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from: lapisさん
2010年11月03日 03時23分53秒
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11月の庭仕事
先月は20日前後に気温が急に下がり、うちの辺りでは
ー2℃という日もあって、例年よりもずっと早い初霜・初氷に
なりましたが、そのあとはそこそこ暖かい日が続いています。
11月に入って、街路樹の色も少しずつ黄色からセピア色へと
変化しています。
すっかり落葉して侘しい冬景色になるのも、
そう遠くはないでしょう。
その前に、つかの間の木々の最後の饗宴を楽しみたいものですね。
日本でも、夏から一気に冬に突入しそうな地方もある
と聞いていますが、皆さまの所ではいかがでしょうか。
この冬も昨年並みの厳冬になるとの予報が出ているようです。
本格的な冷え込みが来る前に、
やっておきたい庭仕事がたくさんあります。
12月になると何かと慌ただしく、庭仕事の時間も
取れなくなりそうですから、今月の間に少しずつ片付けて
いくようにしましょうね。
毎年繰り返していますが、
コンポスト・腐葉土作りに最適の時期だということもお忘れなく!
空から降ってくるお宝を、
そのままにしておく手はありませんぞ!
☆冷え込みがやって来たら、イギリスでは
いよいよチューリップの球根の植え付け時期ですよ〜!
◎この時期まで待つのは、深刻なチューリップの病気
tulip fireを避けるためと、早くに植えると早く芽が出て
フロストにやられてしまうのを避けるためです
(リスの来る庭はチキンワイヤーを張るなど
リス対策を忘れずに!)
*同じ場所に数年続けてチューリップを植えている方は、
今年は別の場所を選ぶか、鉢植えにするなどした方がいいでしょう
☆ウォールフラワーをチューリップなどを植えた間に植えつける。
*チューリップとウォールフラワーはイギリスでは定番の
組み合わせです。
耐寒性がある上に、花色もいろいろあり、香りもいいので
日本でももっと見直されてもいい花だと思います。
(今ならまだガーデンセンターやグリーングローサリーで
苗を売っています)
☆ダリアやカンナ、グラジオラスなどを掘り上げて貯蔵する
(暖かい地方では、ダリアはそのままマルチングをするだけで
よいーーーバークで15cmのマルチング)
*ただし、昨年の寒さではうちの庭では全滅しました。
☆半耐寒性のプランツを取り込んだり、
フリースでカバーをしたりする
☆植えて間のない木や、耐寒性のないシュラブなどは、
風除けをしたり、フリースやヘシアンでカバーする
☆ヒューシャ(フクシア)
◎半耐寒性のものは、温室やシェルターに入れ、
夏に挿し木をした苗も、葉が落ちたら今年伸びた茎の
三分の一を切り詰めて、冬の間は枯れない程度に
ほんの少しだけ水遣りをする
◎地植えの耐寒性のものは、
葉が落ちたら今年伸びた茎の三分の一を切り詰め、
必要ならばマルチングやフリースをかける。
☆混み合っている宿根草の株分け
(アスター、カンパニュラ、ルドベキアなど)
☆bare root(地掘リ苗木)のバラは、
11月ー2月の間に植えつける
1.バラが届いたらすぐに出して、30分ほど水につける
2. その間に穴を掘り、底にコンポストを入れる
3. 接木をしてある部分がちょうど地面の表面に出るくらい
の高さに植えつけて、穴に土を戻す
4. 周りの土をしっかり踏みしめる
5.水遣りをして、コンポストでマルティングをする
◎クライマーやランブラーの剪定、
ハイブリッドティーやフロリバンダもカットバックする
スタンダード仕立てのバラも冬の強風にやられるのを避けるため、
弱剪定をしておく
◎黒点病の広がるのを防ぐために、
バラの落ちた葉はそのままにしておかないで処分する
(カウンセルのgreen binに入れるか、焼却する)
☆クライマーのtidy up
霜にやられて汚くなったつるは剪定をする
(ゴールデンホップや、夏以降に開花するクレマチスは
根元まで、ハニーサクルは伸びすぎた部分を剪定)
☆シュラブの植え替え
☆日本とは違って、アジサイの花は剪定しないで
冬中残しておくこと!
剪定は来春になってからする
☆引き続き冬用のウィンドウボックスや
ハンギングバスケットを作る
☆hardwood cutting(硬い部分の枝を使った挿し木)の時期
なので、トライしよう
(willow 、cornus、スモークツリー、レンギョウ、バラなど)
☆今月はroot cuttingも出来るので、トライしよう
(オリエンタルポピー、シュウメイギク、アカンサス、
シーホリー、エピメヂウムなど)
トライしてみようと思う方は、やり方をお聞き下さい
☆温室のある場合は、ポットにスィートピーの種を蒔く
(深いポットを使用)
☆本格的な冬の来るまでに、庭のclear-up を!
↓
コンポストを入れる
*ただし、庭の片隅に枯枝やlogなどを片付けない場所を
必ず作っておくこと!
