニングして、片付ける
◎ネットの落ち葉を取り除く
◎枯れたプランツが水中に沈まないように、刈り取る
(水面の少し上の部分で切る)
◎池に魚を飼っている人は氷よけのpond heater の設置を考えてみても
良いかもしれません。
あるいは、テニスボールなどを水面に浮かべておくとよい
☆Wild life
◎庭の片隅に落ち葉や丸太、石などを集めて積んで置くだけでも
ヘジホグ(ハリネズミ)やカエル、虫たちの冬眠場所になる
◎樹木やシュラブにバードフィーダーを吊るしたり、
バードテーブルを置く
*残りもののパンを与える人が多いが、
パン屑はおなかが膨れるだけなので、もっと栄養分の多いものを準備する
(ヒマワリなどの種、グレイン、ナッツ類、フルーツ&ベリー、
ドライフルーツ、ベーコン、固くなったチーズ、キャットフード、
フルーツケーキやビスケットなどの残り、ラード、Mealworms などなど。鳥の種類によって好みの餌が異なるので、何種類か準備する))
*イギリスの場合、庭にやって来る鳥たちは冬に野生の餌がとれなくなると
死んでしまう場合が多いのです。
昨年の厳冬で種類によっては、非常に数の減っている鳥たちもいます。
夏には餌を与えない人も、冬場だけでも鳥の餌を準備するようにして下さい。
特に急な冷え込みが来たり、雪の降った翌日には餌がとれなくなるので、
庭に餌を撒くなどして頂ければ、うれしいです。
暗くて長い冬の間、鳥たちが庭にやって来てくれるのを見るだけで、
私たちは十分に大きなお返しを受ける事になるのですから♪
◎水の補給も忘れずに!
鳥を庭に呼びたいなら、餌台の設置だけでなく、
水のみ場兼水浴び場を作ること!
常に水浴び場をきれいにして、毎日新しい水に取り替える
◎シェルターな場所を選んで、庭の樹に鳥の巣箱を掛ける
すでに巣箱を設置してある場合は、取り外して巣箱をきれいに掃除して
新しい藁や乾燥した苔などを入れる
☆その他
◎種のカタログを取り寄せる
◎ガーデン・ファニチャーを片付けるかカバーを掛ける
◎フロストでだめになるのを防ぐためにホースなどを
シェッドに片付ける
◎ポットやトレーなども洗って片付ける
*今月も、やるべき事がいっぱいありますが、12月になって
あわてなくて済むように一つ一つ片付けていくようにしましょうね。
*追加を書き込むことがあるので、時々見直してくださいね
(これはイギリス基準に書いていますので、
日本とは少し違ったところもあります。
内容について質問のある場合はどうぞお尋ね下さい)
コメント: 全1件
from: lapisさん
2009年11月17日 04時32分41秒
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「Re:11月の庭仕事」
下に潜ってしまう可能性ありなので、
引き上げておきますね。
11月も半分以上過ぎてしまいました。
やり残している庭仕事・畑仕事はないでしょうかしら。
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