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from: lapisさん
2010年09月01日 07時35分49秒
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9月の庭仕事
9月になりましたね。
日本はまだまだ残暑が続きそうですが、
こちらイギリスは、4年続きで夏らしい夏がないまま
秋になろうとしています。
雨ばかりだった8月も、最後になってようやく青空が顔を出しました。
このインディアンサマーのような天気が少しでも長く
続いてくれることを祈るのみです。
昨年も9月に入った時に書いたのですが、
ガーデニングのカレンダーでは、
秋から新しい年が始まると言えるかもしれませんね。
そして、9月はその仕事始めの月でもあります。
暗くて長い冬のあとにやって来る春の庭を思い描きながら、
少しずつ準備をして行きたいものです。
コンポスト作りをやってみようと思っていらっしゃる方は、
秋は最適のスタート時期になりますよ。
コンポスト容器や麻袋など必要なものを、
木々の落葉が始まる前にそろえておくといいでしょうね。
まだコンポストや腐葉土作りをしたことのない方は、
ぜひこの秋こそチャレンジしてみて下さいね。
コンポストや腐葉土作りをしてみると、自然界の循環する営みを
実感することができると思います。
☆冬までに定着するように、
できるだけ早く耐寒性1年草の種まきをする
(必要ならば、フリースやクローシェで保護する)
キンセンカやニゲラ、poached egg plant(Limnanthes)など
☆ウォールフラワーやワスレナグサなどの2年草の苗を定植する
☆コルチカムの球根植え付け
☆秋植え球根を植えつける
特にダフォディルやFritillaria imperialis などは早めに
*ただし、チューリップは11月まで待つこと!
☆芝生に小さい球根(クロッカスやフリティラリアなど)を
植え込む
*リスが掘り返すのを防ぐために、
植えた球根の上からワイヤーネットをかぶせるのを忘れずに!
(普通のネットでは喰いちぎってしまいます)
☆クリスマス用の水仙やヒヤシンスを植える
(preparedと書いてある球根を買うこと)
☆引き続きbedding plants の花がら摘み・水遣り・施肥を
定期的にして、花期が秋まで続くようにする
↓
ボーダーの花が終わった所に多年草の鉢を置いたり、
プリムラやパンジーなどを植えて秋から冬までの間も
花が続くようにする
☆引き続き、種取りをする
☆夏の低温と雨のせいで、徒長したプランツも多いので、
秋の嵐に備えて、支柱の点検をしておく
☆クライマーを植えつけるのに最適の月なので、
植えつける場所を選び、土の準備をする。
☆ダリアも今月は最盛期になるので、
花がら摘みを忘れず、支柱がしっかりしているかどうか確かめる
毎週の施肥も忘れずに
☆クライミング・ローズ、ランブリング・ローズの花後の剪定を
する
(剪定した茎を挿し木にも使える)
☆バラの黒点病やさび病の兆候のある葉は、
すべてグリーンビンに入れるか焼却し、下に落ちた葉もすべて
拾って同じように処分する
(コンポストに入れないように!)
☆植えてから3-4年経った宿根草は勢いがなくなるので、
今の時期に株分けをする
(ただし、粘土質の土の所では春に株分けする方がよい)
☆ミクルマスデージー(アスター)はウドンコ病が発生しやすい
ので注意!
必要ならば、2週間おきにオーガニックの薬剤を散布する
☆挿し木やさし芽はまだできるので、早めにする
(耐寒性のない宿根草などのさし芽も今のうちに
ヒューシャ、パラゴニウム、ペンステモン、バーベナ、マーガレッ
トetc.)
☆外に出していたハウスプランツを室内に取り込む
☆ヘッジ(垣根)の刈り込みをする最後の月なので、
寒くなる前にトリミングをしておく
☆夏の間にできた芝生のはげた部分に種を蒔く
(今なら数週間で新しい芝が生えてくる)
☆気温が下がるに従って、芝生の伸び方も減るので、
長めに残して刈る
芝刈り機の刃を調節して4cm位の長さにする
(これから冬に向けて、フロストから守るため)
☆冬までにコンポストの上下を入れ替える
☆キッチンガーデン
◎ジャガイモの収穫
葉が黄色く枯れ始めたら、収穫の時
(掘りあげたジャガイモは2時間ほどそのまま広げて乾かしてから土を落として、紙袋か麻袋に入れて、冷暗所に保存する)
*ポテトブライトの兆候である茶色い斑点が葉っぱに出ている場合
は、
葉っぱをすべて刈り取って、ポテトもすぐに収穫する事!
保存はしないで使い切る。
◎温室のトマトはまだ大丈夫だが、外に植えているトマトは
シーズンも終わりになるので、熟していないグリーントマトも
すべて収穫して窓辺で熟させるか、チャツネなどにする
(グリーントマトをバナナと一緒に紙袋に入れておくと、
早く熟す)
まだインディアンサマーのような天気が続くようなら、
付いている花や小さすぎる実は切り取って、
トマトにすべてのエネルギーが行くようにしてやる
◎アーティーチョークの収穫
◎コージェット(ズッキーニ)、マロー、パンプキン、
スカッシュ、ラナービーン、フレンチビーン、スィートコーンの収
穫
*フレンチビーンやラナビーンは出来るだけ長く収穫が続く
ように回数多く収穫して、花が付くようにする
数日毎の水遣りを忘れずに
*スィートコーンはコーンを爪で押してみて、
透明な液が出るようならまだ未熟、乳状の液が出るなら収穫OK
まだ未熟なようなら、あと1〜2週間おく
食べる直前に収穫すること!