(小動物や虫たちの冬眠場所を確保するため)
☆落ち葉集めと、tidy up
放っておくと、ナメクジや害虫の住処になるので注意
☆引き続き、集めた落ち葉でleafmould (腐葉土)を作る
☆bedding plantsやハンギングバスケットなどの
終わったプランツのtidy up →コンポストに
☆もし、庭にたくさん樹木や花木があるようなら、
シュレッダー(+バキューム)の購入を考える
(私は数年前から使っていますが、なぜもっと早くに
購入しなかったのだろうかと思うほどのお役立ちグッズです。
ぐんと早くコンポストや腐葉土ができますよ♪
吸い込んだ砂利や石ころも取り分けてくれます。)
☆シュラブや宿根草にコンポストやバークなどで
マルチングをする
(約7cmの厚さにしておけばフロストなども防げる)
☆強風に備えて、壁やフェンスのチェックと強化、
若木の支柱のチェックなど
☆今年最後の芝刈りをして、芝刈り機の手入れをしてから
片付ける
(先月同様ブレードの高さをを4-5cmにするのをお忘れなく)
*ぺトロール使用の芝刈り機の場合は、
来春に備えてサービスに出すとよい
☆温室のヒーターをチェックし、
バブルペーパーなどでライナーを張る
☆キッチンガーデン
◎引き続き、収穫の終わったものを片付けてコンポストに。
収穫後、よく耕してコンポストを鋤きこむ
◎新しくキッチンガーデンを作るには最適の時期です。
土を耕して、コンポストや完熟堆肥を入れる
(これは新しく花壇の準備をする場合も同じ)
◎春からのcrop rotationを考える
(連作を避けるために大切!)
◎果樹やソフトフルーツの苗木を注文し、植え付けを始める
◎先月収穫した果実のチェックをして、傷んだものを取り除く
◎日持ちのする品種のリンゴは、フリーザーバッグに
いくつか穴を開けて準備し、5〜8個ずつ入れて口を閉じ、
冷暗所に保存し定期的にチェックをする
(少しでも傷があったりすると、そこから腐るので注意する)
◎傷のあるものや風で落ちたものなどは、
ピューレーにしておけば、冷凍庫で数ヶ月保存できる
◎引き続き果樹(リンゴ、チェリー、プラムなど)の幹に
グリースバンドを巻く
(winter mothを捕えるためーーー雌が卵を産みつけるために
登ってくるので、それを防ぐ)
*支柱がある場合には、支柱にも巻くのを忘れずに!
◎ブラックベリー、秋生りラズベリー、グーズベリー、
カラントなどの枝を剪定する
*詳細は「10月の庭仕事を見てください)
◎ストロベリーの古い葉やランナーを取り除く
◎ニンジンやビートルーツなど根菜類の収穫
パースニップの収穫を始める
*ドライコンポストを入れた箱に埋めて冷暗所に保存しておくと
長持ちする、
◎来年蒔くための豆はよく乾燥させて、涼しい場所に保存する
◎引き続き、ガーリックの植え付け
◎引き続き、秋植え玉ねぎの子球の植え付け
('Senshu Yellow, Rader, Autumn Championなど)
◎ハーディーなソラマメ(Aquadulce Claudia や The Sutton)や
えんどう豆を蒔く
(必要ならクローシェでカバーをする)
*菜園が広い場合にはAquadulce Claudiaを、
狭い場合には背の低いThe Suttonをお勧めします
◎seakaleにポットなどを被せて、新芽を柔らかくする
(forcing)
◎半耐寒性のハーブにはクローシェなどを被せる
◎冬の間に使うハーブをポットに植えて、
コールドフレーム、window sill、温室などに取り込む、
◎冬用のレタス類をクローシェなどで保護する
◎ブラシカ類(スプラウティングブロッコリー、ケール、
キャベツなど)にネットを張って、ハトの被害を防ぐ
◎引き続きgreen manure(緑肥)の種を蒔く
(winter rye や field beans)
3〜4月に漉き込むとよい
☆池の管理
◎池に直径10cm位の土管などを沈めて、
魚の隠れ場所を確保する
◎水温が7度以下に下がったら、魚に餌を与えるのを止める
(最近は冬用の餌も売られていますので、
冬でも暖かい日にはそういう餌を与えるのもいいかもしれません)
◎ポンプをクリーニングして、片付ける
◎ネットの上の落ち葉を取り除く
◎枯れたプランツが水中に沈まないように、刈り取る
(水面の少し上の部分で切る)
◎池に魚を飼っている人は氷よけのpond heater の設置を
考えてみても良いかもしれません。
あるいは、テニスボールなどを水面に浮かべておくとよい
☆Wild life
◎庭の片隅に落ち葉や丸太、石などを集めて積んで置くだけでも
ヘジホグ(ハリネズミ)やカエル、虫たちの冬眠場所になる
◎樹木やシュラブにバードフィーダーを吊るしたり、
バードテーブルを置く
*残りもののパンを与える人が多いが、
パン屑はおなかが膨れるだけなので、
冬に備えて高エネルギーの餌を用意して下さい。
(ヒマワリなどの種、グレイン、ナッツ類、フルーツ&ベリー、
ドライフルーツ、ベーコン、固くなったチーズ、キャットフード、
フルーツケーキやビスケットなどの残り、ラード、Mealworms など。
鳥の種類によって好みの餌が異なるので、何種類か準備するとよい。)
*イギリスの場合、庭にやって来る鳥たちは
冬に野生の餌がとれなくなると死んでしまう場合が多いのです。
昨年の厳冬で種類によっては、非常に数の減っている鳥たちもいます。
夏には餌を与えない人も、冬場だけでも鳥の餌を準備するようにして下さい。
特に急な冷え込みが来たり、雪の降った翌日には餌がとれなくなるので、
庭に餌を撒くなどして頂ければ、うれしいです。
暗くて長い冬の間、鳥たちが庭にやって来てくれるのを見るだけで、
私たちは十分に大きなお返しを受ける事になるのですから♪
◎水の補給も忘れずに!