◎アスパラガスの葉が枯れたら、根元から刈り取る
◎最後の収穫が終わったら、
刈り取ったプランツはコンポストに入れて、
プロットをきれいに片付ける。
*豆類の地上部はコンポストに、根っこはそのまま残しておく
◎秋蒔きのソラマメの種を蒔く
('Aquadulce Claudia'など耐寒性のある品種)
9月後半から11月末まで
◎Chinese cabbage、 spring cabbage 、エンダイヴ、
ホウレンソウ、シュンギク、ミズナ、ミブナ、パセリ、
チャービルなどの種まき
◎冬用のサラダの最後の種まきをする
Claytonia、winter purslane、landcress、lamb's lettuceなど
耐寒性のあるものを選んで、直播をする。
先月種まきをしたものは、適当な大きさに育ったら外に植えつける
必要ならば、苗にクローシェなどでカバーをする
◎来春の種まき用の土の準備を始める
(コンポストを混ぜ込む)
◎空いた場所にgreen manure(緑肥)の種を蒔く
*ガーデンセンターの種売り場やオンラインショップでも買える
土や蒔く時期によってそれぞれ適した緑肥を選ぶ、
今の時期なら、grazing rye、forage peas、winter tares 、
field beansなどを蒔いておけば春に漉き込める
◎ハーブを収穫してドライハーブにする
◎プラムの収穫
(茶色くなってしまったプラムを木の上や地面に
残しておくと来年の病気の原因にもなるので、すぐに取り除く)
*プラムは冷凍できるので、たくさん収穫した時には
トレーに並べて凍らせてからフリーザーバッグに入れて冷凍
◎ヘーゼルなどのナッツ類の収穫
◎リンゴの収穫も今月から
品種によって、収穫期が違うので注意する
9月に収穫:Discovery, Katja(Katy), Ellison's Orange,
Charles Ross, James Grieve, Egremont Russet, Fiesta など
◎日持ちのする品種のリンゴは、フリーザーバッグにいくつか穴を
開けて
準備し、5個ずつ入れて口を閉じ、冷暗所に保存し定期的にチェッ
クをする
(少しでも傷があったりすると、そこから腐るので注意する)
◎チェリーやプラムの収穫後、9月末まで剪定を続ける
(silver leaf diseaseを防ぐために必要!)
◎果樹にwasp trap を吊るす
◎ブラックベリーやオータムラズベリーにネットを掛ける
◎果樹の幹にグリースバンドを巻く
(winter mothを捕えるためーーもうすぐ雌が卵を産みつけるため
に
登ってくるので、それを防ぐ)
◎引き続き、ストロベリーのランナーの移植またはポット上げ
不必要なランナーは切る
古い葉や枯れた葉も取り除いて、株周りをコンポストでマルチング
する
☆池の管理
◎引き続き blanketweedやduckweedを取り除く
◎ホテイアオイやウォーターレタスなど、
水面を覆っているプランツを間引いて数を減らす
◎増えすぎた水草も引き上げて量を減らす
◎枯れたプランツが水中に沈まないように、刈り取る
◎落葉樹の落ち葉が池に落ちるのを防ぐために、ネットを張る
*カエルなどの出入り口を確保するのを忘れないように!
◎冬に備えて、水温が低くなる前に魚に高タンパク質の餌を与えて
、
病気に対する抵抗力をつける
(隔日にフレークまたはペレットを、20分以内に亡くなる程度の
量を
与える。気温が下がり始めたら、餌の量を減らす)
◎もし、新しく池を作る予定なら、今の時期に準備を始めるとよい
☆Wildlife
◎夏の間は自然界に餌が豊富なので、鳥たちの姿が庭から消えて
いましたが、8月下旬からまた戻って来ています。
日が短くなり気温が下がってくるに従って、北からの渡り鳥の数も
増えて来るので餌の補給が必要になります。
冬に備えてこの時期は高エネルギーの餌を用意して下さい。
ピーナツやナッツケーキ(いろんなナッツをラードで固めたもの)
、ひまわりの種など。
*ピーナツはそのまま与えるとのどに詰めて死ぬことがあるので、
必ずワイヤーネットのバードフィーダーに入れて与えること
◎ヘジホグ(ハリネズミ)も冬眠までに栄養補給が必要なので、
餌を準備する
◎ハチの数が異常に減ってしまったイギリスです。
どんなプランツがハチに喜ばれるかを考慮に入れて、
植えるプランツを考えるのも大切なことだと思います。
◎バードテーブルやバードバスをいつも清潔に保つ
◎バードバスや水飲み場の水を毎日取り替える
*追加を書き込むことがあるので、時々見直してくださいね
(これはイギリス基準に書いていますので、
日本とは少し違ったところもあります。
質問のある時は、どうぞお尋ね下さい。
また、ご自分のお住まいの地域に合わせて、
庭仕事・畑仕事の時期をずらしてくださいね。)
画像はPerovskia
コメント: 全1件
from: aloeさん
2010年09月03日 18時39分43秒
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「Re:9月の庭仕事」
こんにちは
ご無沙汰してました。やっと夏休みも終わりかけになりあともう少しでいつもの生活に戻れそうです。
夏中放置していた庭は多分雨が多かったのでしょうか?殆ど皆無事でした。
落ち着いたら伸び放題の芝刈り、前庭の垣根を刈らなければとちょっと焦っています。
今年はプラムが豊作でした。いつも留守中に食べ頃を迎えるのでちょっと旬を過ぎてしまうのですがそれでも凄く甘くて美味しいです♪
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