鳥を庭に呼びたいなら、餌台の設置だけでなく、
水のみ場兼水浴び場を作ること!
常に水浴び場をきれいにして、毎日新しい水に取り替える
☆その他
◎種のカタログを取り寄せる
◎ガーデン・ファニチャーを片付けるかカバーを掛ける
◎フロストでだめになるのを防ぐためにホースなどを
シェッドに片付ける
◎ポットやトレーなども洗って片付ける
*今月も、やるべき事がいっぱいありますが、
12月になってあわてなくて済むように
一つ一つ片付けていくようにしましょうね。
*追加を書き込むことがあるので、時々見直してくださいね
(これはイギリス基準に書いていますので、
日本とは少し違ったところもあります。
内容について質問のある場合はどうぞお尋ね下さい。
また、ご自分のお住まいの地域に合わせて、
庭仕事・畑仕事の時期をずらしてくださいね。)
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やらわ、
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コメント: 全4件
from: やらわさん
2010年11月04日 20時21分25秒
icon
「Re:Re:11月の庭仕事」
我が家の庭では、野鳥を無数に飼育しています。
ミミズも
モグラも
蛇も
蜂も
蟻も…
何もかも
たっぷりと住んでます
庭の八重桜の花を塩漬けにして保存しています
来客の時に桜茶を出してます
from: lapisさん
2010年11月04日 05時47分21秒
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「Re:Re:11月の庭仕事」
やらわさん、こんばんは〜。
毎月初めに、その月の庭仕事を書き込んでいますが、
勘違いしないで下さいませ〜!
こんなことすべて私がやっているわけではありませんので。
たくさん書いている中で、皆さんそれぞれの庭で該当することが
あれば、お役に立つかしら・・・ということで、
書き込んでいるだけです。
こんな時間の掛かるあほらしい書き込みは、今月限りでやめよう
と思いながら、すでに3年以上も書き続けています。
でも、もしどこかに1年でも続けてきちんと読んで、
実践して下さっている人が1人でもいたならば、
今頃その人はりっぱな園芸家になっているはずです。
なんちゃって、
アハハ〜、いるはずないわねぇ。。。
やらわさんのお庭は、借景が素晴らしいですね〜♪
そういう環境だと、人工的な庭はまったく不釣合いですよね。
鳥やキツネが遊びに来そうなのどかな雰囲気で、
うらやましい限りです。
「自然成り行き任せの庭」が一番ではありますが、
うちの場合は両隣と裏がよその庭に接していますので、
まったくのほったらかしというわけにも行かないので、
ある程度の剪定や芝刈りはやらざるを得ないのが現状です。
年とともに、庭仕事がきつくなってきていますので、
なんと言っても、ローメンテナンスの庭が理想で、
徐々にそういう庭に移行しつつありますが、なかなか。。。。
イギリスでは好景気だった過去10年ほどの間に、
ガーデニングも「お金を出せば一晩で素敵な庭に早変り」、
といった風潮が主流になってしまい、人々は種から育てる楽しみを
忘れ、日本と同じく農薬・化学肥料を大量に使う農業が続いたため
に、自然破壊も極みまで来てしまいました。
ようやくここに来て、一部の人々が農業やガーデニングの方向転換をし始めたところです。
画像のサンゴミズキ、1週間ほど前に1日だけ晴れた時に撮った
ものですが、今はもうすべて落葉してしまいました。
from: nicさん
2010年11月18日 21時14分42秒
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「:Re:11月の庭仕事」
さくら茶 お祝いの時に頂きますね
両親が元気な時は、毎年5月に津幡の牡丹の花びらを三杯酢に漬けて頂きました
花弁が頂けるのもおつなもの
それにしても みなさんの写真綺麗ですね
秋の楽しみかな
そう 鎌倉彫の先生が 桂の材料がなくなってきてこれからは イチョウ になるとか
まあ 時代のながれなんですかね
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やらわ、 lapis、